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【高校受験】面接対策これでOK!よくある質問と回答例を紹介!

【高校受験】面接対策これでOK!よくある質問と回答例を紹介!

基本的に公立高校だと面接はありませんが、私立高校では面接がある場合があり、合格するためには対策が必須です。しかし、どんな質問をされて、どのような対応をすれば良いか分からず不安を抱えてしまう人も多いでしょう。

そこで今回は高校受験の面接対策について、よく聞かれる質問や具体的な場面を想定しながら、ポイントや注意点を解説していきます。

面接は練習すればかなり上達するので、この記事を参考に対策してください。

高校受験の面接の心構え

具体的な面接対策に入る前に、面接試験の心構えに触れておきます。ここが分かっているだけで、質問に対する自分なりの回答を考えられるようになります。

面接はお子さんを志望校に売り込む時間

高校受験の面接試験は、お子さんを学校に売り込む時間だと意識しましょう。学校が求める生徒像に、いかにお子さんが当てはまっているかがポイントです。

充実した中学時代を過ごし、高校も生き生きと通えるか。それをエピソードとともにアピールするのです。面接は素の自分を見てもらう場ではないので注意が必要です。

丸暗記ではなく面接官との会話を楽しむ

想定される質問の回答を細かく用意して、それを丸暗記する人がいますがこれはNG。当日、棒読みになってしまうし、用意していない質問をされるとパニックになってしまいます。

丸暗記するのではなく要点だけを覚えるようにし、本番ではお子さん自身の言葉で回答を作ると良いです。面接官との会話を楽しむ気持ちで臨みましょう。

答え方は、「結論」→「エピソード」→「再結論」の順で

質問をされたら、まず一言で結論を言います。その後エピソードを展開し、最後に結論し直すと簡潔でわかりやすい答え方になります。

エピソードを最初に話し始めると、何が言いたいのか面接官が分からなくなり印象が悪くなるので注意しましょう。

高校受験の面接でよく聞かれる質問と、回答のポイント

面接でよく聞かれる代表的な質問を把握しておき、回答をあらかじめ準備しておきましょう。これから紹介する質問は、面接において頻出するので必ず押さえてください。

1.志望理由

なぜこの高校を選んだのか、志望理由はまず間違いなく聞かれます。ポイントは、お子さんのやりたいことや目標がその学校の取り組みによって叶うのだと表現することです。

学校見学や説明会に足を運び、パンフレットを読んで、学校の特色を把握しておくことが重要です。「家から近い」といった理由は、「他の学校でも良いのでは?」という印象を与えるので避けましょう。

【回答例】
「私は高校に入ったら、英語を読む力を伸ばしたいと考えています。貴校は、洋書を読む授業を行うなど英語読解に力を入れていて、私の目標と重なるところがあると感じたため志望しました。」

2.中学校で頑張ったこと

中学時代が分かれば、高校に入ってどんな生徒になるか想像できるため、「中学校で頑張ったことがあるのか」はよく聞かれます。部活に入ってなくて何も思い浮かばない場合は、文化祭や体育祭などの学校行事をネタにしましょう。

誇れることをやっていなくても、良い表現に変換するのがコツです。ただ楽しくワイワイやっていただけなら、「雰囲気を盛り上げて、皆の士気を高めた」。黙々と取り組んだなら、「先生のアドバイスを熱心に聞いて、自分なりに試行錯誤を重ねた」など、上手く言い換えてください。

【回答例】
「合唱祭の練習を皆としたことが、一番心に残っています。歌は苦手なのですが、先生のアドバイスを基にクラスメイトと放課後も残って練習するうちに、毎日歌うことが楽しみになっていきました。優勝は逃しましたが、いまだに友達との会話に上るほど大きな思い出になりました。」

3.入学してやりたいことや目標

先々のことについて、どれぐらい考えているかが分かる質問です。語れるような夢がなければ、志望理由や中学時代に頑張ったことをベースに考えると良いです。

また、中学時代から一歩踏み込んで「今度はこうしたい」と付け加えられれば、成長しようとする姿勢が伝わります。目標が決まっていない人は、とりあえず憧れている職業を挙げて「貴校で学ぶうちにやりたいことを決めていきたい」とすれば良いでしょう。

【回答例】
「先ほど、合唱祭が印象に残っていると言いましたが、高校でも文化祭などの行事を頑張りたいと考えております。中学時代は先生の指導を待ってしまうなど受け身がちだったので、高校では主体的に行動していきたいと思っています。」

4.長所・短所

長所はエピソードを交えつつ、「〇〇から褒められた」など他人からの評価であることをアピールすると説得力が増します。

短所は長所を裏返して考えます。例えば長所が「気が利くところ」なら、短所は「他人をよく見るあまり、その人の顔色をうかがってしまう」という具合です。短所を克服するためにどのような努力をしているかも考えておくと良いでしょう。

【回答例】
「長所は、気が利くところです。中学2年生の時、掃除当番で窓のサッシが汚れていると気づいて掃除していたら、先生から「気付きにくい所なのに、よく気が利くね」と褒められ嬉しく感じました。その反面、他人の顔色を気にし過ぎるところがあるので、主張すべき場面では堂々と振る舞うように意識しています。」

5.趣味や特技

この質問でその人の人柄が分かります。しかし、どういう趣味や特技なのかといった回答以上に、それに関するお子さんの説明力を面接官は見ています

魅力は何なのか、どういう経緯で始めたのかを分かりやすく簡潔にまとめられると印象が良いでしょう。

【回答例】
「特技はけん玉です。祖父から教わり、今では祖父に負けないくらい上達しました。練習した分上手になれて、大技を決められたときは凄く嬉しいです。また、祖父と同世代の人たちと交流できるのも、けん玉の魅力だと思います。」

6.得意科目・苦手科目

よく聞かれるのが得意な科目や苦手な科目です。科目全体ではなく、特に苦手な分野を挙げ、それを克服するために何をしているか、どんな努力をしているか、答えられるようにしておきましょう。

【回答例】
「得意科目は国語で、苦手科目は理科です。特に化学の実験とそれに関係する計算問題が苦手なので、試験に頻出の実験を教科書で確認して、同じ問題を繰り返し解く勉強をしています。」

7.気になっているニュース

レベルが高い高校の面接だと聞かれることが多い質問です。ニュースのジャンルは何でも良いですが、選んだニュースについて、自分の意見を言えるようにしておきましょう。日ごろ自分がやっている取り組みを織り交ぜると説得力が増すのでお勧めです。

例えば地球温暖化に関するニュースに触れるとします。その場合、学校で生徒がいない教室の電気や冷暖房を消すよう心掛けているなど、エピソードを入れると効果的です。

【回答例】
「大学入試の共通テストに「情報」が追加されるというニュースが気になりました。特にプログラミング知識は今後ますます重要になるはずなので、学ぶ必要があると思います。いまは、楽しく遊び感覚でできるプログラミングアプリがたくさんあるので、私もまずはプログラミングが好きになるように、空き時間でやっています。」

8.尊敬している人

そこまで頻出する質問ではないですが、答えを用意しておくと安心です。無難なのは歴史上の人物。その人物の特徴や功績を具体的に挙げながら、それらの尊敬する点を考えると、回答が作りやすいでしょう。

業績についてはマニアックな細かいものではなく、教科書に載っている範囲の内容で十分です。それによって学校の勉強にしっかり取り組んでいる印象を与えられます。

一方、答えとして「両親」はあまり良くないです。そもそも両親を尊敬するのは当たり前ですし、ありきたりな回答なので避けましょう。

【回答例】
「徳川吉宗を尊敬しています。享保の改革を成し遂げた力強さと、目安箱設置や洋書輸入の緩和などに見られる柔軟さを兼ね備えている点で、バランスの取れたリーダーだと思うからです。」

面接で注意しておくべきポイント

面接本番で気を付けておきたいポイントを紹介します。焦ってしまいやすいシーンを前もって想定しておけば、落ち着いて対処できます。

集団面接で前の人と回答が被っても焦らない

受験する学校によっては集団面接を受けるかもしれません。複数人同時に面接を受ける訳ですが、前の人と答えが被っても焦りは禁物です。

「先ほどの話と近いのですが」などと前置きして、自分の意見を語りましょう。他の受験生が話しているとき、自然にうなずきながら聞くと好印象です。

想定していない質問には、中学で頑張ったことや趣味に結び付けて考える

当然、面接で用意していない質問が飛び出す可能性もあります。パッと思いつかなければ「少し時間をいただけますか」と断りを入れて、焦らず考えましょう。

中学時代に頑張ったことや趣味と関連させると、エピソードが浮かび答えやすくなります。

身だしなみと立ち振る舞いは、とても大事

ここまで、面接で聞かれる代表的な質問と回答例、そして面接で注意しておくべきポイントを紹介してきました。しかし、当日の見た目や振る舞い方も同じように大切です。

人は視覚の印象が強く残る

人は情報の大部分を視覚から得ています。面接においても身だしなみや姿勢を見られるので、マイナスポイントにならないように気を付ける必要があります。

身だしなみとしては、髪型、服装、持ち物に特に気を付けましょう。髪型の注意点は、男子は耳にかからない長さに散髪してもらい、女子は長髪なら後ろで束ねること。男女ともに前髪が目にかからないようにしましょう。

服装は特に指定が無いなら制服で行きます。できればクリーニングに出したものを着用して、しわや汚れがないか確認してください。

面接中は姿勢を正しく猫背にならないよう気を付け、背もたれに背中を付けないようにしましょう。模擬面接で先生や親など大人に見てもらって、アドバイスをもらうと安心です。

動作はテキパキ、言葉はハッキリ!

身なりだけではなく、部屋に入る時、座る時、退席する時など、動き方にも注意しましょう。ポイントは、複数の動作を同時に行わないことです。「失礼します」と言いながら着席するのではなく、言い終わってから座るなど、1つひとつの動作を丁寧に行ってください。

言葉も大きめの声でハッキリ発声しましょう。ただし焦って早口にならないよう、ゆっくり話すことを意識すると良いでしょう。

まとめ

高校受験の面接対策について解説しました。頻出の質問には回答を準備しておくのが大切ですが、一字一句覚えるのではなく、考えを明確にして自分の言葉で話すように心がけてください。

また、面接中の態度にも気を遣って礼儀正しく自信を持って話すようにしてください。

おすすめなのは学校や塾の先生と面接の練習をすることです。他人の目を通すことで初めて気づく点もありますし、本番を想定した模擬面接を繰り返し行えば、緊張しすぎることなく本番を迎えられることでしょう。

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