保護者のみなさんが学生の頃、英語は「中学生から習うもの」だったのではないでしょうか。
しかし、現在では英語教育の指針は大きく変更されており、小学校でも英語教育が行われています。また、2018年からは小学校における英語教育が「教科」として導入されていくことも決定しています。このような現状を見据えると、保護者のみなさんも英語教育についての理解を深め、学習のサポートができるよう準備しておくことが大切です。
そこで今回は、小学校英語教育に関する書籍を三冊ご紹介します。小学生から英語を学ぶことに「うちの子どもは英語を嫌いにならないだろうか」、「どうしたら英語力を伸ばせるだろうか」などと不安や疑問をお持ちの保護者のみなさんに、ぜひ読んでいただきたい内容です。
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小学生への英語教育を考える、おすすめ書籍3選
「こんなに楽しい小学校英語ワイワイ・メソッド」
まず始めにご紹介するのは、山本由美子氏による著書「こんなに楽しい小学校英語ワイワイ・メソッド」です。小学校5年生、6年生に英語を教えた経験をもつ筆者が、その際の体験談を綴っています。
この本では子どもたちが楽しく英語を学ぶ様子が活き活きと描かれており、子どもたちは英語を「強いられる勉強」ではなく「楽しく学ぶ言葉」として捉えていることが伝わってきます。
小学生の子どもに英語を学ばせることに関して、「小さなうちから英語を学ばせることでかえって英語を嫌いにならないだろうか」などと不安に感じている保護者のみなさんにおすすめの1冊です。
■山本由美子『こんなに楽しい小学校英語ワイワイ・メソッド』三省堂、2010、208p
https://www.sanseido-publ.co.jp/publ/gen/gen6edu/waiwai_method/
「小学校英語の教育法」
次にご紹介するのは、アレン玉井光江氏による著書「小学校英語の教育法」です。
この本では、「外国語を習得する方法」「外国語を教授する方法」が理論的に解説されています。また、理論に基づいた英語教育の実践方法も書かれているため、家庭での英語教育に役立てられます。なかには専門的な内容も含まれていますが、「言語を学ぶ」という根本的な観点から英語教育について考える1冊となっています。
近年本格的になった小学校における英語教育に対して、「どうやって教えたらいいの?」と戸惑いをお持ちの保護者のみなさんにぜひ読んでいただきたい1冊です。
■アレン玉井光江『小学校英語の教育法』大修館書店、2010、304p
http://www.taishukan.co.jp/book/b197113.html
「英語ショック 小学校英語が日本を変える」
最後にご紹介するのは、森貞孝氏による著書「英語ショック 小学校英語が日本を変える」です。2018年から本格化される小学校での英語教育に関して、「そもそもなぜ必要なのか」という点に疑問を感じている保護者のみなさんは多いかもしれません。
この本では、「なぜ今、それほどまでに英語能力が必要とされるのか」、「なぜ小学校から始めるべきなのか」といった理由がわかりやすく書かれています。
また、日本よりも10年以上早くから小学校英語を導入している韓国における取り組み例や成果についての解説では、より具体的に英語教育の必要性を知ることができます。
さらに、「子どもの英語学習に対して保護者はどのようなサポートを行うべきか」という点にもついても提言されているため、家庭での実践に役立てられます。
■森貞孝『英語ショック 小学校英語が日本を変える』幻冬舎、2014、212p
http://www.gentosha.co.jp/book/b8366.html
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英語教育への理解を深めれば、家庭での効果的な学習サポートが可能に
今後ますます重要視される英語力。
現在、小学生の子どもが大人になる頃には、今よりますます英語でのコミュニケーションスキルが求められる時代になると予想されます。ですから、小学生の早い段階で英語に対する免疫をつけておくことが求められているのです。
小学校での英語教育をより有意義なものにするためには、まずは保護者のみなさんが英語教育に対する理解を深め、家庭でのサポートをスムーズに行えるための準備をしてみましょう。
その際には、ぜひ今回ご紹介した書籍をご活用ください。