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学習塾の冬期講習って参加するべき?高校受験を控えた小6・中1・中2向け

学習塾の冬期講習って参加するべき?高校受験を控えた小6・中1・中2向け

「冬期講習の目的がよくわからない…」
「周りの友達は冬期講習に参加するけど何で行くんだろう…」
「高校受験に向けて行動するには早すぎるんじゃない?」

上記のような悩みを持っているご家庭もいるのではないでしょうか。
お子さんが塾に通っていない場合は、学習塾の冬期講習に参加するべきなのかどうか、いまいち理解できませんよね?

この記事では、冬期講習の内容や目的、小学6年生・中学1年生・中学2年生の各学年ごとの冬期講習を受けるメリットなどをわかりやすく解説していきます。

冬期講習が実施される理由

冬期講習は、1学期と2学期の「わからない」を解消して、3学期からの学習内容を理解しやすくする準備のために実施されます。

勉強は「わからない」が積み重なるとどんどんやる気が無くなってくるものです。冬休み前までの復習に力を入れている学習塾では、冬期講習に参加することでわからなかった部分を講師に教えてもらって、過去理解できなかった問題をクリアにすることができます。

予習に力を入れている学習塾では、冬期講習に参加することで事前に授業で出てくる範囲を勉強できるため、授業の理解度も深まり周りのライバルに差をつけられることでしょう。

冬期講習とは

冬期講習とは名前の通り、冬期=冬休みの間に学習塾で行われる短期間の集中講習のことです。一般的には、学習塾の通常授業と分けて開催されることが多くあります。

それではもっと具体的にどういう講習なのか、見ていきましょう。

学習内容

冬休み前(1学期、2学期)までの復習、冬休み後(3学期)の予習が主な学習内容になります。復習に力を入れている学習塾と予習に力を入れている学習塾があるので、冬期講習を受ける子どもにどちらが必要なのか、どちらが合っているのかを判断して参加する学習塾を決めましょう。

開催期間

12月下旬から1月上旬にかけて、冬休み期間の約2週間で行われます。

毎日開催されるのか、参加する日程を選択できるのか、三が日がお休みかどうかなど、塾によって開催日程が異なるため申し込む前に確認しましょう。

申込期間

申込期間は、11月末~12月中旬までとしている学習塾が多いようです。
ただし、期限を過ぎても冬期講習の期間中は申し込みを受け付けている学習塾もあります。

特に個別授業は集団授業とは異なり、生徒一人ひとりに応じた学習プランを個別に組むため、期間の途中からでも指導を受けることができます。集団授業の場合は、期間中のカリキュラムが最初から組まれているため、途中参加だと授業についていけない恐れがあるため注意が必要でしょう。

学習科目

以上の5科目が基本的な学習科目です。

  • 国語
  • 数学、算数
  • 理科
  • 社会
  • 英語

それぞれの科目でどんな内容を学習するのかを事前に公表している学習塾もありますし、中には受講する科目を選択できる学習塾もあります。

費用の相場

受講する科目やコマ数によって異なりますが、冬期講習は大体以下の金額で通うことができます。

  • 集団授業:約2万円~7万円
  • 個別授業:約3万円~10万円

高校受験に向けて!学年別でみる冬期講習のメリット

小学6年生・中学1年生・中学2年生で高校受験の対策をするには早いと思っている方も多くいらっしゃるかと思います。

確かに本格的に高校受験の対策授業に取り組むのは中学3年生からですが、公立高校を受験する場合は、中学1年生、2年生の定期テストの成績が内申点に影響します。
志望校が公立高校なら内申点が合否に関わってきますので、この学年から高校受験を視野に入れても決して早くはありません。

ここでは小学6年生、中学1年生、中学2年生のそれぞれのメリットについてご説明します。

小学6年生で受講するメリット

中学受験をしない子どもでも冬期講習を受講するメリットがあります。学校の授業の復習や苦手科目の克服が主な目的となりますが、それは単に学力アップだけではありません。

小学生と中学生では勉強内容は大きく異なります。小学校で積み残している苦手分野は中学校に上がる前に解消しておくことで、勉強に取り組みやすく理解もしやすくなるでしょう。

冬休み期間はクリスマスや大晦日、お正月など楽しみなイベントがたくさんありますので遊んで過ごしてしまう子どもも多くいるでしょう。
その中で、小学生のうちに「勉強する習慣」を身につけておくことで、その先に待っている高校受験を乗り越えるための勉強の意識が構築されるのです。

また、小学6年生の冬期講習会では、中学の学習につながる重要単元の復習をする学習塾が多いため、中学での好スタートを切るためには、受講をおすすめします。中学で好スタートを切れば、その自信と基礎力を持って中学3年間を過ごせるので、高校受験のためのアドバンテージを先に得ることになるでしょう。

中学1年生で受講するメリット

中学1年生では応用して問題を解くことも少ないので理解がしやすい分、中学2年生からわからない部分が増えて勉強が苦手になってしまうケースがあります。冬期講習で1、2学期の総復習として基礎を固めておくと、今後の授業内容の理解が早くなります。

特に2学期は授業のスピードが早くなるため、1学期までは理解できていても、急に授業についていけなくなってしまった、ということも少なくないでしょう。中学1年生でつまずいてしまうと、リカバリーすることは非常に難しくなります

高校受験に向けて、早い段階から冬期講習を利用して苦手意識を解消するのは効果的と言えるでしょう。

中学2年生で受講するメリット

冬期講習に参加するメリットは中学1年生と大きな違いはありませんが、いよいよ翌年度は高校受験が目前と迫る中学3年生。

この時点で通いたい高校がまだ決まっていない子どももいると思いますが、いざ高校受験の時には偏差値の高い高校でも目指せるように、出来る限り早い段階から受験対策することが必要になります。

受験本番の中学3年生になる直前の冬期講習に「自分の学力だと、どの高校に合格できるのか」を冬期講習を通じて知ることができ、志望校を決める良いキッカケにもなるでしょう。

中学2年生の冬だからこそ、これまでの勉強の理解を定着させ、高校受験に向けて新しい知識を取り入れる準備をしましょう。既に受験対策に取り組んでいる子どももたくさんいるので、学力面だけではなく精神面でも安心できるように、このタイミングで冬期講習を検討してもいいでしょう。

塾を選ぶときの4つのポイント

学習塾といっても特徴や指導方針は様々です。

それぞれの学習塾を調べる際は、以下のような点に注目してみてはいかがでしょうか。

1.    個別授業?集団授業?

学習塾は主に「個別授業」か「集団授業」かの2種類に分けられます。

個別授業は、講師1人に対して生徒が1人~5人ほどの少人数制の授業で、集団授業は、講師1人に対して生徒が10人~30人と多人数な授業になります。

個別授業のメリット

少人数の授業のため講師の目が届きやすく、生徒一人ひとりの学習レベルやスピードに合わせて丁寧に指導してもらえます。

集団授業に比べて生徒と講師のコミュニケーションが取りやすく、信頼関係を築きやすいのも個別授業の良いところでしょう。

個別授業のデメリット

講師1人に対して生徒の人数が少ないため、集団授業と比べて費用は高額になります。

また、同じように勉強をする空間にライバルが少ないため競争心が薄れてしまう点はデメリットと言えるでしょう。また、いつでも講師が側にいることは質問のしやすさとなりますが、すぐに講師に聞いてしまう、という悪い癖がついてしまう生徒もいます。

こんな子どもにオススメ!

大人数の前で質問することが苦手

→生徒数が少ないため集団授業に比べると質問がしやすい。

習い事や部活動で忙しい

→曜日や時間を自由に選べる特徴があるため予定と調整がしやすい。

集団授業のメリット

1つの教室で同時に多数の生徒が同じ授業を受けることでいい刺激になります。仲間でもありライバルでもある存在のおかげで競争心が芽生え、意欲的に勉強に取り組めるのが特徴です。また、個別授業と比べると費用は割安です。

集団授業のデメリット

学校の授業と同じ授業スタイルであるため、引っ込み思案な生徒は自分の主張がうまくできず発言できなかったり、緊張して質問をできなくなることもあるでしょう。

個別授業と違って、生徒一人ひとりの学習速度に合わせて進んでくれないので、授業についていくことが難しくなる恐れがあります。

こんな子どもにオススメ!

黙々として周りの目を気にしない

→自力で勉強ができ、わからないところを積極的に質問ができる。

負けず嫌い

→同じ教室にいる他の生徒に負けたくないと思うことで、勉強へのやる気につながる。

2.    学習塾までの距離

家から学習塾までの距離は、意外と大事なポイントです。通うのに時間がかかってしまうと、それだけで疲れてしまい勉強どころではなくなります。

体力のない子どもは特に気にしてあげる必要があります。距離で子どものモチベーションが下がってしまわないよう、家から通いやすい学習塾を選びましょう。

3.    費用で選ぶ

学習塾に通うのにはまとまったお金がかかります。

面倒見がよく対応がいい、合格実績が豊富、教師のスキルが高い等の特徴を持つ学習塾は費用が高くなることも。

もし家庭の負担になるようであれば、費用を抑えた方が良いでしょう。教材費などの費用が授業料とは別途で設定されているケースもあるので、全体でかかる費用がいくらになるのか事前に確認しましょう。

4.    雰囲気で決める

ホームページを見ると雰囲気が優しそうだったのに、実際に参加してみると講師がスパルタだった、なんて話はよくあります。

理由がない限りは1つの塾に固執するのではなく、複数の体験授業を受けて子どもとの相性を事前にみておくと塾選びの失敗リスクが減ります。既に学習塾に通っている友達がいれば、本人やその親御さんから評判を聞いてみるのも良いでしょう。

また、特に冬の寒い時期は、新型コロナウイルスだけではなくインフルエンザやノロウイルスなどの感染症が流行しやすくなります。感染症対策がしっかりとされている塾なのかも確認しておきましょう。

こんな子どもに冬期講習がオススメ!

それでは最後に冬期講習を受けるべき、子どもの特徴を紹介します。

子どもに冬期講習をすすめる際の注意点も紹介しますので、参考にしてください。

1学期・2学期の授業でつまずいた

冬期講習を受講する目的のひとつとして、冬休み前までの学習内容をしっかりと理解することが挙げられます。

1学期、2学期と学校の授業内容を深く理解していない場合でも、冬期講習に参加することで学んできた勉強内容を改めて復習することができ、以降の授業がスッと頭に入りやすくなります。

前半に少しつまずいた子どもでも、冬期講習を受けることで遅れた分を取り返すことができます。

1人で勉強するのが苦手

自主的に勉強に取り組むのが苦手な子どもも多いでしょう。
そういう子は家で集中出来ないタイプが多いので、なかなか机に向かうことができません。

その点、冬期講習に通うと期間中は決められた場所で一定の時間を勉強することになります。強制的に勉強モードに切り替わるので1人ではモチベーションが上がらない子におすすめです。

さらに自身では解決できない問題もその場で講師に教えてもらうことができるので、「問題が解けないからもう嫌だ!」というようなネガティブな感情はなくなります。

子どもにきちんと相談する!

「こんなにメリットがたくさんあるならうちの子も冬期講習に参加させたい!」
と思っていても、子どもに無理強いしてはいけません。

親の意向だけで子どもを通わせると、かえって勉強への意欲が下がってしまう恐れがあります。

どんな目的で参加するのか、参加するとどんな良いことがあるのか、子どもが「参加してみたい!」と思えるように、きちんと説明してあげましょう。

まとめ

冬期講習は冬休みの期間に学力レベルをアップさせるのが目的です。

高校受験対策はまだ早いと思っていても、このタイミングで勉強するメリットは多く、対策にはうってつけの時期なのです。子どもの個性をみてあげて、学習の目的を明確にしてあげましょう。子どもにあった学習塾を選んであげれば、冬期講習の成果はさらに上がることでしょう。

冬期講習に参加するかどうか、この機会に一度ご家庭で話し合ってみてください。

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