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「集中が良くて、分散が悪い」わけではない。その活かし方を見つけてあげましょう!

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「子どもに集中力をつけたい」という悩みをお持ちの保護者さまから、相談を受けることがあります。確かに、集中することは大切です。しかし、「集中力の低さが諸悪の根源、それさえなくせば全部解決」という判断は危ないかもしれません。むしろ、子どもたちが持っている適性がどこに向いているのかを見つけ、活かし方を見つけてあげる方がいいでしょう。

何ごとにも長所・短所があるものです。集中力も同様です。集中しているというのは、ある意味「視野が狭くなっている状態」とも言えます。だからこそ、特定の分野に詳しくなります。勉強をする際にも、部屋の明るさや室温・湿度などの環境や同居者の生活音、外部の騒音など、様々な刺激を体は受けているのですが、集中していると、それらへの反応が薄くなります。学びに没頭し、その他の刺激は意識できにくくなるのが集中している状態です。あまりに集中し過ぎて、寝食を忘れて何かに没頭し続ければ、体を壊してしまうことも当然ありえます。「集中している=良い」という単純なものでは決してないのです。

逆に、集中力がない状態を「分散力を発揮している状態」と表現しましょう。この力を発揮している状態だと視野が広くなります。実際、歩いていても、目に入る様々なものが飛び込んできて、その度に頭を働かせて、組み合わせを考案することで、アイデアに繋げていくという人がいます。会話していても、話が多岐に渡り、広がると言えば良い表現ですが、話題が各方面に飛んでいきます。しかし、そのアイデアを求めて、様々な人が会いに来るのです。

世間で飽き性と言われる人も、実は「分散力」がある人なのかもしれません。飽き性と言われながらも次々とやりたいことを見つけていく姿は、明らかにまた別の「強み=能力」を示しているように思います。

せっかく持って生まれた特徴ならば、その活かし方を考える方がよほど生産的です。何かに集中するのが得意な人は、持ち前の集中力を活かし、何かを極めるのもいいでしょう。分散力がある人は、集中力がある人たちに次々に出会って、そのネットワークを繋ぐ役割ができるかもしれませんし、次々と学びの分野を切り替えて、幅広い知識を有する人にもなっていけるでしょう。自分の強みを自覚し、活かせる人を社会は求めています。

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