教育理念について
教育は「教える」こと(ティーチング−答は客観的に一般的に存在し、生徒の外にある)と「育む」こと(コーチング−答は主観的に個別に存在し、生徒の内にある)の統一的行為と言われます。
「教える」ことは例えば「数学の解答」(a×b=ab)など誰にとっても公式やルールによって決められた、比較的短期の視点の分野であり、一方「育む」ことはその生徒の年令や性別、能力等によって異なる個別性の高い、比較的長期の視点の分野です。例えば、生徒が100人いて、「教える」分野では「数学の解答」(a×b=ab)は全員にとって同一ですが、「育む」分野では100種類の解答があります。文字通り1/1の視点が必要なのです。
現在、当社のスクール部門には2才から60才台の生徒が通っています。彼らに対し、一律の教育理念や指針の設定は、あまりにも抽象度が高くなりすぎ、現実に現場では機能しないと思われます。もちろん、スクールセクション単位で独自の教育指針や目標を掲げることを否定するものではありませんが、当社としては、コーポレートビジョンで“社会で活躍できる人づくり”と掲げている通り、「教える」ことを目標とし、「育む」ことを目的と位置づけています(開塾以来の“目標は志望校合格!目的は社会で活躍できる人づくり”のフレーズもその視点です)。
コーポレートビジョンについて
このような想いから当社は、「“社会で活躍できる人づくり”を実現できる最高の教育機関をめざす」というコーポレートビジョンを掲げ、単に生徒のみならず、社員、スタッフをふくめ、“社会で活躍できる(貢献できる)人づくり”に全企業活動をコンセントレートして、その実現をめざそうとするものです。