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【2021年版】大阪府立富田林中入試「適性検査」を徹底分析!

 

富田林中学校が府立で初の中高一貫校として開校してから、これまで5回の入学者選抜が実施されました。

 

富田林中の概要や基本的な入試方法などについては、以前の記事「大阪府立で初の中高一貫校!大注目&高倍率の大阪府立富田林中学校」に譲り、今回は2021年の最新情報を中心に「適性検査」の内容に話題を絞り込み、実際に富田林中受検を検討しているお子様の参考になる、掘り下げた情報をご紹介していきたいと思います。

志願倍率ひと息、コロナ禍も影響か

富田林中の適性検査はⅠ(国語的問題)、Ⅱ(理科・社会融合的問題)、Ⅲ(算数的問題)の各100点に作文60点で評価採点されます。他の都道府県では、国語と社会融合の「文系」、算数と理科融合の「理系」の2つの適性検査が行われるケースが多いのですが、富田林中は、各科目に細分化した形で、受験生の力を見る検査となっています。

 

2021年の適性検査の志願者の数は前年比51人減の374人でした。募集人員は120人なので初年度の2017年は5倍を超えていた倍率が3.12倍まで下がっています。

 

原因として考えられるのは、開校から5年が経って「ダメ元で取りあえず受けてみよう」という、いわゆる記念受検、お試し受検層の減少です。この意味では倍率が落ち着いてきたと捉えてもいいかもしれません。

 

マスクをつけた生徒と先生

 

さらに今回はコロナ禍の中での入試ということもあり、たくさんの入試を受けることを避けて安全圏の私立受験に絞ったことが推測され、「私立中に合格できなかったら富田林中を受検する」という従来のパターンの生徒が減少したと考えられます。

 

ただ、こうした状況下でも3倍を超える人気がある学校であるとも言えます。開校からある程度の年数が経ってのこの数字ですから、ここから大きく倍率が下がることは考えにくく、今後も地域の人気校として3倍程度の倍率で推移していくのではないでしょうか。

 

倍率の推移

年度 志願者数 志願倍率
2017年 603人 5.03倍
2018年 497人 4.14倍
2019年 434人 3.62倍
2020年 425人 3.54倍
2021年 374人 3.12倍

 

 

富田林中適性検査の出題傾向

〈適性検査Ⅰ〉国語的問題

適性検査Iでは、本文内容の読解力、問題に即した解答作成力、解答要素をつなぐ要約・記述力が求められます。ただし記述問題には2つのタイプがあり、どちらが出るか分からないので注意が必要です。

 

1つ目の出題タイプは本文の中に解答箇所があり、それを読み取る力が問われる記述・抜き出し型で、従来の「国語」に近い形式です。もう一つは設問内容・本文内容を踏まえての推察、課題解決の例を考えて解答する論述がメインとなるタイプで、適性検査「らしさ」の象徴とも言える形式です。

 

このタイプは2017年(1年目)、2019年(3年目)に多く出題されており、5年目の2021年にもタイプ2の出題が予想されていましたが、結果はタイプ1の問題でした。一方で前年との明らかな違いは解答欄の減少、つまり問題ごとの配点が上がったことです。問題の難易度が高くなったわけではないだけに、1問のミスが大きな差になった年だったと言えるでしょう。

 

〈適性検査Ⅱ〉理科・社会融合的問題

適性検査Ⅱは理科50点、社会50点の問題構成です。

理科は小5、小6で学習する分野がまんべんなく出題されています。基本的に前年とは異なる単元の出題が続いていますが、水溶液、ふりこ、てこは連続出題中です。5年生からじっくりと取り組んでいれば、それほど難しくはありません。

 

計算問題のほとんどは比例・反比例の関係を使います。比、割合、単位量の扱いはきっちりと押さえておきましょう。見慣れない問題が出ても対応できるよう、解法パターンの暗記ではなく、何が起こっているのか、その理由や法則は何なのかといったことに興味を持って考えを巡らせるクセをつけるように心がけてみましょう。

 

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社会は正確な知識、知識と問題条件を組み合わせて表現する力、問題文を素早く読み解く力が問われます。完答問題が多く出題されるのが特色です。

 

例えば記号アイウエのうち、1つだけを選ぶのではなく「正しいものを全て選ぶ」、語句を3つ書くのなら3つとも正しくて初めて正解になる、というような問題です。基本的な知識を問われていても、全て正解でなければ得点にならないため、得点差がつきやすくなります。

 

知識を必要としない、文章や図表から必要な情報を読み取ってまとめる適性検査らしい記述問題も出題されます。問題文や図表にある条件から共通点や相違点を読み取り、再構成して正しく表現する力が求められるので、様々な問題にあたって経験を積み、丁寧な添削指導を受けることが必要でしょう。

 

〈適性検査Ⅲ〉算数的問題

適性検査Ⅲでは、速く・正確に解く計算力、図形問題対応力、図表・グラフを正しく読み取る力、正確に書き出す力が必要になります。

 

問題は、計算・文章題・表・グラフ・図形など、各単元に偏りはなく、幅広く出題されています。過年度の問題と似た内容が出題されていますので、これらの演習を繰り返すのも有効な対策です。

 

問題文が長いため、必要な情報を適切に読み取り、何を求めればよいかを瞬時に判断する力も問われます。限られた検査時間(45分)を有効に活用できるかどうかが得点のポイントになります。時間配分には十分気をつけ、最後まで問題に目を通すスピードが求められます。

 

きっちりと時間を計って過去問に取り組むなど、時間勝負の経験も積んでおく必要があります。

 

作文

作文は与えられたテーマと条件のもと、自身の考えとその理由を400字程度で記述します。

 

例えば2021年のテーマは「学ぶ」、記述条件は「2段落で構成」「1段落目にあなたの考え」「2段落目にそう考える理由」でした。与えられた条件から「何を、どこに書くべきか」を瞬時に判断し、各段落の要点を組み立てる処理能力が重要になります。

 

読み手(採点者)にわかりやすく伝えることや、段落どうしのつながりも意識できるよう、回数を重ねて添削指導を受けるなどして、書き方のコツをつかんでおくことが大切です。

 

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また2段落目の「あなたの考え」を書くにあたり、具体的な体験や印象的な出来事などを事前に棚卸しして、「自分がそう考える理由」として提示できるように準備するのも有効です。

 

出たとこ勝負の思いつきで書くのと、事前に練ったいくつかのエピソードの手札の中からテーマに合いそうなものを選択して書くのでは、後者の方が精神的にも試験時間的にも余裕が生まれやすくなるので、有効な作文対策となります。

 

実施年 テーマ
2017年 「手助け」をした経験と筆者の言う
「共感できる力」に対する考え
2018年 やってみると、興味がでてくる
2019年 教わらずにまず自分でやってみる
2020年 「自分を生かせるもの」を見つけるために
2021年 「学ぶ」ということについて

 

 

5年連続、合格者の半数近くが第一ゼミ生

塾別の合格者数は、第一ゼミナールが富田林中開校以来5年連続No.1となっています。ですが、最初から成績がいい、合格しそうな生徒だけを選抜して指導しているからこの実績というわけではありません。

 

日々、生徒一人ひとりに寄り添い、一緒に課題を克服していく「生徒第一・1/1(いちぶんのいち)の教育」の丁寧な継続が成績向上、そして志望校合格につながっていると考えています。

 

富田林中学開校以来5年連続塾別合格者数No.1!
※小4~6生 各学年とも定員になり次第締切

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