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【子育てコラム第1章】安心感はすべてのやる気のもと:もっと素敵な親子になれる家庭教育

【子育てコラム第1章】安心感はすべてのやる気のもと:もっと素敵な親子になれる家庭教育

「子どもが言うことを聞いてくれない」
「子どもが何を考えているかわからない」
「子育てしていく自信がない」

このように、子どもの育て方に悩んで苦労されている家庭は多いものです。周囲に相談できず、抱え込んでしまっている親御さんもいるでしょう。感情的になって叱ってしまうこともあるでしょう。

しかし、それは子どもの成長を願っているからこその言動です。子育てに悩みはつきものなのはいつの時代も同じ。悩むことは決して悪いことではなく、子を想う親なら当然の事です。

第一ゼミナールでは学習指導だけではなく、子育てに悩んでいる家庭教育の問題解決や、子どもの自立心を育む「いい親子関係づくり」を支援しています。

今回は、第一ゼミナールの家庭教育アドバイザーでもある新家庭教育協会の高柳静江さんに「もっと素敵な親子になれる家庭教育 ―ありのままの自分に100点満点―」というテーマでご執筆頂いたコラムを紹介します。

子育ての悩みを解決するヒントに繋がればと思います。是非ご覧ください。

高柳静江さんのプロフィール

新家庭教育協会理事として、子どもに対する親のガミガミを追放し、家族全員にとって家庭が楽しいところにすることを目指して活躍。現在は「母親/父親心理学訓練講座」を主催するとともに、教育相談や小中学校への出張講演などを通じ、子育てや生き方に悩む多くの人たちから支持を集めている。

ガミガミの震源地は?

子育てをしているなかで、子どもにガミガミ言わなければいけないときもありますが、それはごくわずかな例外です。ほとんどの場合、お母さんが子どもにガミガミ言うだけでは、子どもは少しもよくなりません。

そのうえ、叱ったあとで「またガミガミ怒ってしまった…」と、自己嫌悪に陥ってしまうかもしれません。ガミガミ言うことが決して子どものためにはなっていないと分かっているのに、子どもに向かってガミガミ言ってしまうのは、なぜなのでしょうか。

お母さんにとってわが子を授かったその日から、自分の分身と感じています。分身だと思うからこそ、わが子に対する言葉に配慮がありません。「あなたのためを思って言っているのよ」とよく口にしますが、それは真実ではありません。子どもが自分の思い通りにならない自分に対する怒りの感情を、そのまま子どもに向けてしまう、それがガミガミの正体です。

子ども自身に多少の欠点があっても、子どもをそのまま認め、肯定していると前向きな子どもに育つに違いありません。欠点があり、失敗や間違いをするのは人間だから当たり前。

ガミガミをやめたいと思ったら、まず自分自身のやりたいこと、したいことなど我慢していることをできる範囲でかなえていると、気持ちに余裕ができます。すると、自分にもわが子にも優しくなり、ガミガミが治ってきます。まずは、自分に対してもっと寛大になり自分を許してあげてください。

【ここでワンポイント!】

私たちは人との出会いや別れを繰り返して暮らしていますが、一生つき合っていく存在は自分だけです。そんな一生のパートナーである自分が好きになり、子育てだけでなく、これからの人生も充実したものになります。楽しみを見つけながら取り組み、かけがえのない自分を受け入れると、お子さんとの揺るぎない信頼関係を築くことができるでしょう。

子どもにかける言葉の影響

いつもダラダラしているわが子を見て、「勉強しなさい」と注意したために、「勉強しろと言われたから、勉強しない」と理不尽に反発されたご経験はありませんか。親御さんの発する厳しい言葉に対して、「それなら猛勉強してやる」というわが子の奮起を、期待してはいけないのでしょうか。

本人がこのままではいけないだろうなと思っていたところ、親御さんの言葉が的外れでないこともあって、お子さんをイライラさせ、不安感のなかに追い立ててしまうことがあります。なぜなら、それは一方的な命令だからです。人間は不安があると、物事に集中することができないので、遊びやゲームも楽しめなくなり、かといってすぐに勉強を始める気にもなれず、心ここに在らずの状態になります。

成長期の子どもは自分のことを客観的に理解することを学習中であると言えます。周囲の人から発せられた言葉によって、自己イメージを形成していきます。特に、親御さんからの言葉は人格形成に影響を及ぼすので、「あなたはどうせ…」のように決めつけてしまう否定的な言葉は、ますますやる気を失わせてしまうばかりか、自分に自信がない子になってしまう恐れがあります。

「あなたならできる!」「大丈夫よ」と、子どもを根気よく励まし続けてあげましょう。親御さんからのふり注ぐようなプラスの言葉がけが、子どもに自信と誇りを持たせ、何事にも前向きに頑張ろうという勇気と力を与えることになります。

【ここでワンポイント!】

子どもに自分自身の大切さを分からせてあげるには、肯定的な自己像を描けるように、毎日の生活の中で励ましの言葉をどんどん使うことです。心地よい情報が脳内に伝達され、プラスの回路が強化されていきます。このようにして、一人ひとりが今までの自分とは違う自発的な新しい自分と出会っていくでしょう。

自分の長所を伸ばすには

「ノミのサーカス」というお話を聞かれたことがありますか。ノミをガラスのコップに入れ、ガラスのふたをします。すると、ノミはジャンプするたびに、ガラスのふたに突き当たって落ちてしまいます。「お前はダメだな、飛べやしないじゃないか」と、ノミの心に鋭く突き刺さるように言います。やがてノミはふたをとっても、ふたがあったところまでしか飛べなくなってしまいました。

子どもたちにとってのガラスのふたは、周囲からの過度な期待やプレッシャーです。子どもが本来持っている力を十分に発揮できなくさせているふたを閉めたまま、「さあ、もっとがんばりなさい」と言うだけでは、これ以上頑張れない、無理と子どもたちは思い込んでしまいます。現実的には、子どもの成長を拒むガラスのふたとなっているのです。

あるとき、目の前の子どもたちに自分の長所を聞いてみました。すると、頭を抱えて悩み、とうとう何も言えない子どもまでいました。逆に、短所だと次から次へと発言しました。これはいったいどういうことだったのでしょうか。

親御さんからするどく欠点を指摘された子どもたちは「あれがだめ、これもだめ…」と突きつけられて、自分の欠点についてとても敏感になります。その一方で、ほめ言葉にはどうしても鈍感になりがちです。

誰にも長所や短所があり、それらがバランスを取り合って個性となります。短所と長所はシーソーのようなものです。子どもの長所を伸ばすために、まず目を皿のようにしてその長所を発見してあげて、そしてそれを具体的に本人に伝えてあげてください。長所が伸びると、短所は気にならなくなるものです。それが子どもの勇気になり、自信につながります。自分の長所を認めてくれる人へ、子どもは心を大きく開きます。

【ここでワンポイント!】

 自分の意志を強く通す人を短所に捉えると、「頑固」だと受け取りますが、長所に捉えると、「意志が強い」と見なします。相手の長所を見ていると、その目は当然自分にも向けられているから、誰もが自分自身や子どもに寛容になり、表情が穏やかになります。相手の長所と自分の長所を認めることが、人間関係を深めていくのです。

ほめられると躍動感があふれる

親御さんのなすべき役割は、子どもに自信と安心感を与えることです。

具体的には、何より成功体験をもたせることです。「失敗は成功のもと」ということわざがありますが、それは自分が実際に失敗したときに自分を慰める言葉です。実のところ、失敗は失敗を導きます。失敗を気にするあまり、あせるから失敗を重ねるようになるクセがついてしまいます。ですから、失敗のなかの良い面の方をみるようにすることが大切なのです。

例えば、数学のテスト結果が75点で、あともう一歩というところで壁が破れない状態だとします。

そんなとき、子どもにかける言葉は二つのタイプに分かれるでしょう。

「ちっともできていないじゃないか」ときつく言いわたし、できていなかったところに対して文句を言えば、子どもは「自分はダメなんだ」と思い込み、やり直しをする気力もなくなります。

一方で、「基本はできているのだから、あとの問題は心配しなくてもだんだんできるようになるよ」と、できているところに注目してほめてあげれば、怒られると思っていた気持ちが軽くなり、「うん、できなかったところが悔しいから、今からやり直しする」と、早速その場でやり直しを始めるでしょう。

世の中の多くの仕事は、何度も手直しすることで完成されていくと言っていいでしょう。75点という結果で終わるのか、その結果を踏み台にして自分の実力を引き出し、進み続けることができるのかが、成長の大きな差になります。親御さんの言葉が支えとなり、子どもは自分のペースで他人と比較されることなく、のびのびと健やかに伸びていきます。

【ここでワンポイント!】

 短期的には失敗に見えても、長期的に見れば、そのおかげでたくさんの貴重な経験を積み、学ぶための糧となります。小さな成功を評価してもらう、その積み重ねなしでは決して成長はできないからこそ、わずかでも進歩が見えたら、それをはっきりと言葉にしてほめてあげてください。

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