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小学校におけるプログラミング的思考で身につく5つの力

プログラミング教育が小学校で導入され、「専門的なことを質問されたらどうしよう」「コンピューターのことなんて分からない」と不安になっている保護者の方も多いのではないでしょうか。

安心してください。文部科学省が「プログラミング的思考を育むことが目的」とはっきりと言っているように、プログラミング言語を操るための知識・能力(コーディングと言います)が求められているわけではないのです。

ではプログラミング的思考とはいったいどんなもので、それができるとどんな能力が子どもの身につくのでしょうか。今回は身近な料理を例に取りながら、プログラミング思考とはどんなものかを説明していきます。


プログラミング的思考って何?

まずは前提となる言葉「プログラミング的思考」とは何なのかを明らかにしていきましょう。

簡単にまとめると「目的達成のための手段や順番、方法を考え、その中から最も適した答えを導くこと」。似たような言葉に「論理的思考」などがありますが、今回はあくまでどんな能力が身につくかがテーマ。よけいな説明は省いていきましょう。

→2020年から小学校教育で「プログラミング」が必修化!気になるその内容は?


やるほど身につく5つのチカラ

では本題です。プログラミング的思考で身につくとされる能力は「抽象化」「分解」「順序立て」「分析」「一般化」の5つです。さっそく身近な料理「丼もの」を例に、この5つの能力の正体を解き明かしていきましょう。

A - コピー

【抽象化】

天丼に牛丼、カツ丼など、いろんな種類の料理がありますが、ひとくくりにすることができますよね。キーワードはもちろん「丼」です。こんなふうに異なる者同士の共通点を発見してひとつの記号(今回の場合は「丼」)にまとめるのが「抽象化」の能力です。

共通点を見つけ出すという力に限って言えば、人とのコミュニケーションの場面でも役立ちます。例えば初対面の人と話す時、自分との共通点を見つけられれば会話が弾むきっかけになります。モノだけでなく、人との共通点も発見できるように言葉がけをしてあげたいものですね。

【分解】

次は親子丼を想像してみましょう。それにはどんな材料が使われていますか。鶏肉、卵、玉ねぎ、三つ葉、だし、醤油、酒、みりんなど様々なものが挙げられます。

親子丼という料理を、こんなふうに材料別に取り出せる能力が「分解」にあたります。つまり全体像を形づくる一つひとつの部品を正しく把握する力ということになります。

【順序立て】

料理で順序立てと言えばレシピのことです。いま頭の中で分解したばかりの親子丼の材料を再び完成品に戻すにはどうすればいいのかを整理する作業です。

鶏肉と玉ねぎを切って卵をといておき、鍋に各種調味料、水を入れてひと煮立ち。鶏肉と玉ねぎを加えて火が通ったら卵を投入して仕上げたら丼の上へ。三つ葉をあしらって完成。これが「順序立て」の能力です。

完成形を想像し、必要な作業を適切な順番で(さらに効率よく)行うために必要な能力がこれに当たります。



B


【分析】

できた親子丼を食べてみると、前に作った時よりもいい出来だった!それは卵の半熟具合が絶妙だったから。一気に全部の卵を入れるのではなくまず半分だけ入れてもう半分を後から入れると、固まり過ぎずに仕上げられると考えた結果がこれでした。

こんなふうに前例を踏まえ、どうすれば次はより良くできるかを考えるのが「分析」の能力です。

【一般化】

おいしい親子丼のつくり方を知っているのが自分だけではもったいないですね。他の人でも同じものができるように誰にでも分かりやすく示すのが「一般化」の能力です。つまり料理のレシピ本などは個人の調理方法を読者に分かるよう一般化したものなんですね。

「抽象化」「分解」「順序立て」「分析」「一般化」。文字で書くといかにも難しそうです。しかし料理を例に説明できたことでも分かる通り、プログラミング的思考はコンピューターのことではなく、意外と日常の暮らしに役立ちそうなスゴイものという感覚は持っていただけたのではないでしょうか。

「生きる力がつく」まで言うには大げさかもしれませんが、プログラミング的思考で身につく5つの力の話を、まずは今夜の夕食は「丼」にして、目の前の丼を引き合いに出しながらお子さまとしてみては。




プログラム入力だけで終わらないロボット製作

例えば料理のようなものだと、自分がやった結果がそのまま見えるカタチになります。ところがプログラミングの結果は画面上での確認だけになるので、うちの子には物足りないという声も、一方でよくお聞きします。そんな人におススメなのがロボット製作です。

自分の手で組み立てたロボットを自分の思い通りに動かすには、正解を予想し、調べ、考え、動かすといった一連のプロセスが必要になってきます。何度も組み立て直し、何度もプログラムを考え直す過程を通じて、子どもたちは知らず知らずのうちに思考力や問題解決力を身につけていきます。これは、自分の手を使ってものづくりをする中で必要な能力を鍛える「ハンズオン」と呼ばれる教育手法です。

ロボットを自分の思い通りに動かしたい!という子どもの純粋な動機を、プログラミング的思考のほか、科学的な知識、想像/創造力のトレーニングに直に結びつけやすいのが特長です。




まずは身近に感じる体験から!

最後にもう一度確認しておきます。プログラミングは「抽象化」「分解」「順序立て」「分析」「一般化」の5つの能力をつけるための訓練方法のひとつです。

コンピューターの知識を身につけるために学ぶのではありません。ロボットにしても、ロボットそのものをつくるのが目的ではなく、試行錯誤を繰り返すそのプロセスに学びがあるのです。プログラミングやロボット製作に実際に触れられる体験から始めてみるといいでしょう。


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