平成20年度は、大阪府の公立高校の普通科が、これまでの9学区制から4学区制へと学区改編されて2年目。 どこの公立高校に人気が集まるのか、私立の併願校としてどの学校を選べばいいのか─関心の集まるところです。 そこで今回は、これからの時期によく目にする高校入試で使われる用語や入試システムをピックアップしてみました。ただし、地域や学校によって、若干ではありますが言い方やしくみが異なる場合がありますので、興味のある高校については、第一ゼミナールやファロスの担当教員にご確認ください。
公立高校
【学区制】
全国の公立高校では、普通科を希望する生徒に対し、居住地をもとに受験可能な高校の区域を定め、その学区をひとつの単位とした入学者選抜を行っています。これを【学区制】といいます。
しかし最近は、全国的に学区の撤廃や統合などの取り組みが進められていて、近畿圏では、和歌山県と滋賀県が学区制を廃止しました。また、学区撤廃はしていませんが、京都府や兵庫県、大阪府のように学区を拡大するところも相次いでいます。
現時点では、京阪神の公立高校の普通科には学区があるので、進学を希望するならば、学区内にある高校から志望校を選択することになります。
【総合選抜】と【単独選抜】

府県によってその選抜方法は異なりますが、基本的には、受験生が学区や学校群に対して出願し、学区や学校群全体の定員にあたる人数を合格者として、志望、通学の便、成績などによって振り分けていく方法を【総合選抜】と呼びます。
受験生は、成績が一定レベルに達していれば確実に公立高校に入学できますが、合格発表のときまで進学先の高校はわかりません。近畿圏では、京都府や兵庫県の一部(宝塚、西宮など)で実施されている方式です。
一方、大学や私立高校と同様に、特定の高校に志願し、受験した高校ごとに選抜する方法を【単独選抜】といいます。難易度はその時々の受験生の人気に左右され、学校間に格差も生じますが、学校の特色も明確になり、生徒が自分にあった学校を選ぶことができます。大阪府や兵庫県の一部(神戸第一・芦屋、神戸第二など)で実施されています。
大阪府の場合
普通科は4学区(平成19年度より)に分かれていて、受験生はそれぞれ該当の学区内の希望する高校に出願する。そして、5教科学力検査の400点と9教科内申点を合計した総合点(倍率タイプ・=665点、・=840点、・=1015点)の上位から募集定員の110%にあたるもののうち、男女別に募集定員の45%を合格者とする。そして、合格者を除いた90〜110%をボーダーゾーンとし、この中から、各高校ごとの選抜基準「第一位」に基づき、募集人数を満たすように合格者の残り10%を決定する。なおボーダーゾーン内において、合否のボーダーで同点者が出た場合は、各校が設ける「第二位」の基準に従って選抜が行われる。
【前期選抜】と【後期選抜】
大阪府が取り入れている入試方法で、受験機会の複数化を図ったものです。
【前期選抜】は[普通科総合選択制高校][全日制単位制高校][総合学科高校][専門高校・専門学科]、【後期選抜】は[全日制普通科高校][クリエイティブスクール]などというように受験できる科や高校がわかれているので、自分のレベルよりも少し高い「行きたい学校」や専門学科を【前期選抜】でチャレンジすることも可能です。
【調査書】
公立高校の合否判定は、全国どの都道府県においても、【調査書】と学力検査の成績を総合して判定されます。
この【調査書】は、府県で多少様式は異なりますが、「各教科の学習の記録」「行動の記録」「出欠の記録」「特別活動の記録」「特定事項および所見」などで構成されています。
左に、大阪府、兵庫県、京都府の【調査書】の扱いについて記しますのでご参照ください(詳細については、各教育委員会のホームページでご確認ください)。


















