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小学生必見!成績をあげるキッカケになる「公開テスト」とは!?

小学生必見!成績をあげるキッカケになる「公開テスト」とは!?

今塾に通っている方や、中学受験を検討されているご家庭なら、「公開テスト」という言葉を耳にしたことはあるのではないでしょうか。

「そもそも公開テストとは何なのか?子どもに受けさせるべきなのか?」と気になる方も多いことでしょう。この記事では公開テストがどのようなテストなのかとそのメリット、受ける前の心構えや受けた後の復習の仕方について紹介します。

公開テストとは

公開テストは塾に通っている方だけが対象ではなく誰でも受けられるテストです。受験することによって、広範囲の地域や多くの受験者の中での自分の偏差値や順位を知ることができます。

公開テストの種類や対象学年にもよりますが、小学校高学年であれば値段はおよそ3,000~6000円程度で受けることができます。塾によっては無料で公開テストを実施しているところもあります。

塾生以外でも誰でも受けられるテスト

公開テストは学校のテストとは関係なく、塾が定期的に実施している学力を計測するテストです。

日ごろの塾内のテストであれば、同じ塾の生徒しか受けないため、そこでの順位しかわかりません。しかし公開テストは塾生と一般外部生が受けるため、より詳しい自分の学力の位置がわかるなど、さまざまなメリットがあります。

公開テストの魅力は、入塾していなくても受けられること。「中学受験は考えていないけど、力試しとして受けてみたい」や「成績をあげるために、まず何をしたらいいかわからない」、「志望校に合格できるのか、今の実力を知りたい」といった方におすすめです。

公開テストの中には、志望校判定テストもあります。近しい偏差値の学校を目指す受験生たちの中で、自分の順位や合格率を知ることができるため、より現実的な数字を知ることができるでしょう。

公開テストの結果次第では、志望校を考え直すきっかけになるかもしれません。行きたい中学校が決まっている方は、開催している塾の公開テストを調べてみましょう。

公開テストのメリット

公開テストは、自分の学力を分析できたり良問に出会えるなど、たくさんのメリットがあります。

これらは中学受験を考えている方はもちろん、中学受験をしない方にとっても、現在の自分の実力がどのレベルなのかを知れるチャンスでもあります。気になる方は、ぜひ受験をご検討ください。

試験本番の雰囲気や過ごし方に慣れる

公開テストを受けることで、独特な受験本番の雰囲気に慣れることができます。

普段の勉強だとスラスラ解けていたのに、緊張で時間配分を間違えたり効率の悪い解き方をしてしまう、という場合もあるでしょう。

本番さながらのテストを実際に経験することで、それが次回のテストで活きてきます。受験本番で自分が持っている力を発揮するためにも、今から受けておくことをおすすめします。

自分の位置がわかる

学校のテストや普段の塾内のテストでは、身近な同級生の間での順位しか分かりません。

しかし、公開テストは学校やクラスの垣根を超えて、広範囲の地域の小学生の中で自分がどの学力レベルなのかを、順位や偏差値で知ることができます。

「いつも社会は高得点だから安心していたけれど、公開テストの結果は平均点が高いし、順位も真ん中だから油断できない。」など客観的な分析が可能になります。 

得意や不得意を分析できる

公開テストを受けることで、自分の得意な分野、不得意な分野を分析することができます。

テストを受けた数週間後に結果が届き、各教科の分野ごとに「説明文が得意」「算数の図形問題が苦手」などの傾向を教えてくれます。自分の得意や不得意を分析することで、「苦手だった図形問題に優先して取り組もう」など効率よく勉強することができます

良問の宝庫

公開テストは、良問の宝庫です。なぜならば、公開テストは受験のノウハウを蓄積したプロが作成しているからです。

これまでの入試の傾向を踏まえて公開テストを作っているため、入試にはあまり登場しないような奇問や、特定の知識がないと解けないような変わった問題は少なく、入試対策にぴったりです。

公開テストで知っておくべき大事なポイント

公開テストを受験する際、気を付けるべきポイントがあります。

中学入試、さらにはその先の高校入試にも活かせるよう、具体的に策を見ていきましょう。

5年生中盤からは偏差値が動きにくい

5年生中盤からは、どれだけ勉強を頑張っても偏差値が変わりにくい時期があります。これは中学入試が目前にせまり、小学生が本気を出すためです。

逆に小学4年生までは公開テストを受ける母数が少ないため、少しの差で偏差値が上下します。いずれにせよ、「こんなに頑張ったのに全然上がらない!」と焦ったり、「ちょっとしか勉強していないけど偏差値が高いので安心!」など慢心したりせず、あくまで参考程度にとどめておくとよいでしょう。

以下のように、中学受験をしない小学生にも学年別に様々なメリットがあります。

受験メリット
小学低学年学習に対する意欲が芽生え、一人ひとりの学力が伸びてくる時期です。テストで「できた」ときの喜び、達成感を得ることができます。また、小学校の学習内容を掘り下げ、発見やひらめき、知識欲を刺激することで、さらなる学習意欲を引き出すことができます。
小学中学年学力の差が目に見える形になってくる時期です。基礎が正しく蓄積され、新しい単元を学習する土台があるかが問われます。小学校では学年をまたいで学習内容を振り返る機会はなかなかないもの。継続的に受験することで学習単元の積み残しを防ぐことができます。
小学高学年単元にとらわれない複合問題や本格的な文章に触れることで、中学進学後を意識しての総復習を深めることができます。小学校内容は、中学校課程の基礎となり、高校・大学受験につながります。テスト受験とやり直しを契機に、基礎学力を完成していってください。

公開テストによって偏差値が異なる

受験する公開テストの種類によって、偏差値が異なる場合があります。なぜならば、公開テストの中には、受験する小学生の学力レベルが高いテストもあるからです。

「この公開テストでは偏差値70台だったのに、他の公開テストでは偏差値60台だった」ということもよくある話です。数字だけを見て焦ることのないよう気をつけましょう。

正答率に注目する

偏差値も大事ですが、公開テストで注目するべきは正答率です。正答率は問題ごとに公開されており、受験者のうち何%の人が解けたのかを表しています。

正答率が10%を下回るような、ほとんどの人が解けないような問題が正解していなくても仕方ありません。しかし、正答率が90%など、みんなが分かる問題で間違えていたら要注意

受験は数点の差で合否が決まることもあるので、他の受験生が解ける正答率が高い問題は必ずクリアできるよう徹底的に復習しておく必要があります。

定期的に受験する

公開テストは、1度だけではなく定期的に受験することをおすすめします。なぜなら、1、2回の受験では、本当にその結果が正しいのか確証がもてないからです。

たとえば「直前に見た問題集と、似たような問題が出た」「たまたま苦手な分野ばかり出題された」という場合があります。自分の本当の実力を知るためにも、定期的に受験することをおすすめします。前回からの成長度も見えて、やる気にもつながります。

結果に一喜一憂しすぎない

公開テストの結果に一喜一憂しすぎないよう気をつけましょう。

なぜならその日の体調や緊張度、問題との相性によって、結果が変わってしまうことがあるからです。よい結果が出たと油断したり、悪い結果だから悲観的になって嘆いてばかりいたら、勉強に影響が出てしまいます。

本番の入試に向けて集中力を高めるためにも、結果は参考程度にとどめておき、一喜一憂しすぎないように心得ておくことが大事です。

公開テスト受験後にするべきこと

公開テストは、ただ受験したら終わりではありません。良い点をとることよりも、受けた後が大切。間違いは「伸びしろ」であり、できなかった内容をどのように復習するのかが、成績向上への鍵になります。

とはいえ、誰もが解けないような超難問の復習に時間をかけても、効率はよくありません。ここでは、公開テストを受けたあとにするべきことを紹介します。

まずは、目標の偏差値を確認しましょう。

その後、目標とする偏差値から注力すべき復習範囲を決めます。たとえば、偏差値70を目標とするなら正答率15~20%、偏差値60を目標とするなら正答率50%が目安です。偏差値70を目指しているのに正答率40%の問題で間違えるなど、解けていて当たり前なのに不正解だった問題を復習してください。

間違えた問題の印つけ

公開テストは、問題ごとに正答率が掲載されています。間違えた問題や、正解したけど自信がない問題をチェックしてください。そして、目標とする正答率を上回る問題を中心に、赤ペンなど目立つ色で印をつけて確認していきましょう。

印をつけながら、「算数は図形問題の公式を覚えないとまずいな」や「理科は目標とする正答率の問題はほぼ解けているな」など自分の傾向も分析できるとなおよいです。印をつけた問題や科目から始めると、効率よく復習できます。

間違えた理由を分析する

間違えた問題に印をつけたら、その理由を分析しましょう。ひとことに間違いといっても、「計算を間違えてしまった」という単純なものから、「記述問題の説明に手間取った」というケースまでさまざま。

間違えた理由がわかれば、次はこうしようと対策を練ることが可能です。どうして間違えてしまったのかよく分析して、同じ失敗をしないように気をつけましょう。

誤答ノートへ集約する

間違えた問題は、プリントアウトして誤答ノートにまとめることをおすすめします。どれほどすばらしい参考書でも、自分が間違いやすい問題だけを厳選したものはありません。

効率よく復習できるよう、間違えた問題や分析結果、次への対策をまとめた誤答ノートを作りましょう。本番の入試会場にこのノートだけを持っていく方もいるほどです。

自分専用の誤答ノートはどの参考書よりも価値があります。入試直前はもちろん、定期的に見直して復習してください。

まとめ

公開テストは、上手に使えば志望校に大きく近づけるテストです。中学受験を考えている方、予定していない方であっても、自分の学習を分析し、何をすればいいかが分かるいい機会になります。

公開テストは入試本番ではないので、間違えてもいいのです。間違いはお子様の「伸びしろ」。良い点を取ることよりも、受けること自体が大切なのです。

通塾していなくても無料で受験できる公開テストもありますので、小学生の子どもがいるご家庭は検討してみてください。

本記事で解説した受験するときの心構えや、受験した後の利用方法を参考にしていただき、公開テストのメリットを最大限に活用できるようにしましょう。

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