高校受験を控えたお子さまがいらっしゃるご家庭では、「我が子を塾に行かせるべきかどうか」で悩まれている方も多いのではないでしょうか。
実際によく見かける悩みとしては、以下のようなことが挙げられるでしょう。
- 子どもを塾に行かせる目的は何?
- 塾に通うデメリットってあるの?
- 結局、うちの子どもはどんな塾が合っているの?
この記事では、塾に行く目的や4種類の塾の特徴、塾に通うデメリットや解消方法などについてわかりやすく解説していきます。
最後に、塾を選ぶときの注意点やポイントも合わせて紹介します。お子さまを塾に行かせるべきかどうか悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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塾になぜ行くのか?その理由は?
なぜ塾に行くのか、その理由は以下の6つです。
- 学校の成績を上げるため
- 勉強を習慣づけるため
- 受験対策のため
- 一緒に勉強する仲間づくりのため
- 自宅で1人になることを防ぐため
- お子さまの学習ペースに合わせた環境を用意するため
それぞれの目的について、詳しく解説していきます。
学校の成績を上げるため
高校受験では、試験結果だけではなく「中学校での内申点」も重要な要素と言えるでしょう。
塾のなかには学校の授業理解が目的の塾があり、通っている学校に合わせたカリキュラムを組んでくれます。結果的に学校の成績アップに繋がり、内申点の向上を見込むことができます。
学校の定期テストで良い成績が取れれば、内申点にも良い影響が出て高校受験が有利になります。それを目的に塾に行かせるご家庭も多いでしょう。
勉強を習慣づけるため
学校での成績や志望校合格に向けて勉強することは大切ですが、高校入学後の大学、社会人になっても勉強は続いていきます。
習い事や部活動が忙しく勉強の習慣がないまま成長すると、どこかでつまずく可能性があります。早い段階から勉強習慣をつけることで、高校受験のためだけではなく生涯役に立つスキルが身につきます。
塾では週に何時間か授業をして定期的に試験も行います。もちろん宿題も出されますので、塾に通うことで勉強する習慣が染みつきます。
勉強を習慣づける環境が塾には整っていることが、塾に通う目的の1つといえるでしょう。
受験対策のため
塾には各高校の受験データやノウハウがあるため、効果的な受験対策ができます。
歴史の長い塾であれば最新の受験の出題傾向を把握しており、万全な体制で受験に挑むことができます。塾に通っていない他の受験生と差別化ができる点も魅力でしょう。
また、独学で受験する場合はスケジュール管理も大変です。その点、塾は受験日から逆算してやるべきことを管理してくれるなどサポート体制が手厚いこともメリットです。
一緒に勉強する仲間づくりのため
仮に学校に勉強する友達がいなくても、塾には他の学校からも志望校合格に向けて頑張っているお子さまが集まります。
勉強は時に孤独な作業になりがちですが、塾に通うことで、同じ目標を持った仲間たちと出会い、共に学ぶことでモチベーションを維持しやすくなるでしょう。
友達と競い合ったり、励まし合ったりすることで、自分一人では難しい課題にも挑戦する勇気が湧きます。塾に通うことで、成績向上はもちろん受験合格へと繋がる可能性が高まるのです。
自宅で1人になることを防ぐため
今では共働き夫婦が増えており、学校が終わって帰宅し、家の中で1人で過ごしているお子さまも多いのではないでしょうか。
お子さまが1人で家で過ごす時間が長くなると、防犯面で保護者の方も不安を感じることがあるでしょう。
塾に通うことでお子さまが一人で過ごす時間を減らし、講師陣が学習指導をしながら安心できる環境で過ごすことができます。安全面と学力面のいずれにおいてもメリットがあると言えるでしょう。
お子さまの学習ペースに合わせた環境を用意するため
塾によっては、学校のカリキュラムだけに捉われず、お子さまに合わせた指導をしてくれるところもあります。
例えば、学校の授業内容は既に理解しており、早く先に進みたいと考えているお子さまがいるとします。しかし、学校のカリキュラムは決められているため、先に進むことができずに物足りなさを感じてしまう可能性もあるでしょう。
その逆も然りで、理解が追い付いていないのにどんどん授業が進んでしまうこともあります。
一方、個別指導や自習型などの塾では、生徒一人ひとりに合わせたカリキュラムを作ることができます。学校の授業スピードに物足りなさを感じているお子さまに対して、最適なペースでの学習環境が用意されています。
塾の種類は大きく分けて4種類
塾には、大別すると以下4つの種類があります。
- 総合学習塾…全体的な学力向上が目的です。幅広いカリキュラムとバランスの取れた教育を提供します。
- 進学塾…受験に特化した指導を行い、難関高校など特定の学校へ進学させることが目的です。模擬試験などに特化したカリキュラムを提供します。
- 専門塾…英語塾や数学塾など特定の科目に特化した指導が目的です。専門的な知識習得に繋がるカリキュラムを提供します。
- 補習塾…学校の授業理解や成績アップのための補習が目的です。授業についていけない生徒が自信を持てるようなサポートを提供します。
それぞれ詳しく解説していきます。
1.総合学習塾
総合学習塾は、国語、数学、英語、理科、社会の幅広い教科を取り扱っており、学校の成績向上や受験対策に対応するオールマイティな塾です。
幅広い知識を総合的に学んで学力をバランス良く伸ばすことができるため、全体的な学力の向上が期待できるでしょう。
また、総合学習塾では、「受験対策をしていたけど、まずは学校の授業理解を優先したい」や「受験対策のつもりで入塾したけど、先に進学指導を受けたい」など、入塾後に目的が変わった場合でも、柔軟に対応できる点も魅力です。
2.進学塾
進学塾は、特定の難関校や有名校への合格を目指す高校受験に特化した指導を行う塾です。
進学塾では、高校受験を知り尽くした専門的な知識を持つプロ講師から質の高い指導が期待できます。受験に必要な知識や合格するためのテクニックを学ぶことができるでしょう。
また、進学塾のなかには入塾テストを実施しており、テストに合格できなければ入塾できない塾もあります。他の塾よりも学力の高い生徒が集まりやすく、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨する環境が整っている点も進学塾の特徴と言えるでしょう。
3.専門塾
専門塾は、英語塾や数学塾、プログラミング塾など、特定の科目やスキルに特化した指導を行う塾です。将来的になりたい職業や学びたい分野が決まっている場合に向いていて、対象の知識やスキルを深く学ぶことができるでしょう。
専門塾によって対象となるお子さまは異なりますが、基礎から応用まで幅広いレベルに対応している塾が多くあります。
また、塾長が直接指導をすることや少人数での指導になることが多く、専門塾の授業料は高い傾向がある点も特徴の1つです。
4.補習塾
補習塾は、学校の授業についていけないお子さまや、特定の科目で苦手を克服したいお子さまのために設けられた塾です。
学校の授業が理解できなかったりスピードについていけず、やる気や自信を無くしてしまう子どもも多いでしょう。
補習塾では、お子さまに合わせたカリキュラムを組んでくれる塾が多く、学習の基礎をしっかり固めて、お子さまが自信を持って学校の授業に臨めるようにサポートしてくれます。
学校の定期テストに合わせた問題演習などを行ってくれる補習塾も多く、手厚い体制で子どもの学習を支えてくれるでしょう。
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塾の授業スタイル(指導法)について
塾の授業スタイル(指導法)は、主に以下の4つがあります。
それぞれ詳しく解説していきます。
集団指導
集団指導では、1人の講師に対して複数人の生徒が一緒に授業を受けます。おおよそ10人から30人程度が一般的でしょう。
他のお子さまと競い合うことで、自然と競争心や学習意欲を高めることができ、切磋琢磨し合えるという点が魅力です。また、模試試験などを通じて自分の位置の確認もできます。
一方、全員が同じペースで学習を進めるため、学習の進度が統一されることも集団指導の特徴です。多くの生徒が一緒に学ぶことでの相互作用や、効率的な指導が可能な点が強みといえるでしょう。
個別指導
個別指導は集団指導とは異なり、講師が個別に指導を行います。一般的には1対1か、1対2、1対3などの形式が多いでしょう。
生徒の理解度や学習進度に合わせた指導を行ってくれるため、特定の分野が苦手だったり、授業につまずいたときなどに個別でサポートしてくれます。
質問や相談がしやすい環境も整っており、生徒一人ひとりの学力やペースに合った学習環境を提供できる点が個別指導の大きな魅力です。
また、講師の目も行き届きやすく、お子さまの集中力を保ちやすい環境だと言えるでしょう。
オンライン学習
オンライン学習は、パソコンやタブレット、スマートフォンなどのデバイスとネット環境さえあれば、自宅やカフェなどあらゆる場所で学習ができます。部活動で忙しいお子さまや自宅の近くに塾がないお子さまにおすすめです。
リアルタイムで授業を受けるライブ形式では、ビデオ通話で講師とリアルタイムでコミュニケーションが取れるため、オンラインでも質問や疑問がすぐに解決できます。
ライブ形式の授業だけではなく、時間に縛られることなく事前に録画された授業映像を視聴して学習するケースもあります。録画形式は、自分が理解できてない箇所や不明点を繰り返し見ることができるため、学習の定着がしやすい点も魅力と言えるでしょう。
自律学習
自律学習では、塾講師が生徒一人ひとりに合わせた学習計画を作成し、進捗を管理しながら学習を進め、必要に応じてサポートを行う指導方法です。
お子さまが自分のペースで主体性を持って勉強に取り組めるため、自己管理能力や学習態度を身に付けることができます。
個々の学習目標に応じた計画を立てるので、得意分野をさらに伸ばしたり、苦手分野を克服できることもメリットでしょう。
我が子に塾が必要かどうか迷った場合
我が子に塾が必要かどうかの判断に迷った場合は、「学習の目的や目標」と「現在の学習状況の評価」をすることがおすすめです。
- 学校の授業についていけていない
- 家庭学習が効果的に行えていない
- 受験に向けた準備が順調に進んでいない
上記のように、まずはお子さまの学習の目的や目標を整理して、なぜ勉強する必要があるのかを現在の子どもの学習状況と照らし合わせましょう。
お子さまに適した塾・指導形態を理解しよう
また、お子さまの性格や学習スタイルを理解してあげることも重要です。
例えば、学校の授業についていけていない場合や、特定の科目に苦手意識がある場合は、個別指導や補習塾が適しています。個別指導では、一人ひとりのペースに合わせた指導が行われるため、苦手科目を克服しやすくなるでしょう。
一方、学習習慣が定着していない場合や得意・不得意がまだ自覚できていない場合には、集団指導や総合学習塾が効果的です。集団指導では、同じ目標を持つ仲間と一緒に学ぶことで、自然と勉強のリズムが作られ、モチベーションが高まりやすくなります。また、総合学習塾では、幅広い科目をバランス良く学べるため、基礎的な学力をしっかりと固めることができます。
もし、難関校への進学を目指していたり、志望校合格に向けて受験の準備が思うように進んでいない場合は、進学塾を検討すると良いでしょう。進学塾では、受験に特化したカリキュラムやノウハウが提供され、目標校に合格するための効率的な学習が可能です。さらに、特定の科目や分野に強い興味や才能を持つお子さまには、専門塾や自律学習が適している場合もあります。これにより、お子さまが持つ強みをさらに伸ばすことができます。
- 集団指導…多くの生徒と一緒に学ぶため、他のお子さまと競い合うことや切磋琢磨することが好みのお子さまに最適です。
- 個別指導…一対一などの少人数が好きなお子さまや、自分の学力やペースに合った環境で勉強をしたいようなお子さまに最適です。
- オンライン…ネット環境があれば、どこでも学習が可能なため、部活動で忙しいお子さまや自宅近くに塾がないお子さまに最適です。
- 自律学習…塾講師が学習計画を作成し進捗管理を行うため、自律的な学習態度を身に付けたいお子さまに最適です。
どうしても判断がつかないという場合は、お近くの塾に相談したり、無料体験授業を利用すると良いでしょう。
塾に通う5つのデメリット
ここまでは塾に通うことで得られるメリットを紹介しましたが、塾に通うことで起こるデメリットもあります。
- 塾の費用がかかる
- 時間の拘束がある
- 塾に合わない場合はお子さまのストレスになる
- 受け身で勉強するケースがある
- 学校との両立が子どもの負担になる
上記の5つを詳しく解説していきます。
1.塾の費用がかかる
塾に通い始めることで、塾の費用がかかってきます。特に、進学塾や個別指導では授業料や教材費、入学金などの費用が高額になる傾向があります。
さらに、夏休みや冬休みに開催される季節講習では、追加で費用が発生します。月謝だけではなく、年間でかかるトータルの出費を把握しておくことが大事しょう。
家庭の予算と照らし合わせて、無理のない範囲で通える塾を選んでください。
解消方法
塾の費用がかかるデメリットを解消するには、以下の3つがあります。
- 塾代の負担が減る助成金や補助金の制度を確認する
- 入塾金が発生しない新年度募集や季節講習会のタイミングを狙う
- 必要な科目だけを受講するなど、コースを絞る
上記によって塾の費用を抑えられる可能性があります。お住いの地域や塾に問い合わせてみましょう。
2.時間の拘束がある
授業の曜日が固定されている塾が多いため、塾に通うことでお子さまの時間は拘束されます。
塾が自宅や学校から遠い場合は、より多くの時間を拘束することになり、お子さまのストレスになる可能性もあるでしょう。
塾の授業だけではなく、宿題や復習にも時間を割かなければなりません。既に部活動や他の習い事などで忙しい場合は、お子さまの体力や集中力に負担をかける場合もあるため、保護者の方は注意する必要があります。
解消方法
時間の拘束があるデメリットを解消するには、以下の2つがあります。
- できるだけ自宅から近い塾を探し、通塾時間を減らす
- 他の習い事のバランスを調整してスケジュールを見直す
上記を行うことで、お子さまの自由な時間を少しでも増やすことができるでしょう。できるだけ無理のない通塾日を調整して、自由時間やリラックスできる時間を確保してあげてください。
3.塾が合わない場合はお子さまのストレスになる
塾の雰囲気や指導方法がお子さまに合わない場合、塾に行くこと自体がストレスになることがあります。
講師や他の生徒との関係が上手くいかないときや、授業の雰囲気が合わない環境だと、心理的な負担を感じやすいでしょう。また、塾の課題やテストのプレッシャーが高まると、お子さまに過剰なストレスがかかることも考えられます。
塾が合わないと感じても、保護者に相談しづらく、結果的にお子さまが一人で悩みを抱え込んでしまうこともあります。
結果として、お子さまの学習意欲の低下にもつながりますので注意しましょう。
解消方法
塾がお子さまのストレスになり得るデメリットを解消するには、以下の3つがあります。
- 入塾前に体験授業を受けて、授業や講師の雰囲気を確認する
- 入塾後も定期的に塾講師と面談し、お子さまの様子を伺う
- 自由度の高い個別指導や自律学習を検討する
入塾前だけではなく入塾後にも適切にサポートしてあげてください。子どものストレスを軽減できる環境を作ってあげることが大切です。
4.受け身で勉強するケースがある
塾では、講師からの一方通行な授業を受けることが多く、お子さまが受け身で勉強する習慣が身についてしまうケースがあります。
お子さまが自ら学ぼうとする意識がなくなり、主体的な学習意欲が育たない原因になることもあるでしょう。
受け身で勉強する姿勢が定着してしまうと、自己解決能力や応用力などのスキルが身につかない可能性もあります。将来的な学習や仕事においても悪影響になりかねないため、保護者の方はお子さまをよく観察することが重要です。
解消方法
お子さまが受け身で勉強をしてしまうデメリットを解消するには、以下の2つがあります。
- お子さまに目標や学習計画を立てるように促す
- 塾での学習に加えて、定期的に学習のフィードバックを行う
上記を行うことで、お子さまが自発的に勉強を行うサポートに繋がります。問題解決型の学習やプロジェクト型学習を体験させることも効果が見込めるでしょう。
5.学校との両立がお子さまの負担になる
塾と学校の両立は、お子さまにとって負担になることがあります。学校の授業や部活動に加え、塾の授業や宿題をこなす必要があるため、時間的・精神的なプレッシャーがお子さまにかかります。
睡眠時間が削られたり、疲れが蓄積するなど、学習の効果が低下することもあります。
これらのデメリットを理解しつつ、お子さまに最適な学習環境を提供するために、慎重な塾選びをすることが重要といえるでしょう。
解消方法
学校と塾の両立がお子さまの負担になるデメリットを解消するには、以下の3つがあります。
- 学校終了後の休憩時間を設けられるように塾の開始時間を調整する
- 塾の宿題量を塾側と相談し、適切な量に調整してもらう
- 学校の課題と塾の学習を整理して、優先順位をつけて効率的に学習する
無理に塾に通わすことで、学習効率が悪くなり逆効果になる可能性があります。お子さまに十分な睡眠と休息を確保して、心身ともに健康を維持するように意識しましょう。
塾を選ぶときのポイント
塾を選ぶときのポイントは、以下の5つがあります。
- 費用は事前に精査する
- アクセスの良さを考慮する
- 口コミや評判だけでは判断しない
- 体験授業に参加する
- 塾の規模による教育サービスの違いを知る
それぞれについて、詳しく解説していきます。
費用は事前に精査する
塾の費用は家庭の経済状況に負担を与えるため、事前に費用を正確に把握することが重要です。
授業料、教材費、模試費用、季節講習費用などのトータルの出費を調べて、予算内で無理なく支払えるかどうかを精査しましょう。
また、検討している塾が入会金無しのキャンペーンをやっているのか、住んでいる地域に助成金制度があるかどうかも確認してください。
最終的には、塾のサービスや指導内容が支払う費用に見合っているかが大事になりますので、入塾して後悔しないためにも事前に精査しておきましょう。
アクセスの良さを考慮する
塾へのアクセスの良さは、継続的に塾に通うために必要な要素です。
アクセスが悪いと塾に行くこと自体がストレスになりお子さまへ負担がかかります。学習意欲の低下にも繋がりかねません。
自宅から自転車や徒歩で通える距離かどうか、悪天候時でも通えるかどうか、車での送迎ができるかなど、交通機関の利用もあわせて無理なく通塾できるかどうかを確認しておきましょう。
口コミや評判だけで判断しない
塾選びにおいて、口コミや評判は大切ですが、あくまでも参考程度にしましょう。
なぜなら、個人の主観や一部の情報に基づいており、必ずしも我が子に適した塾を示しているとは限りません。
良い評判の塾でも、お子さまに合わない場合もありますし、口コミなど他人の評価だけで決めるのはリスクがあります。
実際に塾に訪問し、教室や生徒の雰囲気、講師の質、カリキュラムの内容などを自分の目で確認して検討するようにしましょう。
体験授業に参加する
入塾前に体験授業を受けることは、塾を選ぶ際の大事なポイントの1つです。体験授業を通じて、講師の教え方や授業の進行方法、教室や生徒の雰囲気を感じられるでしょう。
また、体験授業ではお子さま自身がその塾で学ぶことに対してどう感じるかを確認できますし、体験授業は入塾前と入塾後のイメージの違いをできる限り払拭できる良い機会でもあります。
保護者の方は、体験授業後のお子さまの意見を聞き、入塾させるかどうかの判断材料として活用しましょう。
塾の規模による教育サービスの違いを知る
塾の規模も塾選びでの重要なポイントです。
大手塾と中小規模塾では、それぞれ特徴が異なります。
- 大手塾は、豊富な教材やシステム、最新の教育技術を活用した指導が受けられます。実績や信頼性も高く、進学情報やサポート体制が充実しています。一方、規模が大きく、個別対応が難しい場合もあります。
- 中小規模塾は、アットホームな雰囲気や個別対応のしやすさが特徴です。少人数クラスでの細かな指導が受けられ、個人のニーズに応じたサポートが可能です。また、地域の学校のカリキュラムや受験情報に詳しい点も強みです。
それぞれの特徴を理解し、お子さまの性格や学習スタイルに応じた塾を選びましょう。
なお、関西の学習塾「第一ゼミナール」は、大手塾の充実した教材や優秀な講師陣、進学実績等を持ちながら、中小規模塾の個別対応やアットホームな雰囲気も併せ持ちます。
生徒一人ひとりに寄り添った丁寧な指導を行い、幅広い学年とニーズに対応する多様なコースの提供が可能です。
初めての塾通いから難関校受験まで、全てのステージで生徒たちの成長と成功を支援する理想的な学習環境が整っています。
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既に塾に通っているのに結果が出ないときの対処法
お子さまが塾に通っているものの「成績が上がらない」や「模擬試験の点数が伸びない」など、結果が出ていない場合は、塾に通う目的を見直しましょう。
なぜなら、結果が出ていないときは、お子さまに合わない塾を選んでしまっている可能性があるためです。
塾に通う目的は、お子さまと保護者の方で異なる場合があります。本来は少人数で勉強をしたいお子さまが、保護者の方の考えで評判の高い集団指導の塾に通っていても、学習効果は得られにくいでしょう。
親目線だけで塾を選ぶのではなく、お子さまの性格を考慮し、お子さま自身が塾に通う目的を明確化できるように親はサポートするべきです。
結果が出ないときは落ち着いて親子で話し合い、目的を再設定することから始めましょう。
まとめ
今回は、塾に行く目的や4種類の塾とそれらの特徴、塾に通うデメリットや解消方法などについて解説しました。
塾にはさまざまなタイプや授業スタイル(指導法)がありますが、いずれの塾においてもお子さまが勉強をする場所というのは共通です。そして、塾での学習効果を最大限に発揮するためには、目的に沿った塾を選ぶ必要があります。
お子さまだけで目的を判断できない場合は、保護者の方との話し合いや塾の無料体験などを活用することで、塾に行く必要性や目的がより明確になるでしょう。
これから塾通いを検討しているという方や今通っている塾での結果が出ていないという方は、ぜひ塾に行く目的を再整理することから始めてみてください。
本記事が、皆さまのお子さまに合った塾選びのきっかけになりましたら幸いです。