中学校への進学を控えたお子さまの勉強について、「春休みから勉強を始めれば大丈夫かな?」と考えておられるご家庭も多いのではないでしょうか。
中学校の勉強は小学校とは大きく異なり、スピードや難易度が格段に上がります。春休みからのスタートでは出遅れてしまうことがあり、中学生活の波に乗るまでに時間がかかり、つまずきを感じるケースも少なくありません。
この記事では、新中1の春休みにやるべきことや準備を始めるタイミング、勉強を充実させるためのコツを解説していきます。
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新中1の春休みからは遅い?小6の2月から始めるべき理由
実際、新中1の春休みから勉強を始めるのは少し遅い可能性があります。
おすすめのスタート時期は小6の2月からです。
この時期から準備を始めることで、定期テスト対策や高校受験を見据えた内申点の確保に向けて、計画的に進めることができます。
ここでは、小6の2月から始めるべき理由を解説します。
精神的な余裕を持って中学生活に臨むため
中学校は小学校に比べて環境の変化が大きく、授業のスピードや難易度も一気に上がります。そのため、最初の数か月で多くの新中1生が大きなプレッシャーを感じることがよくあります。
小6の2月から準備を始めることで、予習や基礎固めを進めることができ、新しい環境への不安を軽減できます。また、早めに学習習慣を身につけることで、勉強の頻度が増え生活リズムへの移行がスムーズになります。その結果、精神的にも余裕を持ちながら、中学生活をスタートできます。
さらに、準備を早めに始めることで、勉強だけでなく部活動や学校行事にも積極的に参加する余裕が生まれ、充実した中学生活を送るための準備が整います。
定期テストに向けた万全の準備ができるため
中学1年生の最初の定期テストの結果から内申点に大きく影響し始めます。小6の2月から準備を始めることで、定期テストに向けて十分な準備時間を確保できるでしょう。
中学最初の定期テストでは、小学校の内容が出題される場合が多いです。小6の2月から小学校の復習を進めることで、その後の中学内容の先取り学習もスムーズに進み、定期テスト対策にも余裕を持って取り組めます。
特に、初めての定期テストでは、効率的に試験範囲をカバーし、自信を持って臨める環境を整えることが大切です。将来的な高校受験にも有利にするためにも早めの準備をおすすめします。
中学生活の適応力が上がり、文武両道のバランスが取りやすくなるため
中学校では勉強だけでなく、部活動や学校行事など、さまざまな活動をバランスよくこなすことが求められます。小6の2月から準備を始めることで、勉強とその他の活動を両立しやすくなります。
基礎学力を固めておくと、中学の授業にすぐに適応できるようになり、授業理解がスムーズに進みます。そのため、勉強にかかる時間を短縮し、部活動にも力を注ぐことができます。
結果として文武両道のバランスが取れ、充実した中学生活が送れるようになります。
新中1の春休みにやるべき5つのポイント
春休み中にやるべき勉強内容を計画的にこなしていくことが中学生活のスタートには欠かせません。
ここからは、新中1の春休みにやるべき5つのポイントを解説していきます。
1. 1日の目標勉強時間の明確化
中学校は学習量が増えるため、春休みの段階で1日の目標勉強時間をしっかりと決めておくことが大切です。
目安として、「1日2~3時間」の勉強時間を確保することが理想的です。この時間なら、授業の予習や復習に十分な時間を割くことができ、お子さまの集中力をキープできます。
長時間まとめて勉強することが苦手なお子さまには、以下のように勉強時間を小分けにする方法もおすすめです。
また、毎日同じ時間に勉強をする習慣をつけることで勉強のハードルが下がり、取り組みやすくなります。
2. 小学校の学習内容の復習
春休みは、小学校で学んだ内容を復習する絶好の機会です。
算数や国語の基礎的な内容(四則演算や分数の計算、漢字や文法)を復習しましょう。
復習を通じて、小学校での学習の理解度を確認し、不足している部分を補うことで、中学の授業にスムーズに適応する準備が整います。苦手分野を中心に総復習を行いましょう。
3. 中学校の学習内容の予習
中学校の授業は小学校に比べて進度が速いため、春休みに基本的な内容に触れておくことで、授業スピードに付いていきやすくなるでしょう。
たとえば、以下の予習を行うことで、スムーズに中学校での授業に入っていけるでしょう。
- 国語:中1で習う漢字や長文の読解力問題
- 数学:正負の数の加法や減法
- 英語:中1で習う単語や文法
特に数学や英語といった積み上げ型の教科では、基本的な概念やルールを事前に理解しておくことで、授業の理解度が格段に向上します。
中学1年生向けの問題集や参考書を1日1ページずつ取り組むと無理なく予習が進められます。新学期に余裕を持って臨めるよう、計画的に学習を進めていきましょう。
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4. 学習習慣の確立
春休みは学習習慣を作る絶好の機会です。小学生の頃は宿題中心だった場合でも、中学生では自発的に学習計画を立てる必要があります。
春休みに「毎日決まった時間に机に向かう」や「課題を自分で設定して取り組む」などのルールを作ることで、自律的な学習習慣が身につきます。
早い段階で習慣化できると、学校が始まってからも無理なく学習を続けられるでしょう。
さらに、集中できる学習環境を整えることも重要です。静かな場所で勉強したり、机の上を整理整頓しておくことで、集中しやすい環境を保つことができます。
また、勉強中にスマホやゲーム機を手の届く場所に置かないようにすることで、気が散らずに学習に専念ができます。
5. 高校受験に向けた目標の具体化
春休みから3年後の高校受験を意識して、大まかでもいいので目標設定をしましょう。目標があると、勉強に対する意欲が高まり、日々の学習に目的意識が生まれます。
「〇〇高校に合格するために、定期テストで〇〇点以上を目指す」といった具体的な目標を立てることで、お子さまも主体的に勉強に取り組めるでしょう。
目標を設定することで、足りないものや努力すべきことが見えるようになり、モチベーションを高めるきっかけにもなります。
新中1の春休みの勉強をより充実させるコツ
最後に、新中1の春休みの勉強をさらに充実させるためのコツを紹介します。
以下のポイントを実践して新中1の学びを充実させましょう。
勉強時間を固定する
毎日同じ時間に勉強することで、脳が「勉強モード」に入りやすくなり学習効果が高まります。
「朝7時~8時は自分の机で勉強する」など、毎日決まった時間に勉強する習慣を作りましょう。
春休みは生活リズムが乱れやすい時期ですが、勉強の時間を固定にすることで無意識に机に向かう習慣が身につきます。中学に進学してもそのまま活かせる学びのリズムを春休みの期間に形成しておくことをおすすめします。
学習塾を利用して競争心を養う
学習塾を利用すると、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨する環境に身を置くことができ、自然とやる気が引き出されます。
さらに、学習塾ではプロの講師から適切なアドバイスや指導を受けられるため、効率的に苦手を克服できるメリットもあります。
春休みという短い期間を活かして塾の授業を受けることで、学びをさらに充実させるだけでなく、中学生活に向けた大きな自信も得ることができるでしょう。
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まとめ
今回は、新中1の春休みにやるべきことや準備を始めるべきタイミング、充実した勉強の進め方について解説しました。
特に小6の2月からの準備開始がカギになります。これにより、精神的な余裕を持って中学生活に臨み、定期テストや高校受験に向けた準備を計画的に進めることができます。
実際、新中1の春休みからの勉強では手遅れになる可能性が高いため、早めの準備が必要です。
- 精神的な余裕を持って中学生活に臨めるため
- 内申点に影響する定期テストに向けた万全の準備ができるため
- 中学生活の適応力が上がり、文武両道のバランスが取りやすくなるため
上記の理由を踏まえて、「小6の2月」から早めに中学生活の準備を始めていきましょう。
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