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成績が良い子の親の共通点とは?家庭で子どもの学力を伸ばすコツを解説!

成績が良い子の親の共通点とは?家庭で子どもの学力を伸ばすコツを解説!

「我が子の成績を伸ばしたいけど、成績が良い子の親はどんなことをしているのだろう…」と悩んでいるご家庭は多いのではないでしょうか。

小学生は、なかなか集中力が続かなかったり、興味・関心があることにしか取り組まなかったりします。机に向かわせるまでにも一苦労です。

成績が良いご家庭を見ると、「うちの環境で子どもの学力を伸ばすのは難しいのかな」と感じてしまうこともあるでしょう。

しかし実際は、子どもへの関わり方や、勉強への導き方をちょっと変えるだけで、成績を向上させることができます。

成績が良い子の親は、家庭内で子どもの成績を伸ばすための「ひと工夫」をしているのです。

この記事では、成績が良い子の親の共通点をご紹介します。家庭で子どもの成績を伸ばすコツが詳しくわかる内容ですので、最後までお読みください。

成績が良い子にはどんな特徴がある?

成績が良い子には、以下のような特徴があります。

  • 自己肯定感が高い
  • 考える力がある
  • 自分の考えをよく話す
  • 持ち物が整理されている

一つずつ解説します。

自己肯定感が高い

自己肯定感とは、ありのままの自分の存在を肯定できる感覚のことです。

自己肯定感は、他者に褒められることや認められること、受け入れてもらうことで育まれていきます。家族や先生、友達など、周りからの愛情と評価を受けることで、ありのままの自分を肯定できるようになり、何事にも積極的に取り組めるようになります。

自己肯定感が低いと、「どうせやってもできない」「やっても認められない」と、学習への一歩が踏み出せません。

成績が上がる子は「みんなに認められている」「自分はできる」と感じており、自己肯定感を高くもっています

その上、テストで高得点をとって認められたり、周りから褒められたりする経験をしていくことで自己肯定感はさらに高まっていきます。

考える力がある

成績が良い子は、あらゆる場面や物事において、自分でしっかり考えられます。深く考える力が育っているのです。

例えば勉強面では、問題を多角的に捉えたり基本を応用したりして考えることができます。また生活の中で、状況を読んでその場に応じた判断・行動をできるのも、考える力の表れです。

さらに、友達と関わる中で、相手の気持ちを汲み取りながら自分の思いを伝え、良好な人間関係を築くことも、考える力と言えるでしょう。

このように成績の良い子は、物事の背景や本質を深く考えることができるのです。

自分の考えをよく話す

成績が良い子は、家族や友達に自分の考えをたくさん話します。考えをもつことや、自分の言葉で伝えることが上手なのです。

その理由には、成績が良い子は思考力や表現力、語彙力などの、話すために必要な能力が高いことが挙げられます。

自分の考えを話すには、物事を思考して自分なりの考えをもち、それを論理的に、豊富な語彙を使って表現しなければなりません。

話す時に必要なこれらの力は、国語を中心とした各教科の勉強で養われる能力と通じるものがあります。

成績が良い子は共通して、家族や友達に自分なりの考えをよく話すことができる特徴を持っているのです。

持ち物が整理されている

成績が良い子は、ランドセルの中や机の上、プリント類など、持ち物がきれいに整理されている傾向があります。

持ち物の整理と勉強は一見関係のないように思えますが、実はこの二つには大きな関わりがあるのです。

成績が良い子は、勉強をする時、頭の中を整理する作業を無意識的に行っています

例えば、学校で新たな学習内容を習った場合、既に知っている内容と関連付けて考えたり、これまでの授業の流れを振り返って応用したりする、という具合です。

持ち物の整理においても「これは必要な物なのか」「どのような配置で置けば使いやすいか」などと考えるため、頭の中を整理するという意味では、勉強と類似した作業なのです。

そのため、成績が良い子は持ち物の整理も上手にできる子が多いという特徴があると言えるでしょう。

成績が良い子の代表的な勉強の仕方

成績が良い子はどのように勉強をしているのでしょうか。

「やっぱり毎日たくさん机に向かっているのかな」
「なにか特別な勉強をしているのだろうか」

と疑問に思う方は多いでしょう。

ここでは、成績が良い子がよく取り入れている代表的な勉強の仕方を、6つ取り上げて解説します。

今回取り上げる勉強の仕方は、以下の6つです。

  • 朝の時間を活用する
  • 宿題は丁寧に取り組む
  • 間違い直しを徹底する
  • 勉強を生活のルーティンにする
  • 遊びの時間は事前に決める
  • リビングで勉強する

どれも今の生活を大きく変えるものではなく、時間の使い方に小さな工夫を加えるだけで実践できるものです。

一つずつ見ていきましょう。

朝の時間を活用する

成績が良い子が多く取り入れている勉強法として、「朝勉強」があります。

朝は人が最も集中できる時間帯で、成績が良い子は毎朝少しでも集中して机に向かう時間を確保しています

小学生は、学校生活で勉強や遊びをフルパワーで取り組むので、「家に帰ってきた時にはすでに疲れてしまっている」なんてこともしばしば。さらに学校が終わった放課後に、たくさんの習い事をしている子どもも多くいます。

多忙な生活の中で、毎日少しでも集中して勉強に取り組む時間を確保するには、朝の過ごし方が大きな鍵となるのです。

宿題は丁寧に取り組む

成績が良い子ほど、学校の宿題を丁寧に行っています。

それは、日々の宿題は学力の積み重ねに直結することを知っているからです。

宿題は、学校で習ったことが段階的に身に付くように考慮して出されています。毎日の漢字練習や計算ドリルの宿題はもちろん、音読も読解力や話す力を伸ばすうえで欠かせません。

毎日同じことの繰り返しに見える宿題ですが、一つひとつ堅実に向き合うことで、いつしか周囲との学力に差が生まれてきます。

成績の良い子は、どんな宿題もじっくり丁寧に取り組み、学習内容を着実に身に付けているのです。

間違い直しを徹底する

成績が良い子が必ず行うことは、テストや授業で解いた課題の間違い直しです。

間違い直しは、その重要性はわかっていても、面倒くさがってやらずに通り過ぎてしまうことも多いでしょう。

しかし、間違えた問題を何度も解き直すことこそ、学力を伸ばしていく一番の近道なのです。

間違い直しは、ただ解き直して正しい答えを導き出せるようになれば良いのではありません。「どこでつまずいてしまったのか」をしっかり振り返り、正しい考え方を根本から理解することが大切です。

成績が良い子は、このような質の高い間違い直しを徹底して行い、学習の取りこぼしがない状態を維持しています。

勉強を生活のルーティンにする

成績が良い子とそうでない子の違いは、「勉強が習慣化されているかどうか」です。

勉強は「宿題が出た時だけやるもの」、「言われた時だけやるもの」ではなく、食事や運動と同じように「毎日やるもの」として生活のルーティンになるのが理想でしょう。

成績が良い子の生活のルーティンには、「朝の15分」や「下校後30分」「お風呂の前の30分」など、生活の中のどこかに家庭学習の時間が確保されています

勉強は「反復すること」、そして「習慣化すること」がとても大切です。

成績が良い子は、生活の一部として自然にこれらを実現し、学習を積み重ねています。

遊びの時間は事前に決める

成績が良い子は、決して遊んでいないわけではありません。どんな子どもにとっても、テレビやゲームも含めて遊びの時間も必要です。

ただし、成績が良い子は、事前に遊びの時間をしっかりと決め、勉強する時は目の前の課題に集中して取り組んでいます。

「30分後にゲームをするからそれまで勉強しよう」、「観たいテレビが始まる○時まで勉強しよう」など、遊びの時間を細かく設定し、勉強時間とのメリハリをつけるのです。

当然、「ゲームのキリがついたら勉強しよう」といった曖昧な決め方はしません。

成績の良い子は、遊びの時間を明確に決め、集中して勉強に取り組んでいるのです。

リビングで勉強する

成績が良い子は、自室ではなくリビングで勉強をする傾向があります。

リビングは常に家族の目がある場所、いわば勉強するうえでは最も気の抜けない場所です。あえてリビングで勉強することで、ダラダラと机に向かうのを防ぎ、短時間で集中して取り組めます。

また、リビングで勉強をすると、合間に家族との何気ない会話を交わすこともできます。後述しますが、家族との会話や家庭の明るい雰囲気は、子どもの学力を伸ばす大きなポイントの一つです。

「自室の方が静かで集中できるのでは」と考えがちですが、実は成績が良い子ほど、家族を近くに感じられるリビングで勉強しているケースがあるのです。

成績が良い子の親の共通点6選 

ここまで、成績が良い子の特徴や勉強の仕方について解説してきました。

では、成績が良い子の家庭には、なにか特徴があるのでしょうか。周りで成績が良い子たちを見る機会はあっても、家庭の様子や教育を目にする機会はなかなかありません。

ここからは、成績が良い子の親の共通点について詳しく解説していきます。

成績が良い子の親の共通点は、主に以下の7つです。

  • 子どもの話をよく聞く
  • 家庭内の雰囲気を大切にする
  • 勉強できる環境をつくる
  • がんばりを見逃さず褒める
  • 喜びのメッセージを伝える
  • 勉強を強要しない
  • 家庭で決めたルールを貫く


それでは、一つずつ解説します。

共通点1 :子どもの話をよく聞く

成績が良い子の親は、子どもの話にちゃんと耳を傾けるという共通点があります。

今日あった出来事や、今感じていることなど、子どもの心の内をしっかり聞いて受け止めようとするのです。

子どもはまだ語彙が少なく、自分の思いを伝えるのにどうしても時間がかかってしまいます。

大人はつい、子どもの話を遮ってまとめてしまいがちです。しかし、そこで最後までよく聞いてあげることが、語彙力や話す力を伸ばすことに繋がるのです。

日頃のコミュニケーションの中で意識すると、すべての教科の基本となる国語力が身に付き、学力が伸びていきます。

子どもの話を良く聞くことは、成績が良い子の親の共通点の1つでしょう。

共通点2:家庭内の雰囲気を大切にする

成績が良い子の親は、子どもが過ごしやすいように家庭内の安心できる雰囲気作りを大切にしています。

家庭の雰囲気によって生み出される子どもが感じる「心の安定性」は、落ち着いて勉強に取り組むうえでとても大切です。

家族みんなが仲良く、明るく楽しい雰囲気だと、子どもは「自分は家族に受け入れられている」、「家族の一員である」という安心感を抱きます

家の中に心の居場所ができると、何事においても前向きな気持ちが生まれ、物事に集中して取り組みやすくなるのです。

共通点3:勉強できる環境をつくる

成績が良い子の親は共通して、子どもがすぐに勉強できる環境を整えています。

子どもは大人に比べて集中力を持続させる時間が短く、周りにあるいろいろな物が気になって気持ちが動かされてしまいますよね。

いざ「勉強しよう」と思った時に、机の上が散らかっていたり、面白そうなテレビ番組がついていたりすると、勉強する意志が薄れて気持ちがすぐに離れてしまうでしょう。

そこで成績が良い子の親が行っているのは、リビングの机の上には極力物を置かない、テレビは決まった時間にしかつけないなど、学習環境を整える工夫です。

勉強しやすい空間を作ってあげることで気が散らなくなり、子どもは気持ちが向いた時にいつでもさっと勉強に取り掛かることができます。

結果、勉強するときの集中力も上がり、成績も伸びていくのです。

共通点4:がんばりを見逃さず褒める

成績が良い子の親には、子どものがんばりを見逃さず褒めるという共通点があります。

結果だけでなく、そこまでの過程など、子どものがんばった部分をしっかりと認める、いわば「褒め上手」です。

子どもは、親に褒められることで「自分はこんなことができる」という自信を抱き、さらなる高みを目指して頑張ろうとします。

だからこそ親は、子どもが頑張った部分に着目して、褒めてあげることが大切です。

成績が良い子の親は、結果を褒めるのはもちろん、以前との変化や努力した過程にも目を向けています。子どもの頑張りを見逃さず褒めているのです。

結果、子どもの自己肯定感を高め、勉強への意欲を引き出しているのです。

共通点5:喜びのメッセージを伝える

成績が良い子の親は、子どもに高い自己肯定感をもたせています。

その方法の一つとして挙げられるのが「子どもの成長を喜んでいる」というメッセージを伝えることです。

子どもは、褒められることと同じくらい、親の嬉しそうな顔を見ることに喜びを感じます。

例えば、テストで良い点数を取った時、「すごいじゃない!」と親から褒められるのは、子どもにとって嬉しいことです。

「こんなにできるようになってすごい!お母さんも嬉しい!」と、お母さん自身の喜びのメッセージをプラスして伝えると、子どもはさらに嬉しい気持ちになります。

成績が良い子の親は共通して、子どもの成績が伸びたことに対する喜びを言葉で伝え、子どもの自己肯定感を高めると共に、さらなる意欲を引き出しているのです。

共通点6:勉強を強要しない

成績が良い子の親の共通点として、勉強を強要しない点が挙げられます。

「勉強しなさい」、「勉強しない子はダメだよ」といった声掛けは、言い換えれば命令や否定です。子どもは否定形や命令形で物事を強要されると不快な気持ちになり、やる気を損ねてしまいます。

子どもに勉強をさせたい時は、できるだけ否定形や命令形ではなく、疑問形や肯定形に置き換えて話しかけましょう

「何時になったら勉強を始める?」、「いつも勉強を頑張って偉いね」というように、疑問形や肯定形を使って子どもを勉強へ促すのです。

成績が良い子の親は、勉強を強要するのではなく、子どもの気持ちを上手に扱って、机に向かうよう導いています。

共通点7:家庭で決めたルールを貫く

成績が良い子の親は、子どもをよく褒めて肯定していますが、やみくもに優しく接して甘やかしているのではありません。家庭で決めたルールを、一貫して守らせているという共通点があります。

なぜなら、時には親の絶対的な力を示して、勉強の習慣を確立させたり時間にメリハリをもたせることも、子どもの学力を伸ばすうえで大切だからです。

実際、成績が良い子の親の多くは、「ゲームは勉強をしたあと」や「宿題は帰ってきたらすぐにやる」などルールを明確に決め、どんな時でもそれを守らせています。

日頃から子どもの良さをたくさん認めてあげて、愛を伝えていれば、ルールに対して毅然な態度をとっても、子どもが親に向ける感情は変わりません。

家庭で決めたルールを貫くことも、成績が良い子の親の共通点なのです。

まとめ

成績が良い子を育てるのに欠かせないのは、家庭での親子の関わりです。

親が子どもに与える影響はとても大きく、その工夫次第で、いくらでも学力は伸びていきます。

成績が良い子の親は、子どもとたくさんコミュニケーションをとって良さを認めることで、自己肯定感を育むと共に、学習に必要な能力を自然と身に付けさせているのです。

ぜひ今回ご紹介した、成績が良い子の親の共通点を参考に、お子さんとの関わり方や家の中の学習環境を工夫して、学力を伸ばしてあげてください。

楽しみながら自ら成績を伸ばす子になる!

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