求められる学習と受験生としての心構え
入試の制度や合否決定のしくみは理解できても、高校入試は自分にとってどんな意味を持っているのでしょうか?学習面はもちろん、生活面さらには一番大事な「心構え」として、どのようなことが求められるのでしょうか?このことが理解できないかぎり、「受験生としてのスタート」は切れませんし、「受験生としての行動」も長続きしません。
そこで、以下に「求められる学習と受験生としての心構え」について説明します。
自分自身の「今後を左右する問題」という気持ちで考えてほしいと思います。
求められる学習(その内容と方法)
日々の学習姿勢と継続が一番大事
受験勉強は、中1〜中3までの全学習内容を範囲とする「入試問題」を突破するための勉強です。つまり、学習内容に学年の偏りがあってはだめなのです。
もし、みなさんが「中学1・2年生の学習を中心にすることが受験勉強だ」と思っているとしたら、それは明らかにまちがいです。
たしかに、事前相談資料として重要視される2学期以降の校内実力テストに向けて、かなり忘れてしまっている可能性の高い「1・2年生単元」に十分な時間と労力をかけることはまちがっていません。しかし、同時に3年生になってから学習する単元が、内申のみを意識した「定期テストのための勉強」になっているとしたら、偏りがあるといわねばならないでしょう。
いま、みなさんが、かりに中学3年生だとして、中3の2学期中間テストの問題で再度テストを受験したとします。そのとき、前回はかなりの得点が取れたのに、大きく得点がダウンしたとしたら、どう考えますか?
「定期テストの前に、もっとしっかりと頭にたたき込むつもりで、十分に準備をしておくべきだった」。あるいは、「テスト後に、もっときちっとやり直しをして、まちがった問題やわからなかった問題を理解しておくべきだった」。必ず、そのように考えると思います(やり直しするためにまた時間がかかるので)。
そこで、みなさんに問いかけます。「あなたは中2の2学期の中間テストで前回と同じ得点を取る自信がありますか?」。もし自信がないとしたら、今の学習のやり方では上で想定した中3生と同じ後悔をすることになります。
どうすればよいのでしょう?その答えは「3段階定着方式」の勉強法です。
すなわち、以下の学習方法と姿勢が不可欠であるということです。
- 定期テスト前・後を問わず、学校から帰ったら、できるだけ早く学習内容について、復習する(この復習は、宿題をやることのみをいっているのではありません。宿題の有無に関係なく、今日学校で習ったことを整理・確認するのです。 ただ、この整理・確認を大変なものと考える必要はありません。要するに、教科書の本文をよく読みなおし、学校のノートも開いてみて意味を理解するとともに、 練習問題があるような教科であれば、もう一度やってみるのもよいでしょう)。
- ただ、理解しようとしたのによくわからないところがあったとき、このときの処理だけは絶対に怠りのないようにすること。その部分にマーク(アンダーラインやチェック)をして、塾や学校の先生に素早く聞くこと、ここがポイントです。
全教科できない場合は、不得意教科のみに絞ってやること。そして、続けることが重要です(さらに質問したところと教えてもらったことを、必ずノートに残しておくこと。後で非常に役に立ちます)。 - 定期テスト勉強計画表を作成し、自分の「理想的な勉強のあり方」を確認して日々の学習のふりかえりを行い、不足した勉強時間や実施できなかった内容をチェックして次の日の学習内容と時間を決定する。
- 定期テスト前には、もう一度各教科の内容を教科書でしっかりと確認するとともに、問題の数をこなすことに注力すること(この時、塾のテキストや定期テスト対策ワークなどを活用しなければなりません。これまで、あなたは活用できていましたか?)。
- 対策授業には必ず出席する。
- テスト終了後にできなかった問題やまちがった問題を必ずやり直し、関係する教科書の部分を十分読みなおしてまちがった問題の回答の横に、「自分が誤解していたこと」や「わからなかったこと」として記入しておくとよいでしょう。
クラブが忙しかったり、つい怠けてしまってできないような場合もあるかもしれませんが、ぜひこの学校内容のリトライの実施をすぐに始めてください。
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