学校と学習塾の共通点は、当然ながら、どちらも「勉強する場所」であるということです。
しかし、それ以外の部分では、非常に多くの違いが見られます。
そもそも学校は、国(文部科学省)によって定められた「学習指導要領」によって、教える内容がある程度決められています。
教える内容が決められているだけでなく、学校で学ぶ時間や休日などについても、国によって決められています。
一方の学習塾は、民間の教育企業が運営しているもので、教える内容や運営の仕方などに対して、国から厳しく制限を受けることはありません。
学校での教育に対しては、どこか画一的なのに対して、学習塾の教育理念や指導方法がバラエティーに富んでいるのは、そのような背景があるからです。
学校と学習塾にはそのほかにも、いくつもの違いがありますが、とくに大きな違いが出てくるのは「授業スタイル」や「学習の質」、そして、それらの「選択肢の幅」といったところではないでしょうか。
一般的な学校では、1クラス30〜40人の多人数制で授業を受けます。そして、授業の内容は全員が等しく理解できるように配慮しながら進めていきます。
また、学校で使われる教科書は国の検定を受けたもので、それを元に学ぶ内容は全国どこでも同じになります。
一方の学習塾では、今や大部分が、多人数制よりも理解度が深まる少人数制あるいは個別指導での授業を展開しています。
授業の内容も、生徒一人ひとりの学力レベルや学ぶ意欲などに合わせて柔軟に変化します。学習塾で使われるテキストや副教材は、学ぶ目的や内容、学習塾の個性によって多種多様なものがあります。
このようにして見ると、学校ではすべての生徒に対して、できるだけ「平等」に教育を行うことが基本になっているのに対して、学習塾では生徒の持つ可能性や個性を活かした教育を行い、
一人ひとりの才能を開花させることに重きを置いていることが分かります。
もちろん、学習塾である第一ゼミナールは後者のような取り組みをベースに、一人ひとりの持てる力と意欲を、最大限に引き出すための教育を実施していきます。