大阪府教育委員会は7月21日の会議で、グローバルハイスクール(GLHS)である府立高校の生徒の募集を文理学科のみにすることを決定しました。
対象となる10校とは、北野高校・豊中高校・茨木高校・大手前高校・四條畷高校・高津高校・天王寺高校・生野高校・三国丘高校・岸和田高校という以前より進学実績の高い高校ばかりです。
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そもそも、グローバルハイスクール(GLHS)とは?
グローバルハイスクール(GLHS)とは、「豊かな感性と幅広い教養を身に付けた、社会に貢献する志を持つ、知識基盤社会をリードする人材を育成する。」と大阪府のサイトに掲載されています。GLHSの指定は、大阪府GLHS評価審議会の審議内容に基づいて、府の教育委員会が3年に1度行っています。
文理学科のみの募集はすでに実施されていた
「普通科の募集をやめ、文理学科のみの募集とする受験方法の変化」という動きは、すでに平成28年度から北野高校と天王寺高校で実施されていました。
今回の変更は、平成30年度からその他の8校も文理学科のみの募集となるという決定です。ということは、現在中学3年生のみなさんから適用されるということです。
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その他大阪府公立高校入試の特徴
上記の他にも留意しておくべき点はいくつかあります。1つは、公立高校入試は前期・後期選抜の2回ではなく、一般選抜の1回のみ。以前は2回のチャンスがありましたが、現在は一発勝負となっています。一回の本番で確実に点数を取れる学力が必要とされます。
2つ目は、内申点と入試の配分です。内申:入試当日の比率は3:7で、入試本番での得点がより重要視されます。内申点ももちろん重要ですが、入試当日しっかりと得点できる実力養成が必要です。
3つ目は、以前は3教科(数学・英語・国語・小論文)だった文理学科入試が、現在は数学・英語・国語・理科・社会の5教科入試ということ。総合的な学力が求められるようになっています。