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子どものICT教育を考えるために。詳しく知りたい方におすすめ書籍3選

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近年、学校教育現場でのタブレットPCの活用が進んでいます。私立高校を中心に、1人1台タブレットを配布して、普段の授業やグループワークに役立てている学校も増えてきています。

 

日常生活に目を向けてみても、今の子どもたちは、親が中学生の頃には触ったこともなかったタブレットやスマートフォンといった情報通信機器(ICT)が、生まれたときから身近にあるのです。そのため、ICT教育に関しては、「自分が中学生だった頃」を参考にするわけにはいかず、戸惑う保護者の方も少なくありません。

 

現代の学校教育では、どのようなICT教育が行われているのか。タブレットやパソコンといったデジタルツールには、どのような学習効果があるのか。子どもをネット社会に潜む危険から守り、IT技術を正しく使いこなせる人間に育てるには、どうすればいいのか。

 

今回は、そのような疑問を抱えた保護者の方に読んでいただきたい本をご紹介します。
 
 
 

「こんな授業受けてみたい!」ICT先進校の実例が知りたいなら

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最初にご紹介するのは、「ICTを活用した学び合い授業アイデアBOOK」。

 

この本の最大の特徴は、実際に中学校で行われたICT活用事例が豊富に紹介されていることです。たとえば、数学の授業では、図形作成ソフトを使って画面上で図形を動かしながら図形の性質を学びます。社会科では、調べ物学習にICTを活用し、日本の産業や世界の動きについて調べ、集めた資料を使って討論や発表も行います。そのほか、英語や国語、理科、美術など、各教科で工夫を凝らした授業アイデアが満載です。具体的で実践的な内容なので、教育関係者のみならず保護者の方も楽しく読むことができます。

 

そのほか、ICTを使って育てたい力、タブレットPCや電子黒板、デジタル教科書などのツールで何ができるかといった、ICT教育の基本も説明されています。現代の中学校ではどのようなICT教育が行われているのか、行われようとしているのかを知るために、ぜひ読みたい1冊です。

 

著者について

この本の監修は、2015年に和歌山大学教育学部の教授に就任した、豊田充崇さん。和歌山県内の中学校教諭を経て、現在は和歌山大学教育学部教授。ICTを活用した授業や情報モラル教育に関する研究を行っています。

 

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豊田 充崇 監修/愛知県岡崎市立葵中学校授業研究部 編著
『ICTを活用した学び合い授業アイデアBOOK』明治図書、2014、144p
http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-173435-0

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海外の事例も紹介!女性コンサルが書いたICT教育本

続いてご紹介するのは、「日本のICT教育にもの申す!」。

 

この本の特徴は、学校教育におけるICT活用だけでなく、学習塾や海外の教育現場における活用事例が紹介されていることです。日本の学習塾におけるタブレットやSNSの活用、ICT教育を取り巻く親たちの現状と課題、日本よりずっとICT教育が進んでいるといわれる韓国の動向など、著者が約3年間にわたって様々な教育現場で調査を行い、研究した結果がまとめられています。
子どものICT教育について、より広い視野を持って考えたい人におすすめの、読み応えある1冊です。

 

著者について

この本の著者は、株式会社電通国際情報サービス オープンイノベーション研究所 シニアコンサルタントの関島 章江さん。教育問題に関心を持ち、ICTを活用した教育関連ビジネスの開発研究を行っています。1男1女の母親でもあり、著書を通して、企業、先生、親が子どもたちのために何をなすべきかを問いかけています。

 

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関島 章江、『日本のICT教育にもの申す!』インプレスR&D、2013、124p
http://www.impressrd.jp/news/131001b/NP

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タブレットの学習効果をデータで知りたい、分析派のあなたに

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最後にご紹介するのは、「タブレットは紙に勝てるのか タブレット時代の教育」。

 

この本の特徴は、「タブレットにはどのような学習効果があるのか」を、実験結果を挙げながら述べていることです。たとえば、小学生に1人1台タブレットを与えたら、3年後にどのような影響が現れるのか。英単語を覚えるとき、紙のドリルとパソコンとでは集中力に差が出るのかどうか。Webページを読むとき、アンダーラインを引きながら読むかそうでないかで、理解度に差があるのかどうか、など。
このような実証実験のデータを用いることによって、「やはり紙のほうが優れているのではないか?」といったイメージや、「今の時代はデジタルでしょ」といった先入観に左右されることなく、デジタルツールの活用性について考えることができます。

 

また、これらの実験結果を踏まえたうえで、デジタルとアナログ、それぞれのメリット・デメリットや、これからの情報化社会をどう生きていくか、といった話題も展開。学校でのICT教育のみならず、子どもたちとネットの使い方や情報モラルについて考えるためにも役立ちます。

 

著者について

この本の著者は、教育工学の専門家である赤堀侃司さん。東京工業大学名誉教授であり、メディア・コミュニケーション、言語などの学習支援、メディアと社会の関わりなどに、幅広い関心を持っています。赤堀さんは、この本を現場の先生のみならず一般の方にも読んでもらい、家庭での教育にも活用してほしいと語っています。

 

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赤堀 侃司、『タブレットは紙に勝てるのか タブレット時代の教育』ジャムハウス、2014、404p
http://www.jam-house.co.jp/index.html

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