2017年4月、大阪府立初の中高一貫校として富田林中学校が開校しました。
ここでは、その教育カリキュラムや教育理念から、富田林中学校魅力を見ていきましょう。
あわせて、富田林中学校の2018年度入学者選抜の志願者倍率を検証し、受検にあたっての心構えや注意点についてご紹介します。
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大阪府立富田林中学校ってどんな学校?
大阪府立富田林中学校は、もともとあった富田林高校に併設する形で2017年4月に開校しました。
府立学校初の中高一貫校であることから、そのカリキュラムやプログラムには多方面から大きな期待が寄せられています。
富田林中学校では、文科省が定める学習指導要領に基づく教育課程をベースとしながら、さらに発展した学習を交えた授業を展開しています。授業は、1コマ45分で7限制。
そこで重要視されているのは、グローバルな視野やコミュニケーション能力、論理的思考や課題発見力・解決力、社会貢献意識や地域愛の育成と向上。地域に軸足をおきながらも世界に視野を向け、国際社会で活躍できるグローバルリーダーとなれる人材の育成に力を入れています。
こういった目標のもとに実践されているのが、アクティブ・ラーニングに重きをおいた取り組みです。特色のある取り組みの例としては、毎朝おこなう「モーニングイングリッシュタイム」や、課外学習として「イングリッシュキャンプ」や海外修学旅行などがあります。
また、週に1度おこなわれる放課後学習「富中未来塾」では、高校生がスタディーサポーターを担当しています。こういった取り組みは、中高一貫校ならではの強みだといえるでしょう。
このほか、進級先となる高校は、科学技術分野で国際的に活躍できる人材を育成するために先進的な理数教育を実践する学校「スーパーサイエンス・ハイスクール」にも認定されています。
そのため、科学や数学などの理数系分野において、質の高い指導が期待できます。
また、科学部(部活動)の活動も非常にさかんで、たくさんの生徒が参加しています。部活動のなかで、大学体験や実習・施設見学など、より実践的な課外活動の機会もあります。
平成30年度の富田林中学校の入学者選抜志願倍率は?
そんな富田林中学校の入学者選抜志願者数は、定員120名に対して497名。男女別では、男子志願者が230名、女子志願者が267名でした。
志願倍率は4.14倍と、非常に人気が高かったことがうかがえます。
富田林中学校の入学者選抜では、3種の適性検査と作文が実施されます。
具体的には、適性検査Ⅰ(国語的問題)、適性検査Ⅱ(社会・理科融合的問題)、適性検査Ⅲ(算数的問題)がそれぞれ45分間ずつおこなわれ、30分間で400文字程度の作文の提出が求められます。
適性検査での出題範囲は、小学校の学習指導要領内容に沿ったが基本です。基本的・基礎的な知識・スキルをみる問題と、身につけた知識・スキルを活用する力や論理的思考力・判断力・表現力などをはかる問題が出題されます。
富田林中学校は公立校であるため、私立中学入学試験のような学力検査は実施されません。
そのかわり、中高一貫校で6年間学び続けられる意欲や資質をはかるために、このような内容の適性検査がおこなわれるのです。
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