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高校受験を控えた中学生の冬休みのおすすめ勉強方法!スケジュールの組み方や有意義に過ごすコツを解説!

高校受験を控えた中学生の冬休みのおすすめ勉強方法!スケジュールの組み方や有意義に過ごすコツを解説!

高校受験の本番を控えた冬休みは、受験生にとって学力を底上げするチャンスの時期でもあります。
冬休みの過ごし方で、来たる高校受験に合格できるかどうかが左右されると言っても過言ではありません。

しかし、冬休みは2週間前後しかなく、年末年始の節目に重なるため、勉強をサボりがちになる受験生も少なくありません。大事な冬のお休みを有意義に過ごせるよう、保護者のサポートが必要になるでしょう。

本記事では、高校受験を控えた中学生が、冬休みをどのように過ごすべきか解説します。勉強時間や勉強方法、スケジュールの組み方など詳しく解説しますので、ぜひご覧ください。

この記事のポイント

【学年別】中学1年・2年・3年の冬休みの勉強時間と内容

高校受験の準備は、中学1年生から計画的に進めましょう。
冬休みでやっておくべき勉強内容や時間は、学年ごとに異なります。具体的には、以下のようにして勉強を進めるのがおすすめです。

学年勉強時間勉強内容
中学1年生2時間前後英数
中学2年生3時間前後苦手科目
中学3年生8時間前後過去問・苦手科目

以降で、学年別で冬休みの過ごし方を解説していきます。

中学1年生:1日2時間、英数を中心に

中学1年生の冬休みは、1日2時間ほどの勉強時間を確保してください。

2時間連続ではなく、朝晩1時間ずつでも構いません。1年生から受験を意識させすぎると、ストレスに感じる場合もあるため、無理のないペースで勉強しましょう。

科目は、多くの人が苦戦する「英語」と「数学」を中心にするのがおすすめです。ただし、国語だけが苦手であれば、国語を中心に勉強しても問題ありません。

自分の得意・不得意をふまえて、国語・数学・英語をバランスよく伸ばしていきましょう。

中学2年生:1日3時間、苦手科目を中心に

中学2年生の冬休みは、最低でも1日3時間ほど勉強しましょう。

2年生の段階で、学校休業日に勉強する習慣をつけられるかどうかが、受験を乗り切るためのポイントになります。最初は1〜2時間でも問題ないので、徐々にエンジンをかけて勉強に取り組みましょう

科目は、受験する3科目(国語・数学・英語)ないし5科目(国語・数学・英語・社会・理科)のうち、苦手なものを多く取り組んでください。受験が5科目の場合は、まず国語・数学・英語を固めてから、ほかの科目に取り組むのがおすすめです。

中学2年生の段階で基礎をしっかりと固めて、受験期を迎えましょう。

中学3年生:1日8時間、過去問と苦手科目を中心に

高校受験を控えた中学3年生は、1日8時間程度の勉強が望まれます。
休む日を設けても構いませんが、週5〜6日は8時間前後の勉強時間を確保しましょう

受験直前の冬休みは、苦手科目を徹底的になくすのが重要です。苦手科目をなくす目的は、点数向上だけではありません。当日に「あの分野が出たらどうしよう」と、メンタルが不安定になるのを防ぐ効果もあります。

苦手科目だけではなく、過去問を当日と同じ制限時間で解くのも大切です。本番で時間が足りなくならないように、時間の感覚を身体に覚え込ませましょう。

冬休みのスケジュールの組み方

冬休みを有意義に過ごすためには、休み前からスケジュールを組んでおくといいでしょう。

ただし、闇雲にスケジュールを組んでしまうと、計画倒れを起こしモチベーションが低下してしまう可能性があります。

ここからは、冬休みのスケジュールの組み方を5つのステップに分けて解説しますので、参考にして計画を立ててみましょう。

1.    現状の把握と課題の洗い出しをする

まず最初に、過去に受けた模試の結果をまとめましょう。

自分は何が得意なのか、不得意なのか現状を把握しないと、冬休みにやるべきことが見えてきません。今までの結果を顧みて、洗い出してみてください。

課題の洗い出しをする際には、まず科目ごとを得意・普通・苦手に分けます。そして、科目ごとに得意な内容・苦手な内容をまとめておきましょう。課題が明確になると、勉強時間の配分がしやすくなります。

2.    課題を潰すためにやるべきことを明確にする

課題が明確になったら、科目別で取り組むべき内容を書き出します。

「教材Aの〇ページの△△の問題」と具体的に出してください。模試・過去問・教材の3種類で、それぞれ何をどのくらいやるか考えておきましょう

また、英数国理社の5科目すべての内容を網羅するのは難しいため、科目ごとで勉強量を調整しましょう。得意科目を少し減らしておくと、苦手科目に集中しやすくなります。

3.    冬休み中に確保できそうな勉強時間を決める

学習計画を立てる前に、勉強時間をどのくらい確保できるか考えましょう。

冬休みはおおよそ14日程度で、想定しているよりも勉強時間が取れないかもしれません。例えば、1日8時間、週6日で勉強する場合、冬休みで使える勉強時間はおおよそ96時間程度です。

「冬休みは●●時間は頑張って勉強するぞ!」と、最初に決めた勉強時間を目標にすることで、ダラダラと過ごすことがなくなり、モチベーションアップにも繋がります。

ただし、やることが多すぎて詰め込み過ぎると計画倒れになって、逆にマイナスの影響が大きくなります。苦手分野に絞って、無理なく終えられるように時間を調整しましょう。

4.    やるべきことを日割りにする

やるべきことと勉強時間がわかったら、どの日に何をするか考えます。

最初は「〇日は国語〇時間、数学〇時間」と科目別に割り振っていったほうが、計画を立てやすいのでおすすめです。科目ごとの配分を考えたうえで、「いつ」「何をするか」まで落とし込んでみましょう。

なお、勉強内容に関しては、細かく決めなくても問題ありません。勉強を進めるうちに、課題が少しずつ明るみになって、やるべき勉強内容が変わるケースがあるためです。

前半だけ内容を固めておき、後半は科目ごとの割り振りをしておくと良いでしょう。

5.    1日の勉強量を調整する

日割りのスケジュールができたら、1日ごとの勉強量を微調整していきましょう。調整する際には、以下のポイントを意識してみてください。

1日の勉強量を調整する際のポイント

  • 1教科ごとの勉強時間は1時間前後にする
  • 15分刻みなど、あまりに細かいスケジュールにしない
  • 毎日30分〜1時間程度は、予備の時間を確保する

日ごとのスケジュールを組むときは、時間に少しゆとりを持たせてください。苦手な教科に手こずって時間がかかったり、集中できなかったりして、計画通りに勉強が進まない可能性があるためです。

毎日30分〜1時間程度の余裕を作っておくと、何かあっても対処できます。

【中学3年生】高校受験前の冬休みのおすすめ勉強方法

ここからは、高校受験の直前の中学3年生の冬休みにフォーカスをあてて解説していきます。
中学3年生は、前半・中盤・後半に分けて、勉強方法や内容を変えていくのがおすすめです。

受験前最後の冬休みを、効率よく勉強できる大事なポイントをいくつか紹介していきます。

冬休み前半:模試や過去問2〜3年分を解いておく

まずは、模試や過去問を3年分、2〜3回ほど解いておきましょう。

1回目は苦手分野が顕著に現れるので、間違えた部分を3回は復習してください。1回目に間違えた分野をまとめておくと、試験直前に振り返りやすくなります。

2〜3回目は、制限時間内に余裕を持って解けるかを確認します。時間配分がうまくいかない場合は、最初に問題をざっと見て「解けない問題」を見つけておくのがおすすめです。

特に私立高校では、難易度が高い問題を出題しているケースがあるので、解ける問題から確実に解いていき、堅実に得点を稼ぐようにしましょう。

冬休み中盤:過去問でつまずいた部分を復習

冬休み中盤は、過去に解いた問題で間違った部分、苦手な部分を復習していきましょう。

まず、基礎から振り返ってみて、どこから理解できてないかを探ります。理解できてないポイントが分かったら、そこから復習を開始しましょう。間違えた分野の問題をピックアップして、たくさん解いてみてください。

1回に何度も解くのではなく、時間を空けて数回解いたほうが記憶に残ります。1回目の復習は数時間程度、3回目以降は何日か空けて復習するのが効果的です。

冬休み後半:模試や過去問を解き、課題を達成したか確認

冬休みの終わりが近付いたら、また過去問を解いていきます。

確認するのは「苦手を克服できたか」と「時間配分が適切か」です。もし苦手がそのままになっていたら、もう一度基礎から振り返りましょう。試験が近いからこそ、焦らず丁寧に復習を行うのが大切です。

時間配分をミスしてしまう場合は、解かないほうが良い問題に時間をかけすぎている可能性があります。もしくは、苦手な問題に時間がかかりすぎるかもしれません。

各問題にどのくらい時間をかけているか測って、より自分に適した時間の使い方を考えましょう。

【中学3年生】受験期の中学生が冬休みを有意義に過ごすためのポイント

受験期の冬休みは、2週間程度ですぐに終わってしまいます。短い休み期間を有意義に過ごせるように、過ごし方を工夫していきましょう。

以下、受験期の中学生が冬休みを有意義に過ごすためのポイントを6つ紹介します。

なぜその学校に入りたいのかを考える

「この高校に入りたい」という強い気持ちがないと、受験期を乗り越えられません。

冬休みを迎える前に、改めて志望校に入りたいと思った理由を書き出してみましょう。学習内容・部活・設備など、どんな理由でも良いので、どんどん書いてみてください

もしモチベーションが上がらないようであれば、志望校の学校まで行ってみるのもおすすめです。入学した際の通学ルートを通ってみて、イメージを膨らませると、当初の入学意欲が復活するかもしれません。集中して勉強に取り組むために、合格後のイメージを膨らませてみてください。

生活リズムと食生活を整える

冬休み中は体調を崩しやすいので、生活リズムと食生活に注意してください。22時までの就寝を心掛けて、3食しっかり食べることを基本として、良い生活リズムを作りましょう。

睡眠時間を削ると、脳の情報整理がうまくできず、学習内容が定着しにくくなります。最低でも7〜8時間の睡眠を確保してください

また、加湿器や消毒液などを使って、インフルエンザやコロナウイルスの感染症対策を行うのも大切です。家庭内感染が起きる場合もありますので、ご家族で協力しながら、全員で健康に過ごせるよう配慮していきましょう。

午前と午後で科目を変える

午前と午後で、適している科目は異なります。朝一は脳が起きていないため、簡単な問題や復習のトレーニングを行いましょう。

前日の夜に、自分の得意な科目や、比較的簡単な問題をまとめておくと、朝すぐに勉強できます。

9時くらいの時間になると頭がすっきりと冴えてきますので、理科や数学といった発想力や思考力が試される科目が適しています。また、苦手科目も午前中にやっておくと、午後もモチベーション高く勉強できるでしょう。

午後は、体力や集中力が落ちてきますので、得意科目を中心に取り組んでください。なお、昼食をとったあとは眠くなりやすいので、10分程度の仮眠を取ったうえで、簡単な問題から着手するといいでしょう。

体調不良になった際の対策を考えておく

冬場は乾燥や冷え込みによって、体調不良になる可能性があります。発熱を伴う病気にかかってしまったら、1週間はきちんと勉強できないかもしれません。

体調をくずしても問題がないように、あらかじめ「最低限、これだけはやろう」という勉強メニューを考えておきましょう。理科・社会や英単語などの暗記系の勉強がおすすめです。

「冬休み後半に頑張ろう」と勉強を後回しにすると、思わぬトラブルで勉強が遅れる可能性があります。休みを当てにせず、1日1日を大切に過ごしてください。

毎日勉強はせずに年末年始は休んでも良い

冬休みは、毎日勉強をしなくても問題ありません。休日を設けたほうが、メリハリがついて集中できますし、勉強効率が上がる受験生もたくさんいます。特に冬休みはお正月の行事ごとがありますし、特に元日は息抜きしても問題ありません。

ただし、勉強をしないと不安になる時や、勉強のペースが遅れている場合は、完全に休むのではなく少し時間を減らして勉強しましょう

受験生のなかには「勉強しないと忘れていく気がする」と考える子どももいます。本人と相談しながら、お正月の過ごし方を決めてください。

勉強のゴールを決めておく

「ここまでやったら、あとは本番の入試を頑張るだけ」と言えるような、最低限の勉強のゴールを決めておきましょう。

ゴールがなくひたすら勉強してしまうと、どれだけ勉強しても不安がつきまとい、本番で実力が発揮できません。

例えば、「過去問3年分で平均〇点以上」「ドリルの正答率〇%以上」など、定量的なゴール設定でもいいですし、塾の先生に設定してもらうのも良い方法です。

ゴールが定まっていると、モチベーション高く勉強でき、自信を持って本番を迎えられるでしょう。

【中学3年生】高校受験を控えた冬休みに関するよくある質問

中学3年生の冬休みは、受験を直前に控えた最後の長期休みです。そのため、どのように過ごすべきか悩んでいたり、不安に思ったりする方が非常に多くいます。

最後に、高校受験直前の冬休みを控えた中学3年生に向けた「よくある質問」を4つ紹介します。これから子どもが冬休みを迎えるにあたり、不安や疑問のある親御さまは、ぜひ参考にしてください。

Q:朝どうしても集中できない場合の対処法は?

冬休みは朝の気温が低いため、集中しにくい環境といえるでしょう。寒くて勉強する気になれないときは、以下の方法で血流を良くして、身体を暖めるのがおすすめです。

朝集中できない場合の対処法

  • ストレッチやランニングをする
  • 温かいお風呂に浸かる
  • 温かい飲み物を飲む

エアコンで暖房をかけると部屋が乾燥し、粘膜を痛めやすくなります。加湿器や濡れタオルなどを活用して、適切な湿度を保つように心がけてください。

Q:勉強時間が8時間以下だと落ちる?

勉強が8時間以下であっても、学力に問題がなければ合格します。

大切なのは何時間やるかではなく、何をどのようにやるかです。8時間ダラダラと勉強するよりは、5時間程度でしっかり集中したほうが良い場合もあります

逆に、1日8時間毎日勉強しても、志望校に合格できる学力に届かないことも少なくありません。冬休みを迎える前に、現時点の自分の実力を把握して、志望校合格が現実的なのかを確認しておきましょう。

Q:冬休みに基礎問題はしないほうが良い?

冬休みは、試験相当レベルの問題を解くようにしましょう。

難しい問題に慣れておかないと、本番で解くのに時間がかかってしまいます。過去問や模試などを解いて、難問をすらすら解けるようにしてください

ただし、苦手分野に関しては基礎問題からやり直しましょう。できれば、冬休みの前半〜中盤ごろに基礎問題をやっておいてください。冬休み中に基礎から見直しておけば、本番までには余裕をもって苦手科目を潰せるでしょう。

Q:勉強に集中できない場合の対策は?

冬休み中に勉強に集中できない場合は、以下の方法で対策してみましょう。

  • 環境を変える(塾の自習室や図書館、リビングなどを使う)
  • 部屋の掲示物を剥がし、よけいな視覚情報が入らないようにする
  • タイマーを使ってまず15分だけ集中して勉強してみる
  • 苦手科目は無視して得意科目から取り組んでみる

対策方法としては、環境を整える方法と、取り組み方を変える手法があります。学習場所を変えたり、自室を整理したりすると、脳がすっきりした状態で勉強できるのでおすすめです

また、15分だけ勉強をしたり、得意科目から学習したりすると、いつもより集中しやすくなります。

まとめ

中学生の冬休みは、その学年において最後の長期休みとなります。ここでダラダラと過ごすのではなく、目的をもって勉強できるかが高校受験を成功させる大事なポイントになります

その年度に習った内容を復習したり、受験本番に向けた実践問題をたくさん解いたりして受験対策していきましょう。

特に大切なのは「苦手分野をしっかり潰す」「過去問を何度も解く」「体調管理を徹底する」の3つです。これらを意識して計画を立て、健康に冬休みを過ごせれば、合格がぐっと近付きます。

本記事が、中学生の冬休みをより良い期間にするために、参考になれば幸いです。

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