学習能力アップ

図のように、処理速度に時間をかけたものが吸収できる情報量・知識量となります。すなわち同じ時間学習した場合、処理能力の違いによって知識量に違いが出てくるわけです。ところが、実は違いはこれだけではありません。
処理能力の高い人は、ストレスを受けにくく学びやすい脳になっているため、長時間学習を続けることができますが、処理能力の低い人は長時間の学習にストレスを感じるため、長く集中を続けることができません。
また学習能力は、「知識量と処理速度を掛けたもの」と定義することができます。
知識というのは、学習の積み重ねから得られるものですから、学習能力は処理速度に比例することになります。

記憶の定着を効率化


ヘルマン・エビングハウスという人は、19世紀におけるドイツの著名な実験心理学者です。
彼は足掛け16年にわたる実験の末に「人間は何かを完全に記憶しても、ただ記憶しただけで《反復学習》をしなければ、時間の経過と共に忘却の一途を辿る」という《忘却学説》を打ち出しました。
このエビングハウスの学説を頭に入れながら、忘却曲線のグラフを見てみると、忘却は学習を終えてからしばらくの間を置いて始まるのではなく、学習直後に急速に進むことがよくわかります。
つまり、忘却を防ぐには、学習したらすぐに復習することが効果的な方法ということになります。
そして、あることを学習して反復学習する場合、1週間後の1時間よりは、10分後、20分後の5分のほうが、記憶を定着させるにははるかに効果が高く大きいのです。またその反復学習も1度の反復よりは、数度の反復を重ねるほうが効果は高く大きいことになります。
読書速度が向上することによって、この反復学習の曲線は右図のように変化することになり、記憶を定着させるための作業効率が格段に上がることになります。
入試でのメリット

小・中学生の読書速度は平均で約400〜600文字/分と言われています。
試験では限られた時間の中で、“問題文章を読み”、“解答を考え”、“答案を作成する”作業を行います。問題文章を読む時間が短縮できれば、それだけ“思考・解答記入”時間が増えることになります。
| 学校名 | (国語) 問題文字数 |
試験 時間 |
文章処理必要時間の内訳 | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 読書速度 | 問題を読む | 思考・解答記入 | |||
| 西大和中学 | 8333文字 | 60分 | 400文字/分 | 約20分 | 約40分 |
| 1200文字/分 | 約7分 | 約53分 | |||
| 清風南海中学 | 7810文字 | 60分 | 400文字/分 | 約19分 | 約41分 |
| 1200文字/分 | 約6分 | 約54分 | |||
| 四天王寺中学 | 6497文字 | 50分 | 400文字/分 | 約16分 | 約34分 |
| 1200文字/分 | 約5分 | 約45分 | |||
| 智辯和歌山中学 | 5810文字 | 50分 | 400文字/分 | 約15分 | 約35分 |
| 1200文字/分 | 約5分 | 約45分 | |||















