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高校受験の準備はいつから何をすべき?開始時期やスケジュールを紹介

高校受験の準備はいつから何をすべき?開始時期やスケジュールを紹介

高校受験は、多くのご家庭にとって人生の重要な転機となるイベントです。

しかし、高校受験の準備を始めるタイミングについて悩む保護者も多いのではないでしょうか。

特に、中学1・2年のお子さまをもつご家庭では、「いつから受験勉強を始めるべきか」と迷う方も多くいらっしゃるでしょう。

受験生の多数は中3のはじめ、もしくは中3の夏休みから高校受験の準備を始めますが、高校受験を有利に進めたい場合は早期に始めるのがおすすめです

この記事では、高校受験の準備を始める最適な時期と、スムーズに受験対策を進めるための具体的なスケジュールについて、分かりやすく解説してます。高校受験を有利に進めたい方は、ぜひ参考にしてください。



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この記事のポイント

高校受験の準備は早期スタートがカギ!その理由とは?

高校受験の勉強は早期スタートがおすすめです。

ここでは、一般的な開始時期の傾向を踏まえつつ、なぜ早期に高校受験の準備を開始するのがおすすめなのかを詳しく解説していきます。

一般的な高校受験準備の開始時期

2011年に行われたベネッセ教育研究開発センター(現・ベネッセ教育総合研究所)の「高校受験調査」によると、「中3の夏休み頃」に高校受験の準備を開始したお子さまが一番多い結果になりました。ついで多いのは「中3の初め頃」となっています。

しかし、この時期から受験勉強を開始すると、学習習慣の確立や、基礎固めに時間を取られてしまい、本格的な受験対策が遅れてしまう可能性があります。本人の実力や志望校によっては、合格が遠のくことも考えられるでしょう。

高校受験の準備は早ければ早いほど良い

高校受験の準備は、早ければ早いほど有利になります。

特に、高校受験で出題される問題は1・2年で習う内容が多く含まれています。中学1・2年のうちから受験勉強を意識して、基礎固めを行うことで、応用問題への対応力を高めます。

そのため、中学1・2年の頃から高校受験を意識して、遅くとも中2の冬には準備を開始するのがおすすめです

多くの都道府県では3年間の成績が内申点として評価されます。1・2年の頃から受験を意識して定期テストの対策をしっかり行うことで、点数が向上し、内申点アップも期待できるでしょう。

高校受験の準備はいつ、何をすべき?受験までのスケジュール紹介

高校受験のスケジュールは、受験までの1年間をどう過ごすかにかかっています。

入試の時期(公立高校は1月下旬から3月中旬頃、私立高校は1月上旬から2月中旬頃)に向けて、段階的に準備を進めることが合格への近道です。

中学2年生まで:定期テストを徹底的に対策!

中学2年生までの期間は、定期テスト対策をしっかり行いましょう。

前述の通り、中学1年生の最初の定期テストの成績から内申点として評価されます。特に、公立高校を第一志望にしている場合、内申点が合否に与える影響は大きく、中1から高校受験は始まっていると言えます。

参考記事:高校受験の内申点を徹底解説!受験時の影響度や注意点、評価を上げる方法とは

また、定期テスト対策を通じて、基礎的な学習内容も着実に身につけられます。この時期に基礎を固めることで後の応用問題に対応できるようになり、受験勉強をスムーズに進める準備を整えます。

特に、数学や英語などの積み上げ型の科目は、一度分からなくなってしまうと、その先も理解できなくなってしまう恐れがあります。今後の学習でつまずくことのないよう、しっかり土台を固めておきましょう。

中3春~夏前:基礎固めと学習習慣の確立

いよいよ受験生となったこの時期は、学習の習慣を確立するとともに、基礎固めを徹底的に行います。

特に重視したいのは毎日の授業の復習です。3年生で学習する内容は、定期テスト対策だけでなく本番の入試にも出題されます。授業内容をその日のうちに復習して、知識を確実に自分のものにしていきましょう。

夏休み:学習ペースを上げ、集中的に学習!

夏休みは、受験勉強において集中的な学習時間を確保できる貴重な期間です。この時期に重要なのは、今までの学習ペースをさらに引き上げ、計画的に取り組むことです。

まず、一日の勉強時間を増やし、集中力を保つ訓練を始めましょう。夏休み後には、過去問や模試で長時間の集中が求められるため、今のうちから集中力を鍛えることが必要です。また、受験直前に焦らずに済むよう、夏休み中に復習と予習のバランスを意識した学習習慣を強化していくとよいでしょう。

また、夏休みは得意科目をさらに強化するための絶好の機会でもあります。苦手科目だけに集中するのではなく、得意科目の演習や応用問題にも取り組み、学力全体を底上げしておくことが秋以降の受験勉強をよりスムーズに進める鍵となります。

夏休み明け~冬休み前:実践力を鍛える!

模試などを利用して出題される問題の傾向をつかみ、実戦的な問題演習に取り組みます。

模試とは、高校入試を想定として作成された模擬試験です。複数回模試を受けて、時間配分や解き方のコツを身につけましょう。模試を受けるだけではなく、間違えた問題を必ず見直し、次に同じ問題が出題されたときに正解できるようにすることが重要です。

冬休み~直前期:体調を整え、総仕上げをする

冬休みは各教科の苦手な単元をつぶし、過去問を解きながら受験勉強の総仕上げを行う時期です。

苦手な単元を重点的に復習し、過去問を繰り返し解くことで、試験本番に向けて自信を持って挑む準備をします

1月に入ると出願がスタートします。規則正しい生活を送りつつ体調を整え、本番に向けてラストスパートに入りましょう。



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高校受験成功のための6つのポイント

高校受験に向けて効率的に学習を進めるにあたって、以下の6つのポイントを押さえておくことが、合格へのカギとなります。

1.  勉強の計画を立てる

学習計画を立てることで、合格するためにやるべきことが明確になります。

まず、志望校の試験日程や出題傾向を確認し、それに基づいて科目ごとの学習スケジュールを作成します。

そして、計画を立てる際には、長期的な目標を立ててから、短期目標を設定しましょう

「3ヶ月で英語の長文読解をスムーズにできるようにする」という長期的な目標から、「1週間で英単語100個を覚える」という短期的な目標を立てるなど、定期的に進捗を確認することで、効率的に学習を進めることができます。

実際に計画を実行して、目標を達成するのが難しいと感じたときは、柔軟に計画を修正してください。

2.  勉強習慣を早期に確立する

高校受験の勉強習慣は、受験生になる前から意識しておくべきポイントです。まずは、毎日決まった時間に勉強する習慣をつけましょう。時間が短くても、継続的に行うことで集中力や学習効率が向上します。

勉強習慣がつくと、学習した内容が定着しやすくなるため、目標が達成しやすくなります。また、習慣化してしまえば「机に向かうのが面倒だ」と感じることもなくなり、勉強を継続しやすくなるでしょう。

受験生となる中学3年生になってから慌てないために、1・2年の頃から少しずつ勉強する習慣を身につけてください。

3.  基礎固めを徹底する

基礎固めは、高校受験での成功に欠かせません。

応用問題や過去問に早く取り組みたい気持ちは理解できますが、基礎が不十分なまま勉強を進めても成績は上がらないでしょう

きちんと基礎を理解しなければ応用問題を解くことはできませんので、難問に対応できる学力を養うために基礎固めを行なってください。

特に数学や英語は積み重ねが大切な教科です。定期的に復習を行い、抜け漏れがないか確認しながら基礎を固めていきましょう。

4.  苦手科目を放置しない

苦手科目をしっかり克服しておくことも、受験を成功させるための大切なポイントです。

得意科目に比べて苦手科目はどうしても後回しにしがちですが、受験では全科目でバランスの取れた成績が求められます。

得意科目の80点を100点に伸ばすより、苦手科目の50点を70点に伸ばす方が実は簡単です。全体の点数をスムーズに上げるためにも、苦手科目を放置しないよう心掛けてください。

まずは、お子さまは何が苦手なのかを明確にし、それを克服するための具体的なプランを立てましょう。少しずつ苦手科目に取り組むことで、確実に理解が深まっていき、点数が取れるようになるでしょう。

5.  間違えた問題は必ず解きなおす

間違えた問題は、なぜ間違えたのかを必ず確認し、同じ間違いを繰り返さないようにしましょう。

間違えた問題は現時点での苦手な問題であると同時に、今後の得点を伸ばす鍵となる問題でもあります。解きなおしすることで、着実に得点源に変えましょう。

ケアレスミスのように「分かっているのに間違えた」という場合も、解きなおしを習慣化することで、間違えやすいパターンを把握できます。

おすすめの方法は、ノートに間違えた問題を記録していくことです。定期的に見返す習慣をつけることで、同じミスを繰り返さず、確実に成績を向上させていくことができます。

6.  インプットとアウトプットをバランスよく行う

受験勉強では、インプット(学習)とアウトプット(問題演習)のバランスを取ることが重要です。

インプットは知識を習得すること、アウトプットは知識を外に出すことです。たとえば、参考書を読んだり漢字を覚えたりするのはインプットで、問題を解くのはアウトプットにあたります。

ひたすら教科書を読んで勉強するお子さまもいますが、インプットばかりでは知識が定着しません。アウトプットすることで、インプットした知識が定着します

教科書や参考書で基本的な知識を学んだら、問題集や模試を通じてアウトプットの練習を行いましょう。また、過去問や模擬試験などでアウトプットを繰り返すことで、本番の試験に向けた実戦的な力を養うことができます。

高校受験でお子さまのためになる親のサポート

高校受験は、お子さまにとって大きな挑戦であるため、不安や悩みを抱えることもあるでしょう。お子さまが受験に専念するには、親の適切なサポートが不可欠です。

ここでは、高校受験で求められる親のサポートを2つ紹介します。お子さまの受験準備を手助けしたいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。

1.お子さまの学習環境を整える

まずは、お子さまが集中して勉強できるような環境を整えましょう。

テレビや動画の音がうるさい部屋では、お子さまは勉強に集中できません。目が届く範囲にスマホや漫画などが置かれていても、気が散ってしまうでしょう。

人は視覚情報に注意を引かれやすい生き物なので、逆に視界に興味がないものをおくと、勉強の妨げになりにくくなります。視覚的な刺激を減らすことで勉強に没頭できるようになります

家族全員で協力して、お子さまが集中できる環境を作ってあげてください。幼い兄弟姉妹がいる、近所で工事をしているなど、家で集中できる環境を作るのが難しい場合は、図書館や塾の自習室を利用するよう促してあげてもいいでしょう。

2.勉強面ではなく精神面のサポートを心掛ける

高校受験の準備をするお子さまに対しては、勉強面ではなく精神面のサポートを心掛けてください。

高校受験はお子さまにとって心身に負担がかかるものです。プレッシャーやストレスを感じやすい受験期には、親が精神的に支えてあげることが大きな力になります。

お子さまが不安や悩みを抱えているとき、親はそれを否定するのではなく、共感し、理解を示してあげましょう。勉強に取り組んでいる姿を褒めてあげるなど、ポジティブな声掛けをして良い雰囲気を作ってあげると、お子さまも前向きな気持ちになります。

ただ話を聞いてあげるだけでもいいので、ストレスを和らげて安心できる居場所になってあげてください。

高校受験の準備に関するQ&A

ここでは、高校受験の準備に関する疑問と、その回答を集めました。高校受験の準備に関して疑問点のある方は、一読してみてください。

難関高校を目指す場合の準備はいつから始めるのがベスト?

偏差値70以上レベルの高校を、一般的に難関高校と呼びます。難関高校を目指す場合は、中学2年生の春休みから本格的に受験勉強を開始し、中3の夏には実戦的な問題を解ける状態にしておきましょう

難関高校の試験問題は非常にハイレベルです。難しい問題を本番で解くためには、当日までに多くの実践をこなす必要があります。

先取り学習を進めて早期に基礎固めを終え、応用問題に取り組む時間を確保しましょう。

高校受験の勉強と部活を両立させるコツは?

中学3年の春~夏頃までは、部活動に時間を取られてしまうケースもあります。

部活で忙しくても計画的に時間を使う生活を意識することが大事で、「この時間帯は絶対に勉強する」という時間を作ってください

方法としては、1日のスケジュールを細かく決めるといいでしょう。起床して学校に行くまでの時間、部活後の時間などを勉強する時間として確保します。

また、学校で席について授業が始まるのを待っている間や、就寝前に布団に入り寝付くまでの隙間時間に、英単語や歴史の年号を覚えるなど、最大限に時間を活用しましょう。

高校受験に必要な勉強時間の目安は?

高校受験に必要な勉強時間の目安は、以下の通りです。

  • 中学2年生まで:平日1時間、休日2~3時間
  • 中学3年生:平日2~3時間、休日4~5時間、長期休暇6時間~8時間

ただし、高校受験の勉強に必要な時間は、志望校や成績などにより大きく異なります。大切なのは、集中して勉強し、計画的に学習を進めることです。周りと比較せず、計画通りに学習を進めましょう。

高校受験の準備開始が遅くなってしまったら?

高校受験の準備開始が遅くなったとしても、努力次第で志望校に合格することは可能です。ただし、後れを取り戻すために毎日相当な量の勉強時間を確保する必要があります。

また、受験準備が遅くなった場合、志望校の選定は慎重に行ってください。お子さまの学力と高校のレベルがあまりにかけ離れていると、現実的な合格ラインがみえなくなります。

一方で、「今から入れる高校ならどこでもいい」と妥協してしまうと、勉強する気力が失われてしまう恐れもありますし、高校進学後も楽しい学校生活を送れない可能性もあります。

受験当日までに頑張って間にあわせる、とのモチベーションが保てる学校を丁寧に選びましょう。

高校受験を乗り越えるのに塾は必要?

塾が必要か否か迷った場合は、利用することをおすすめします。

塾に通わず、独学で合格する人がいることも事実です。しかし、これは成績に問題がなく、自分でスケジュール管理をしながら自発的に勉強できることが前提ということを忘れてはいけません

塾では以下の大きなメリットを受けられます。

  • 学習習慣が身に付く
  • モチベーションを保ちやすい
  • スケジュール管理をしてもらえる
  • 最新の受験情報が手に入る
  • 分からない問題を質問して解決できる

独学での合格に自信がない場合は、塾の力を利用し、合格を引き寄せましょう。



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まとめ

高校受験の準備は、早ければ早いほどスムーズに受験勉強を進められます。

中学1・2年の頃から高校受験を意識して、遅くとも中2の冬には準備を開始してください。十分な時間をかけて基礎を固めることで、応用問題にも対応できる力が身につくでしょう。

なお、入試に影響する内申点の査定は、中1の定期テストから始まります。第一志望が公立高校のお子さまは、中学校に入学すると同時に準備を始めることをおすすめします。

受験までのスケジュールを意識し、その時期に必要な力を身につけることで、着実にステップアップすることが可能です。その際は、確実に基礎を固める・インプットとアウトプットをバランスよく行うなどのポイントを踏まえながら準備を進めてください。

本記事で紹介したスケジュールや受験準備のポイントを参考にしながら、後悔のない受験準備をしましょう。

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