中学校での学習のポイントは、「高校受験を視野に入れて取り組む」ということ
「中学校に入ったばかりで高校受験なんてまだ気が早い」と思う方もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。高校受験では、中学校1年生からの学習の積み重ねが合否を分けるカギとなるからです。
重要なのは、中学校入学後すぐにスタートダッシュが切れるよう、小6のうちから「正しい勉強の仕方」を身につけておくことです。今回は、その理由と具体的な勉強方法をご紹介します。
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小6から「正しい勉強法」を身につけるべき理由【1】 中学校の学習では“効率”が重要だから
まず頭に入れておきたいのは、「中学校は、小学校の続きではない」ということです。
中学校に入ると、小学校よりも教科数が多くなり、学習範囲も大幅に増加します。そのため、必然的に授業スピードは早くなり、内容は難しくなっていきます。さらに、部活動や課外活動も本格化。友だちづき合いも小学校時代よりも深くなっていきます。
このように、授業に部活に友だちとの時間にと、忙しい中学生ですから、よい成績をキープするためには、無駄のない効率的な勉強方法を身につけておく必要があるといえます。
小6から「正しい勉強法」を身につけるべき理由【2】 内申点の評価対象は中1からだから
平成27年度高校入試から、全国47都道府県のうち40都道府県で、中学1年生の内申点も評価対象とされています。もちろん、大阪府も例外ではありません。
ですから、中学1年生の時点から、「集中して授業に取り組む」「課題や提出物をきちんと出す」「小テストや定期テストでコンスタントによい点数をとる」など、内申点を意識した学習姿勢が必要です。
このことからも、中1の1学期からよい結果を出せるよう、中学入学前から学習の土台をつくっておくべきだといえるでしょう。
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小6のうちから身につけたい勉強のポイント4つ
ここからは、小学校のうちに身につけておくべき勉強方法について具体的にご紹介していきます。
【1】教科書が最も大事だということを理解する
小中高ともに、すべての学習の基本は教科書にあります。難関校の入試でさえ、出題される問題のほとんどは教科書に載っている内容やその応用です。小学6年生のうちから、教科書の内容をしっかりと身につける習慣をつけるようにしましょう。
【2】重要なポイントを選別し、重点的に勉強する
前述したとおり、中学生になると学習範囲が大幅に増えますから、「そのなかでどこが重要なのか」「どこがテストに出やすいのか」を理解し、そのうえで重要ポイントを重点的に勉強する必要があります。小学6年生のうちからこのことを意識し、効率的な勉強を心がけるようにしましょう。
【3】単元をひとつひとつ勉強し、疑問があれば前の単元にもどる
中学校の勉強では、単元をひとつひとつクリアして、基礎から力を積み上げていくことが大切です。今やっている単元を理解できていないまま次の単元を習得するのは、ほとんど無理だといってよいでしょう。理解していない部分を放置したままだと、いずれは授業についていけなくなってしまうかもしれません。「わからないことがあったら前の単元までもどって復習する」ということを習慣づけておきましょう。
【4】問題の答え合わせをしたあと、間違えた部分をきちんと見なおす
問題を解いて○✕をつけてそれで終わり、ではいけません。答案の見なおしは、問題を解くことよりもむしろ重要だといっても過言ではありません。間違えた箇所は、「=苦手箇所」。必ず、間違えた部分を見なおし、正しい解き方や考え方を確認することを習慣づけましょう。
小学校のうちから、こういった勉強方法を自分にとっての“当たり前”にしておくことで、中学校での勉強にもすんなりと入っていけるようになるはずです。ぜひ家庭学習でも実践できるよう、保護者のみなさんがサポートしてあげてください。