2007年度の中3受験生をとりまく動き
近年、学校教育のあり方そのものについて、社会の関心が集まっています。「学習指導要領」の抜本的な見直し、国際基準における学力の低下など、深刻な問題として、各報道機関をにぎわせています。
加えて、少子化傾向が依然として続き、一例を挙げるなら、今年2006年度における大阪府の公立中学校卒業予定者が約71,000人で、1987年の約147,000人の50%を切りました。また、京都府では約半数、兵庫県では40%以上減っています。
高校受験に目を向けると、私立の場合は有名大学進学を売りにする学校に人気が高まる一方、保育士、美容師など就職に直結する専門学校のような「個性」を打ち出す学校も、近年注目の的となっています。
公立高校の場合、この数年のうち、和歌山県では向陽高校に続き、桐蔭高校が中学生(中高6年一貫の生徒)の募集を本年開始しました。2005年の入試から兵庫県が切り替えた内申点の絶対評価など、目まぐるしい動きを見せています。その流れに拍車を駆けるように、2007年の入試、つまりみなさん方の学年から、大阪府公立高校の学区が4学区制に改編されます(詳しくは「公立高校入試のシステム欄」大阪府のページをご覧ください)。
上に述べた社会全般や地域の動きを敏感にキャッチしながら、第一ゼミナールは「進学インフォメーション」などの発信物や資料を通じて、高校受験に直結する最新情報をどこよりも速く、正確にお伝えしていきます。自分の進学を考える時、学校選びをしなければならない時、ぜひ参考にしてください。
進学の意義と認識の見直し
さて、受験勉強で実質的にスタートするに際し、みなさん方に高校進学の意義を改めて考えてほしいと思います。
みなさん方が進学する高校は、英語「education(教育)」の元の意味である「ひき出す」ことが前提となる教育の現場です。ひき出される側(高校生になったみなさんたち)が、その芽(未知数の可能性)をどう育んでいくかは、周囲からいろいろと手をさしのべてくれるでしょうが、最終的には本人まかせとなります(これが小・中の義務教育課程と大きく異なる点です)。
したがって、中学時代とは比べ物にならないくらい自由を保障されるかわりに、自らの判断や責任を持たなければなりません。注意すべき点は、自由の意味をとり違え、具体的な目標や能動性がないと、理解が不十分なままなし崩しになってしまうということです。
約7割の高校生が学習内容を理解できているかどうか疑問であると、教育の現場からずっと指摘されてきました。2003年に実施に踏み切った「(高等学校)新学習指導要領」も、この実情を背景にしたものでした。
さまざまな要因をあげることができますが、中学校と高校との教育のあり方の認識のズレも、そのひとつになっているようです。これから高校受験にのぞむ一人として、高校がどんなところであるかを、前もってよく知っておいてください
自分の「将来設計」が課題となる高校3年間
正直なところ、今のみなさんは高校受験というものを目の前にある階段を一段のぼるくらいにしか考えられないでしょう。しかし、長い人生からふりかえるとき、高校3年間はそれ以後の人生の大きな分岐点となります。
高校進学後、遅かれ早かれ、だれしも将来やってみたいこと、つきたい仕事を思い描くようになります。そして、単なるあこがれにしろ、紆余曲折のすえにしろ、卒業するまでには、次の進路選択を迫られます。
夢を実現させるため、なに(知識・技能・資格)を、いつ(大学在学中・卒業時)、どのような形(認定試験合格)で習得していかなければならないのか?もし身近に教えてくれる人がいれば、足踏みや遠回りをしなくてもすむでしょう。
めざすビジョンと「キャリア教育」
「目的は志望校合格!目標は社会で活躍できる人づくり!!」、これは第一ゼミナールがずっと掲げてきたビジョンです。志望校合格に向け、この1年は教科および受験指導に全力であたっていきます。そして、高校進学後はみなさん方の「道先案内役」となりますから、どんな些細いなことでも気軽にご相談ください。
大学進学の意味と高校3年間の大切さ
さて、高校受験のつぎは大学、もしくはそれに準ずる専門学校への進学、そう考える人が大半だと思います。大学受験に関する詳しい情報は、今後おりふれてご案内しますので、今回は概括的なことだけ述べます。
校の掲示板などに、「大学受験の難易度(目標偏差値)表」が掲示されておれば、一度目をとおしてみてください。高校受験との違いは一目瞭然でしょう。偏差値の(数値の)刻み幅・学校数の多さに、まず圧倒されます。また、同じ大学であっても、理系と文系、学部・学科によって、ずいぶんと難易度が異なります。
では、あらためて問いかけますが、そもそも大学とはどのような教育の場なのでしょうか?
最高学府といわれる大学は、最先端の学問をリードする研究機関であり、次代をになう研究者を輩出する養成機関です。中学校や高校とは大いに異なり、学部・学科・コースなど、一人ひとりの専門分野(研究対象)が細かく枝分かれしていきます。
そして、さきほどの「キャリア教育」と密接なつながりを持ちますが、学部4年間(あるいは大学院へ進学しての数年間)の在籍期間をへて、高度な専門知識を有するスペシャリストとして社会へ巣立っていく、これが大学進学の意味であり、みなさん方大半の青写真となるわけです。
ここで大切なことをつけ加えます。専門家が進めば進むほど、高校時代に充電しておいた基礎学力がものをいうようになる、ということです。
たとえば英語は、どの学部・学科を受験するにしろ、選択の余地のない必要条件に近いものになりますし、大学進学後も単位習得や外国語文献をあつかう上で、ずっと付き合っていかなければなりません。
また、進学後に生きる基礎学力という位置づけから、国公立大学へ進学をめざす場合、いくら文系学部(法学部や経済学部など)だといっても、数学や理科という科目は、選択の幅はあるものの、その第一関門である「センター試験」の試験科目に組み入れられているのです。
中3受験生のみなさん方にぜひ伝えておきたいのは、高校受験があくまで「目標」や一過程にすぎないように、高校進学後には、次の「目標」や過程、すなわち大学受験がひかえているということです。
第一ゼミナールの高校生指導
もちろん、第一ゼミナールは高校受験の意義をちゃんと踏まえた上で、これからの1年間、全力でサポートしていきます。みなさん方は、この資料によって受験のあらましを知り、「志望校合格」に向け、この春から好スタートを切ってください。
そして、以上述べてきたとおり、しくみの異なる高校生活を充実したものにする、また「キャリア教育」および「大学受験」への対応から、高校受験と大学受験を決して分離したものとは考えず、高校受験が縁で接するようになったみなさんの「将来の夢」の実現に向け、腰をすえてとことん応援していきたいと考えます。
高校進学後の学習内容を個々の要望に応じてフォローする「 第一ゼミファロス」、難関・有名大学現役合格を可能にする「第一ゼミユリーカ」など、さまざま学びの場を提供しています。くり返しになりますが、その根底にあるものは「社会で活躍できる人づくり」というビジョンです。
まずはその第一歩、高校受験に向け、これからがんばっていきましょう!
公開説明会(個別学習相談会)学力診断検査・学習アドバイス
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