毎年少しずつ変わる、大阪府の高校入試制度。もちろん、2017年度(平成29年度)の大阪府公立入試制度にも変化があります。今回は、2017年度の大阪府公立高校入試制度の重要なポイントについて、その他の学年のみなさんにもわかりやすくご説明します。
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2017年度の大阪府公立高校入試の日程
大阪府の公立高校の入試日程は、2016年度に大きく変更されました。2017年度はそれに付随する形です。具体的には、それまでの前期・後期日程が廃止され、一般選抜の場合は原則1回の3月入試になりました。なお、発表されている日程は下記のとおりです。
【一般選抜】
普通科・全日制のすべての学科へ入学を希望するお子さんは、一般選抜入試を受けます。
●出願期間
2017年3月2日(木)~6日(月) ※ただし、3月4日(土)・5日(日)をのぞく。
●学力検査等
2017年3月9日(木)
●合格者発表
2017年3月17日(金)
【特別選抜入試】
実技試験や面接をする、特定の学科のみが実施します。たとえば、工業高校の一部の学科や、体育科、音楽科などでは特別選抜入試が行われます。
●出願期間
2017年2月14日(火)と2月15日(水) ※音楽科は、2月1日(水)と2月2日(木)
●学力検査・実技・面接
2017年2月20日(月)と21日(火) ※音楽科は2月12日(日)と2月20日(月)
●合格者発表
2017年2月28日(火)
一般選抜も特別選抜入試も、「特別な場合はのぞく」という但し書きがつきます。上記を参考にしたうえで、希望高校の入試日程を確認しましょう。
同じ高校内で複数学科への出願が可能
同じ公立高校内かつ、普通科・文理学科・英語科など「一般選抜」扱いになる学科であれば、複数学科へ出願が可能です。たとえば、普通科と国際科がある高校で「第一希望・国際科」「第二希望・普通科」というような出願ができます。
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対策必須!英数国の難易度を理解しよう
一般選抜の受験科目は英・数・国・理・社の5教科です。理科と社会は共通問題ですが、英語・数学・国語に関しては3種類の難易度A(基礎)、B(標準)、C(発展)のなかから、各高校が難易度を指定します。どの高校が、どの難易度の問題を選択するかについては、各高校が判断をして決めています。なお、各高校が使用する問題の種類は事前に公表されます。そのため、志望校を早く決めれば、入試難易度を意識した勉強方法をとることができます。
上記の対策も必要ですが、2017年度、大阪府の公立高校受験をする中学3年生の勉強のキーポイントは、なんといっても「英語」です。簡単にいうと、2017年度は英語が難しくなります。次回記事では、大阪府立高校入試における、英語の変更点と対策をご紹介します。