学習塾に通う生徒たちの多くが「学校の授業より、学習塾の授業の方が面白い」「面白いだけでなく、よく分かる」と感じているようです。
それは、学習塾の指導法や、先生の教育に取り組む姿勢の真剣さ、情熱が、子どもたちにもしっかり伝わっているからではないでしょうか。
そんな学習塾の間で、これまで以上に学習効果を高め、学力をより効率的にアップさせる方法として、生徒たちの「学びの意識」を高める工夫が注目されています。
ただ闇雲にハイレベルな学習カリキュラムを組み、先生と生徒の頑張りによって頭に詰め込んでいくという従来型の学習スタイルではなく、
生徒自身の学ぼうとする意欲を引き出すことの大切さが再確認されているのです。
そのためには、目標の実現に向かって進む最初の一歩を踏み出す前に、将来の進路を生徒自身がじっくりと考えるように指導します。
そうすることで、難関校や名門校の扉をこじあける学力のベースとなる、「思考力」や「努力する能力」を育むことにつながるのです。
学習塾に入る時、誰もが目の前に迫る受験を強く意識します。
そのため、合格するために何が足りないのか?どうすれば合格できるのか?といった点を教えて欲しいと学習塾に任せてしまうのですが、
その前に、まず生徒と保護者が一緒に考えてほしいのが、「何のために、その学校に進学するのか?」ということです。
志望校への進学は人生のゴールではなく、より豊かな人生を送るための手段であることを忘れないで欲しいと思います。
目前の偏差値以上に、志望校合格の先に広がる「社会人としての将来」にまでゴールを設定してから学んでいくことが何よりも大切です。
そのためにはまず、常に将来の、理想の自分を意識することから始めてみましょう。
そうすることで、学校や学習塾での学びの一つひとつに、より意欲的になれると思います。
学習塾での勉強を、受験対策だけに絞ったものになり、受験勉強や合格だけで燃え尽きるのは、非常にもったいないことです。
やってみたい仕事に就き、なりたい自分になるための進路を決定し、そこに向かって突き進むために、学習塾を活用して欲しいと思います。