「公開テストってどんなテストなの?」
「公開テストを受けたら何がわかるの?どういう意味があるの?」
塾に通っていない場合や、定期テスト以外の試験にあまり馴染みがない方にとっては、公開テストと聞いても、受験する意味やメリットはピンとこないかもしれません。
公開テストは、学校での定期テストとは異なり、広範囲の地域の生徒を対象に開催されるテストです。お子さまの学力を客観的に知る絶好の機会であり、今後の学習に役立つ大きなヒントが得られる場でもあります。
また、公開テストは大手の塾が主催しているものが多く、高校受験を控える中学3年生だけではなく、中学1・2年生も受験する場合が多いです。
この記事では公開テストを受験する意義やメリットなどを中心にまとめました。特に高校受験を控えている方はぜひ参考にしてみてください。
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中学生が対象の公開テストとは?
公開テストとは学生を対象にした塾主催の試験で、毎年各塾が3~5回程度開催しています。
学校のテストと大きく異なる点は、広範囲の地域の生徒を母数とした偏差値が出ることです。校内のテストでも点数や順位が出る学校もありますが、それはあくまで小さな集団の中での結果にすぎません。
中学生にとって高校受験のライバルはクラスメイトだけでなく、その他各地の受験者です。
「学校の垣根を越えたとき、自分はどのくらいの学力なのか?」「同じ高校を志望している人のレベルは?」という相対的な評価がわかるのが公開テストの魅力です。
受験料については、公開テストの種類や対象学年で異なりますが、小中学生であれば3,000~6,000円の範囲内で実施している塾もあります。
第一ゼミナールが開催している小・中学生を対象とした公開テストは、塾に通っていないお子さまでも無料で受験することができます。
第一ゼミ公開テストを受験すれば、学校では測れない総合的な学力、現在のお子さまの“学力の位置”を知ることができます。得意分野、苦手分野を把握でき、お子さまの力を最大限に伸ばすきっかけにもなります。
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公開テストは受けるべき!具体的な理由を5つ紹介
高校受験を控えたお子さまを持つ家庭だと、公開テストを受けておくべきか悩むこともあるでしょう。結論からお伝えすると、特別な理由がない限り公開テストは挑戦するべきです。その主な理由を5つ紹介します。
理由1:志望校を決める判断材料になる。志望校の合格率・判定や総合的な学力の測定ができる
公開テストを受験する最大のメリットは、結果から志望校を決める判断材料になることや、志望校の合格率や判定を確認できることです。お子さまの学力が合格圏内に届いているかを知るためには、広範囲を対象にしたテストを受ける必要があります。
また、常に目標やゴールを意識することが成績向上の秘訣でもあります。学校の定期テストのような狭い範囲での学力ではなく、総合的な学力が判定できる公開テスト。テストの結果を踏まえて、自分の弱点は何か、どこを鍛えれば合格ラインに到達できるのかを分析することが、志望校合格にとって必要です。
塾によっては年間で重要な時期に実施し、成績の伸びが分かるようにしていますので、子どものやる気にもつながります。
理由2:試験本番の独特な緊張感に慣れ、テストの受け方が身につく。
スポーツの大会では、緊張によって練習でできていたことが本番で発揮できないケースがあります。これは勉強でも同様で、いくら普段の学校のテストで高得点を取っていても試験のプレッシャーに負けてしまっては意味がありません。
試験会場の独特の空気感や時間の切迫感など、本番の入試の雰囲気を味わえることが公開テストを受けるメリットなのです。慣れるには場数を踏むしかないので、チャンスがあれば積極的に受験していきましょう。
さらに、テストでの時間配分やケアレスミスをしない方法を身につけることができるのも大きなメリットの1つです。
理由3:質の高い問題に触れる絶好の機会
受験生にとって欠かせない勉強方法のひとつに“近年の出題傾向を掴むこと”が挙げられます。毎年テストを作成している塾はトレンドを熟知しており、「よく勉強している人なら馴染みのある問題」を確実に解けるようにするには絶好の機会です。
本番に近い解答方法や手順を踏めるため、何度でも挑戦する価値があります。市販の参考書では出題されない問題ばかりなので、公開テストは受けておくことをおすすめします。
理由4:苦手分野の分析ができる
勉強をしていても点数が伸び悩むお子さまが真っ先に行うべきことは、自分の得意・不得意の分析です。公開テストの評価欄には正誤や点数、偏差値に限らず、どのような問題でミスが目立ったのかが記されていることがほとんどです。
記号問題は解けても文章で答える問題ができなかった、途中で計算を間違えて部分点しか貰えなかったなど、公開テストにはお子さま自身のウィークポイントを確認できる機能が充実しています。苦手な分野をひとつずつ克服していくことが成長の鍵です。
理由5:効率の良い勉強ができる
公開テストはいわば練習試合で、本番に活かせる学力を持っているかを試すチャンスです。これまで勉強してきたことをアウトプットできるのか、覚えたと思い込んでいるだけなのかなどを実際に確かめることができます。
特にテストの評価欄の確認や不正解の問題の解き直しは最も頭に定着するため、解けなかった問題こそ価値を生みます。公開テストを受けることで試験慣れや苦手分野の分析、志望校対策など、さまざまな角度から勉強効率を改善することができます。
時間は有限なので、効率を重視した学習をしていきましょう。
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公開テストを受けるときの注意点
公開テストは受験すべきメリットが多くありますが、いくつか注意しなければいけないポイントもあります。以下の3点を事前に把握しておきましょう。
1. 偏差値がなかなか上がらない時期がある
勉強は毎日の積み重ねが重要なので、急激に成績が伸びるのは稀です。特に学習内容が切り替わった時期や、学年末の集大成となるテストでは思うような点数が取れないケースが多く見られます。
思うような成果が出ず試験結果を見て落ち込むこともあるかもしれません。ですが、一喜一憂しすぎないことがモチベーション維持の面でも大切です。「自分の苦手な内容を特定できた。伸びしろが分かった。」とプラスにとって、前向きに考えるようにしましょう。
2. 主催塾によって受験費用が異なる
毎回大きく価格が上下動することは考えにくいですが、公開テストを主催する塾によっては受験費用が3,000円から6,000円程度の相場で変動することを頭に入れておいてください。
ただ、すべてが有料という訳ではなく、なかにはお試しや地域への貢献として無料で提供する塾もあります。お近くの塾のホームページをチェックしてみましょう。
3. 主催塾によってテストのレベルが変わる
各塾には学力の差があり、一般の公立高校入学を想定したカリキュラムなのか、難関高校受験を目指したハイレベルなのかで、塾生の偏差値が大きく偏っています。
そのため難関校向けの塾が主催する公開テストでは問題の難易度も上がり、成績上位者が多く受けることとなり、偏差値が伸びにくい傾向にあります。そうするとお子さま自身の本来の学力を正当に評価できなくなります。
公開テストを実施している学習塾は複数ありますが、第一ゼミナールの公開テストは、精度の高いデータにより、入試本番に近い志望校の判定が可能です。
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無料公開テストの上手な利用方法を紹介
小学生以降のお子さまがいらっしゃる家庭には、近くの塾からテストの案内が届くことがあります。無料で受けられるものもあり、効果的に活用することが可能です。
自己分析の一環として受けてみる
塾に通っていない場合、公開テストはお子さま自身がどのくらいの学力を有しているのか確認する機会としては最適です。
入塾費用を払わずに良質な問題に触れられるうえ、偏差値や判定まで分析できる機会は滅多になく、当然学校では得られません。テストの結果次第では勉強の方針や注力すべき科目の変更も検討できるため、早いうちから一度受けてみることをおすすめします。
塾との相性を見極める
塾は一度入るとなかなか辞めにくいものです。無料体験としてお試し期間を設ける塾もありますが、正式に入塾しない判断を下すことに抵抗がある方も多いでしょう。
入塾を検討している方にとって、無料の公開テストを受けることは良い比較材料になることがあります。塾の校舎で受けることで、生徒や講師の雰囲気を直接感じることができます。
また、公開テストの受験から結果返却までを通じて、その塾がどのようなサービスを提供しているのか、どういった対応をしてくれるのか、実際に体感することができるのです。
公開テスト利用者からの評判や感想は?
最後に、公開テストを利用した方がどういう感想をもったのか、特に多い意見を取り上げてご紹介します。
学校のテストとはまったく違った
最も多かった感想は「学校で行う定期テストとは出題の仕方が全然違った」ということです。そもそも解答の形式や問題の質が異なるのは当然ではありますが、普段の学校の定期テストとのギャップに驚いたお子さまが多いようです。
理由としては以下が挙げられます。
- 「学校のテストよりも出題範囲が広く、対策がしにくい」
- 「記号問題と筆記問題のバランスが異なり、得点が取りにくい」
- 「試験のボリュームと設定時間が合わず、時間配分にミスが生じる」
問題文の言い回しや解答方法など見慣れない形式があったりするので、高校入試の本番を想定するのであれば公開テストの方式に一刻も早く慣れておくべきです。あくまで学校のテストは分野別に学習の見落としがないかをチェックするものとして捉えておきましょう。
成績にばらつきがあった
出題された分野の得意不得意にも関わりますが、公開テストによって、成績に大きな差が見られたというケースがあります。主催する塾によっても異なりますし、問題形式に慣れているかどうかも結果に影響されますが、その他の理由もいくつか推測できます。
公開テストそのものが難しい傾向にあった
主催する塾によっては基本を網羅することを前提にしたテストもあれば、学習の深い理解度を重視するものもあります。テストの点数が低くても平均点が同様に下がっていれば、偏差値としての変動はありません。落胆することはせず、俯瞰して試験を振り返ってみましょう。
ひらめき能力が試される試験内容だった
特に数学のテストで見られますが、一般的な解法に加え別の視点からアプローチする能力が求められる場合があります。このような発想力は時間に追われた試験でなかなか発揮できず、焦ってしまうことも多々あるでしょう。解ける問題から手を付ける意識も問われてきます。
公開テストでは、良い成績をとることより、苦手を発見し克服することが大切
公開テストを受験するのは力不足で心配だという方がいるかもしれませんが、テストの成績が悪いことで落ち込む必要はありません。
大切なのは、テストでしっかり間違いをして、できていないことを知り、できなかったことをできるようにすることです。その積み重ねが成績向上と入試の合格につながるのです。
公開テストは入試本番ではありません。たとえ間違っても安心してください。そしてできなかったところや忘れていたところなどは、お子さま自身の伸びしろだと前向きにとらえてやり直しを進めていってください。
間違った問題の中にこそ、成績向上のヒントが隠れているのです。
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まとめ
この記事では中学生向けに開催される公開テストがどのような役割を担っているのかを紹介していきました。
高校受験の対策において、本番の出題スタイルや会場の環境、時間に追われるプレッシャーに慣れることは非常に大切です。受験生だけでなく、中学1・2年生のうちから試験特有の緊張感を経験しておくことで、のちの試験本番で自信を持って受験できるようになります。
どれほど経験しても緊張はするものですが、ひとつずつ積み上げてきた経験が入試当日に活きるのは間違いありません。
第一ゼミ公開テストを受験すれば、学校では測れない総合的な学力、現在のお子さまの“学力の位置”を知ることができます。得意分野、苦手分野を把握でき、お子さまの力を最大限に伸ばすきっかけにもなります。
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