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中学生必見!成績が上がらない理由と改善するコツを紹介

中学生必見!成績が上がらない理由と改善するコツを紹介

「塾に通わせているのに中学生の子どもの成績がなかなか伸びない。」
「目指している高校があるのにテストの点数が上がらない。」
「やる気はあるのに結果に結びつかないのはどうして?」

中学生になると、勉強量も増えて学習のレベルも途端に難しくなります。そのため、授業のペースについていけず、成績が伸び悩んでしまう子も珍しくありません。

塾の定期テストなどでは順位や偏差値が明らかになるため、「ほかの同級生と比べてうちの子は大丈夫?」と心配になる保護者の方も多いのではないでしょうか。

頑張って勉強しているのに何で成績が上がらないのか。
親としては心配ですし心が落ち着きません。

この記事では、中学生の成績が伸びない原因と、その解決策について紹介します。
お子さん本人だけではなく、保護者の立場からサポートできることも合わせてまとめました。
成績が伸び悩んでいる中学生の保護者の方は、ぜひ参考にしてください。

中学生の成績が上がらない3つの原因

中学生で成績が上がらない理由は非常にシンプルで、主に以下の3つです。

  • 勉強に対する意欲(やる気)が足りない
  • 勉強時間が足りない
  • 勉強のやり方(コツ)がわからない

自分の子どもに足りていないものを理解し、上記3つを改善できれば成績は必ず上がります。それぞれの原因について順番に解説していきます。

原因1:勉強に対する意欲(やる気)が足りない

中学生の成績が伸びない理由として、そもそも勉強に対してやる気がないことが挙げられます。

自分から勉強をして成績を上げたいという気持ちがないと、勉強時間を捻出したり、勉強のやり方を工夫したりすることも困難です。成績を伸ばすには、まず本人をやる気にさせることから始めましょう。

とはいえ、親が「勉強しなさい」といっても、なかなか素直に聞いてくれないのが中学生。中学生のやる気を上げさせるには少しコツが必要です。どうすれば勉強へのやる気を上げられるのかについては、記事の後半で紹介します。

原因2:勉強時間が足りない

勉強する時間が足りていないことも成績が伸びない理由の1つです。

小学校と中学校では授業で習う量が格段に変わります。テストも、小学校では単元ごとの確認テストのみだったのに対して、中学校では定期テストや期末テストがあります。範囲や科目数も小学校の頃とは比べものにならないくらい広がるため、小学校の頃と同じ勉強時間ではよい点数をとることは厳しいでしょう。

さらに、中学校からは本格的な部活動も始まるため、家庭で学習する時間も限られます。忙しい中学生生活の中でいかに時間を確保し、効率よく勉強できるかが重要となってきます。

原因3:勉強のやり方(コツ)が分からない

やる気もあって勉強時間も取っているのになかなか成績が上がらない時は、勉強のやり方(コツ)が分からないまま勉強してしまっている可能性があります。

勉強はただ時間をかけてやれば効果がでるものではありません。いくらやる気や時間があっても間違った勉強方法だと労力の無駄となってしまうこともあります。

一生懸命やっているのになかなか結果に結びつかないと、せっかく持っていた学習意欲も失いかねません。そうならないためにも早急に正しい勉強方法を知る必要があります。

原因1:勉強に対する意欲(やる気)が足りない場合の解決策

中学生の勉強に対する意欲を上げさせるにはどうしたらよいでしょうか。

元々勉強が好きだったり、将来のことを自分で考えたりできる子でない限り、自分から勉強をやろうという気持ちになることはなかなか難しいものです。

とはいえ親が進学先や将来のことをいっても、中学生にはピンとこないのも確かです。中学生をやる気にさせるコツは以下の通りです。

勉強に対してプラス思考になってもらう

子どもをやる気にさせるのに大切なことは、勉強に対してプラス思考になってもらうことです。なぜなら「やる気」というものは、ポジティブな気持ちから生まれるからです。

勉強が苦手な子は、「本当はやりたくないけど仕方がないからやる」という風に、勉強に対してマイナスの感情を持っています。嫌々やらされているのではなく、自ら進んで机に向かうようなプラスの感情で勉強をすると、成績は驚くほど伸びていきます。

勉強に対してプラス思考になってもらうためには、成功した自分を具体的にイメージさせてみるとよいでしょう。「成績が上がって褒められる自分」や「行きたい高校に合格した自分」などのように、遠い未来ではなく近い未来の姿の方が最初はイメージしやすいものです。

未来の理想の姿を思い浮かべたら、「この姿になるためにはどうしたらいいかな?」と問いかけてみてください。子どもは理想の姿を実現するために、自分から目標を立てて勉強に取り組むようになります。

ずっと先のことは今一つ響かなくても、今勉強すると自分に何かしらのメリットがあると分かれば、勉強に対して自然とやる気を出すようになります。

勉強する環境を変える

勉強する環境(場所)を変えることも、中学生のやる気を上げるのに効果的です。自室で勉強していると、どうしても色々なものが目に入って集中できないというお子様は少なくありません。

また、周りの目がないと誘惑に負けてつい遊んでしまったり、休憩が長くなってしまったりしがちです。塾や自習室など、周りも勉強に集中している環境に身を置くことで、自然と自分も頑張らなければと刺激され、勉強へのモチベーションが上がることもあります。

家庭学習で集中できていないと感じたら、同じ目標に向かって勉強する仲間がいる別の環境を提案してみるのもよいでしょう。

原因2:勉強時間が足りない場合の解決策

何かと忙しい中学生も工夫次第で勉強時間は確保できます。限られた時間をいかに有効に使えるかがポイントです。

では、中学生の勉強時間が足りない場合の解決策を3つご紹介します。

家庭学習を習慣化する

「家に帰ってからなんとなくだらだらしてしまい、なかなか勉強を始められない」

このように勉強を始めるきっかけをなかなか作れない場合は、勉強をルーティンとして習慣化してしまうとよいでしょう。

朝起きてすぐに顔を洗うことや、夜寝る前に歯を磨くことを自然とできるのは、その行動が習慣化されているからです。習慣化するコツはいつも必ず行っていることの前後に勉強時間を入れることです。

例えば、家に帰って晩御飯を食べる前の1時間、お風呂に入る前の30分など。親としても、子どもが勉強する時間が決まっていればガミガミ言う必要もなく見守りやすくなります。

学校の授業をちゃんと受ける

勉強時間を確保するためには、学校の授業をちゃんと受けることも大切です。しっかりと授業を聞いていないと、家で学習するときにもう一度最初から理解し直さなければいけないからです。

日中は授業をしっかりと聞いて、家庭学習として授業の予習と復習をメインにすることで、限られた勉強時間を効率よく使うことができます。

授業でとるノートには、板書されたことだけではなく授業中に先生が話したポイントなどもあわせて書いておくと復習の時に授業の内容を思い返すことに役立ちます。授業時間を無駄にしないよう、日頃の学校の授業からしっかり取り組みましょう。

スキマ時間を有効活用する

限られた時間内で効率よく勉強時間を確保するためには、スキマ時間を有効活用することが大切です。

一日の行動を見直してみると予定と予定の間に「スキマ時間」が必ずあります。別の予定を入れるには足りないけれど何もしないのはもったいないような、10分~30分くらいの時間をぜひ勉強時間に活用してください。

スキマ時間で行う勉強は、短い時間で集中してできる勉強がおすすめです。例えば、英単語の暗記や数学の問題演習など、覚える単語や問題数を決めて時間を計ってやると集中できます。

原因3:勉強のやり方(コツ)が分からない場合の解決策

いくらやる気や時間があっても、間違った方法で勉強していては成果が出ません。正しい勉強のやり方とは予習、復習、アウトプットをしっかりと行うことです。それぞれ詳しいやり方について解説します。

苦手な科目ほど予習をしっかりとやる

予習はこれから授業で習うことを先取りして勉強することで、授業の内容を理解しやすくするために行います。

しかし、授業についていけない子ほど、予習を疎かにしていることが少なくありません。授業の前日に、次に習う教科書の範囲に目を通しておくだけでも、授業のペースについていきやすく理解度が深まります

英語なら単語の意味を調べたり、数学なら実際に問題を解いてみるのもよいでしょう。自分で解いてみて難しかったことや分からなかったことを確認するつもりで授業を受けると、より頭に入りやすくなるのでおすすめです。

習ったことはその日のうちに必ず復習する

予習と同じくらい大事なのが、復習です。人は一度覚えたものでも時間の経過とともに忘れてしまうものです。

みなさんはエビングハウスの忘却曲線をご存じでしょうか。人が一度覚えたことを次に思い出すのに必要な時間を、覚えてからの時間の経過とともにグラフで示したものです。

これによると、一度覚えてから何もせずに1日経過した際の記憶の定着率は34%でした。つまり、人間の記憶というのは、復習をせずに1日放置するだけで、ほとんど忘れてしまっているということ。

記憶にしっかりと定着させるためには、習ったことはその日のうちに必ず復習することが非常に大切なのです。

定着しているかアウトプットの機会をつくる

勉強方法でありがちな失敗のパターンに、インプットだけしてアウトプットを行っていないことがあります。知識を頭に入れるだけではなく、手に入れた知識を引き出して使えなければ本当の意味で実力がついたことになりません。

ノートを綺麗にまとめているだけでは、テストで良い点は取れません。勉強は教科書を読んだりノートをまとめたりするインプットと、実際に問題を解いてみるアウトプットがワンセットで行なわれると効果を発揮します。

間違えてしまった問題には印をつけて、期間を空けてから再度チャレンジしてください。そして、一度正解してもしばらく経ってからまた問題を解くことで、確実に実力を身につけることができます。

中学生の成績を上げるために親ができる支援は?

結局、成績が伸びるかどうかは子ども本人の努力が一番重要となります。とはいえ、親として何もできないのは、もどかしいですよね。

子どもの成績を上げるために親の立場から支援できることは何でしょうか。

成績が上がったら大げさなくらい褒めてあげる

親ができる支援の1つ目は、とにかく子どもを褒めてあげることです。子どもが勉強を頑張って成果を上げたら、少し大げさなくらい褒めることが大切です。

たとえ、目標にしていた成績を達成できなかったとしても「この難しい問題、解けたんだ!すごいね!」や「数学、すごく伸びたね!」など、とポジティブなところに目を当てて褒めてあげてください。

反対に、「今回はダメだったけど次はもっと頑張ろう」という言葉は厳禁。頑張ったのに結果を出せなかったことは、本人が一番理解しており、悔しい想いをしています。このような発言は励ましのつもりであっても、今回の結果は失敗だったのだと子どもに受け止められてしまいます。

「頑張ったけど私じゃ無理だった」ではなく、「私はやればできるのかも。もっと頑張ったら次はもっと点数が取れるかな」という気持ちにさせることが重要です。

子どもをやる気にさせる言葉のかけ方として、Iメッセージで親の気持ちを伝えるのも効果的です。Iメッセージとは、「私」が主語となり、自分自身の気持ちを伝える言葉を指します。例えば、「〇〇が勉強を頑張ってくれていてお母さんは嬉しいよ」など、相手のしたことに対して自分が嬉しく思ったという感想を伝えるのがIメッセージです。

これに対し、「あなた」を主語として話す言葉をYOUメッセージといいます。例えば、「今勉強を頑張れば(あなたが)後で楽になるよ」といった言葉が当てはまります。親はついYOUメッセージで子どもにアドバイスしてしまいがちですが、言われた子どもは「自分のことなのに親に決めつけられた」と感じてしまうことも少なくありません。

Iメッセージであれば、親であるあなた自身の意見となるので、子どもも素直に受け入れられるでしょう。成績が上がることで親が自分の事のように喜ぶと分かれば、子どもは、「もっと頑張ってみよう」とやる気になってくれるでしょう。

家で集中できない場合は塾に通うことも

家ではなかなか集中できていないと感じたら、塾に通うこともいい方法です。

先にもお伝えしましたが、子どものやる気は環境を変えてあげることでプラスになることが多くあります。周りに同じ志を持った同級生が勉強している塾に入れば、自然と勉強への意欲は湧いてくるものです。

もし、学校の授業についていけていないと感じたら、個別指導塾など少人数で個人のペースに合わせて教えてくれる塾がおすすめです。家では誘惑が多くて勉強できないタイプの子でも、塾なら程よい緊張感のもとで勉強に集中できるでしょう。

自分のお子さんがどういう環境であればパフォーマンスが上がるのかを考え、しっかりフォローしてあげてください。

まとめ

中学生の成績が上がらない原因は「やる気」「勉強時間」「勉強方法」の3つにあることをご紹介しました。中学生になって学習のレベルが上がり、子ども自身も何が足りていないか分からないまま、「自分は勉強が苦手」と諦めてしまっている場合があります。

勉強は地道な努力の積み重ねで結果が出るものです。頑張ってもいきなり成績が劇的に伸びることはそうありません。

自分の子どもには何が足りていないのか。勉強や成績に対して子どもはどんな悩みを抱えているのか。時には親の立場からの支援やアドバイスが必要です。成績が伸びなくて悩んでいる中学生の子どもをお持ちの保護者の方は、「勉強しなさい」などの安易な言葉で学習を促した気にならず、しっかりとサポートしてあげてください。親子という関係上、難しい場合は、学校や塾の先生に相談してみてくださいね。

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