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富田林中学校の試験に英語リスニングが導入!適性検査の傾向と対策

富田林中学校の試験に英語リスニングが導入!適性検査の傾向と対策

富田林中学校は大阪府立の中高一貫校で、毎年多くの小6生が進学を目指しています。

そんな富田林中学校の適性検査で、令和6年度より新たに英語が導入されることになりました。

人気の高い学校なだけに、これまでの入試形態が変わることに不安を感じている人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、富田林中学校で新たに導入される英語の適性検査と、例年の傾向と対策について解説します。

富田林中学校の適性検査について詳しく知り、合格の道を切り拓きましょう。



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令和6年度から富田林中学校の適性検査に英語のリスニングが導入!

冒頭でもお伝えした通り、富田林中学校では、令和6年度の適性検査から英語が導入されることになりました。

検査は、リスニング形式で行われます。大問の数や出題範囲、配点や時間などの詳しい情報は、現時点ではまだ発表されていません。(2023年5月19日現在)

また、令和5年度には、英語の適性検査の参考問題が発表されることになっています。

令和6年度以降に富田林中学校を受検する家庭は、まずはこの参考問題をもとに傾向を分析し、対策をしていくことになるでしょう。

富田林中学校とはどんな学校?人気の理由は?

富田林中学校は、2017年に開校された、大阪府内初の公立中高一貫校です。開校当初から注目を集め、入試倍率の高い学校として知られています。

では、富田林中学校はなぜこんなにも人気なのでしょうか。

私立中学校とは違い、かかる費用が断然少ないこととは別に、富田林中学校が高い人気を誇る他の理由についても解説します。

人気の理由1:画期的な教育指針

富田林中学校は、昨今の時代背景を踏まえた斬新な教育指針を掲げています。

最も大きく掲げている目標は「グローカル・リーダーの育成」、つまり世界で活躍できる人材を育てることです。

そのために、以下の3つを「育みたい資質」として位置付けています。

1. グローバルな視点 
2. 科学する心
3. 地域愛

国際社会に目を向けたり、科学的な視点で物事を分析できるようにすることを目指す一方、地域を大切にする郷土愛も育むことが盛り込まれているのが特徴です。

また、もう1つの大きな特徴として、中高の6年間を「基礎期」「充実期」「発展期」の3期に区分していることが挙げられます。

このように、長期的な視点で画期的な教育指針を掲げている点が、富田林中学校の人気の理由なのです。

人気の理由2:「自主自立」を大切にした校風

富田林中学校は、比較的自由な校風で人気を集めています。

例えば、私立中学校や中高一貫校では指定の制服がある場合がほとんどですが、富田林中学校は私服での通学が可能です。

しかし、ただ自由を与えているのではありません。このような校風の裏には、自主性と責任をもって物事を正しく判断し、自立した生徒を育成する目的があります。

服装の例であれば、決まった制服がない代わりに、その日の時間割や天候などに適した服装を自分自身で選ぶといった具合です。

このような「自主自立」を重視した校風が、富田林中学校の人気の理由の1つとなっています。

人気の理由3:地域一体型の探究活動

富田林中学校には、「論理的思考力」と「課題発見・解決能力」の育成に力を入れている側面があります。そのために積極的に取り入れている学習が、地域一体型の探究活動です。

この探求活動では、地元企業と協働し、地域の課題について考えたり解決策を提案したりしています。

ただ地域について調べてまとめるのではなく、実際に地元の企業と触れ合い、その中で課題や解決策を見出していくプロセスが魅力です。

この学校・家庭・地域が一体化した教育コミュニティを大切にしながら、論理的思考力と課題発見・解決能力を育む探究活動が、富田林中学校の人気の理由なのでしょう。

中学校受験で英語入試の導入が拡大している背景は?

近年、英語を入試の科目に加える私立中学校や中高一貫校が急速に増えています

英語入試といえば、以前は帰国子女を対象に行うのが基本でしたが、ここ数年は、一般受験として導入する学校が増えているのです。

なぜ、このような変化が起きているのでしょうか。

ここでは、私立中学校や中高一貫校で英語入試が拡大している背景について解説します。

世の中のグローバル化が加速している

インターネットの普及、飛行機などの移動手段の増加、コロナ禍でのオンライン化の推進などにより、グローバル化が加速しています。

外国の存在がより身近になるこれからの時代を生きていくためには、国際的な視点で物事を捉え、世界に向けて情報を発信する力を身に付けることが大切です。

そこに、私立中学校や中高一貫校がいち早く生徒の英語力育成に取り組もうと、英語入試を導入し始めました。

英語入試が拡大している背景には、このようなグローバル化への時代の変遷があるのです。

大学入試改革で大学受験の英語問題が難しくなる

これからの時代における英語の必要性の高まりを鑑み、2024年度より大学の英語入試が大きく変わります。

これまでよりも思考力・判断力・表現力を問われる問題が増え、英検などの民間検定試験も活用されるなど、試験の難易度が高くなっていくでしょう。

この大学入試改革に対応するためには、できるだけ早い段階から英語を学び、レベルを上げていく必要があります。

このような背景から、私立中学校や中高一貫校は英語入試を導入し、入学前の段階から英語力の底上げを図っているのです。

小学校で英語が教科化された

2020年、文部科学省が定める学習指導要領が大きく変わり、小学校で英語が教科化されました。

小学校でも、中学校や高校と同じように、英語が毎週の時間割に組み込まれ、授業や評価が行われるようになったのです。

具体的には、3・4年生では「外国語活動(聞く・話す)」の授業が年35時間、5・6年生では「英語(聞く・話す・読む・書く)」の授業が教科の1つとして年70時間行われるようになりました。

この流れを受けて、英語も国語や算数などと同様に、小学校で学んだ内容の理解度を測るための指標として、中学校受験でも実施する傾向になってきているのです。

一般的な英語の適性検査の難易度

公立中高一貫校で英語の適性検査導入の先駆けとなった「さいたま市立大宮国際中等教育学校」では、難易度は英検4級程度(従来の中学2年生程度)、出題内容は1次試験でリスニング、2次試験でスピーキングとなっています。

2023年5月現在、富田林中学校の場合は詳細が公表されておりませんが、いずれも英単語が基礎になっています。

理解できる単語が多いほど英語の理解度も高まりますので、英単語1,250個を目安に覚えていきましょう。英単語をより多く覚えることが英語の適性検査対策では重要となってきます。

また、学校によっては英検を取得していることで入試の得点が加点されたり、英語の適性検査そのものが免除されたりという優遇措置がある学校もあります。

早いうちから英検の取得を視野に入れて勉強するのも良いでしょう。

富田林中学校の適性検査の傾向と対策

これまでの検査の内容と配点と時間は、以下の通りです。

内容配点時間
国語的問題 100点 45分
算数的問題 100点 45分
理科・社会融合問題 100点 45分
作文 60点 30分

ここからは、富田林中学校の適性検査の出題傾向と、必要な対策について解説します。ぜひ効率的な勉強に役立ててください。

国語

例年、富田林中学校の国語的問題では、以下の3つの大問で構成された出題となっています。

1. 論説文
2. 会話文
3. 説明文


筆者が何を主張しようとしているかを想像して正しくわかりやすく表現する記述力や、会話文の読解力、正確に理解する基礎的な技能が問われます。

記述問題の解答文字数が他校と比較してボリュームがあることが特徴です。そのため、素早く正確に読み取り分析する読解力でテンポ良く問題を解いて、記述にかける時間を生み出していく必要があります。

語句や漢字などの基本事項を覚えるのはもちろん、文章読解問題を数多くこなし、対策をすることが大切です。

そして、文字数の多い記述に対応するためには、当然、記述力も必要になります。過去問の記述問題を繰り返し解き、出題の形式や傾向に慣れておきましょう。

一方で、限られた文字数の中で文章をまとめる要約力も求められるため、慣れるまで繰り返し練習することが大切です。

算数

富田林中学校の算数的問題では、4つの大問で構成された出題となっています。

基礎問題や応用問題はもちろん、資料や図表などの与えられた条件から考察して判断する問題など、幅広いテーマで出題されます。

文章が長い問題もあるため、情報を即座に読み取って理解する力、規則や条件を素早く見つける力が求められます。

日頃から勉強の際は、時間を意識しながら取り組むようにしましょう。特に、資料の活用や規則性の問題を反復してコツを掴んでおくことは、限られた制限時間内に解き切る鍵となるでしょう。

理科

富田林中学校の理科・社会複合問題のうち、理科では、物理・化学・生物・地学から全体的に偏りなく出題される傾向があります。

不得意な分野を作らないよう、基礎知識を定着させるための勉強をする必要があるでしょう。

「なんのために行う実験なのか」、「どういう手順で実験するのか」など、細かなところまで出題されること、与えられたグラフや表から必要なデータを読み取る問題が多いことが特徴です。

基本事項を幅広く暗記できているかを問われるとともに、実験結果や観察結果から論理的に思考し課題を発見する力を求められる問題になっています。

ただし、教科書に載っていない問題が出ることはほとんどありません。教科書の内容を隅々まで理解して、実験の結果などに付随するグラフや表の理屈をしっかり押さえることが有効な対策になるでしょう。

社会

富田林中学校の理科・社会複合問題のうち社会は、地理、歴史、公民、思考力が問われる問題が出題される傾向にあります。

特に、地理分野では地形図や都道府県の問題、歴史分野では江戸時代以降の日本史、公民分野では政治についての内容が多く出題されます。

また、記述式や資料の読み取りが必要な問題が多いのも特徴で、データを正しく読み取って論理的に説明する力が求められます。

各分野での重要な文言の暗記も大事ですが、その背景や関連事項まで深く理解するようにしておきましょう。

作文

作文は約400字という文字数で、その年ごとのテーマに従って書いていきます

論理的に表現する力が必要で、これから富田林中学校でどんな風に学んでいきたいのか、これまでの自身の体験とそれに対する考えなど、与えられたテーマから「どんなことを求められているのか?」を汲み取る必要があるでしょう。

また、文章の構成について「二段階構成」などの具体的な記述条件の指示があるのも特徴です。文章による表現力と、指定されたテーマや条件に基づいて文章を構成する力が求められます。

作文の対策は、とにかく数をこなすことです。まずは時間内に、テーマや条件から外れずに書けるように練習しましょう。

また、書いた文章を読み返したり、塾の先生に添削してもらったりして、作文のコツを身に付けることも大切です。



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まとめ

富田林中学校は大阪府内初の中高一貫校であり、その近代的なカリキュラムや校風で高い人気を誇っています。

そんな富田林中学校でも新たに導入される英語の適性検査は、昨今、多くの私立中学校や中高一貫校で広がっている入試制度です。

これからの中学校受験には、従来の主要教科と併せて、英語の対策も早期から取り組む必要があると言えるでしょう。

そしてこの2つを両立するためには、これまで以上に、学校ごとの出題傾向を押さえて効率的に勉強をすることが大切です。

これから富田林中学校の受検を考えている人は、ぜひ今回解説した傾向と対策、そして今後発表される英語のリスニング検査の情報を参考に効果的な対策をして、合格を掴み取ってください。

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