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進学塾は学習塾と何が違うの?進学塾のメリット・デメリット、失敗しない塾選びのポイントを解説

進学塾は学習塾と何が違うの?進学塾のメリット・デメリット、失敗しない塾選びのポイントを解説

「進学塾と学習塾って、どう違うの?」
「うちの子にはどんな塾が合っているのだろう…?」

お子さまの成績アップや志望校合格をめざして塾を検討する際、選択肢が多すぎて迷ってしまう保護者の方も多いのではないでしょうか。

塾選びで進学塾と学習塾の違いや特徴をしっかり理解しておくことが重要です

この記事では、進学塾と学習塾の違いをわかりやすく整理し、進学塾のメリット・デメリット、塾選びに失敗しないためのチェックポイントを解説します。

「わが子にぴったりの塾を見つけたい!」と思っている方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

進学塾と学習塾の違いとは?対象・目的・費用まで解説

「学習塾」とは、学校とは別に学習支援や進学指導を行う私設の教育機関の総称です。進学塾・補習塾・総合塾といった塾の種類や、集団指導・個別指導といった指導形態にかかわらず、こうした教育施設全般が「学習塾」に含まれます。

その中で、「進学塾」は特に難関校の合格をめざす生徒向けに、高度な受験指導を行う塾です。クラス分けテストの実施や、豊富な受験情報・学習ノウハウの提供など、受験に特化したサポート体制が整っているのが特徴です。

一方で、学習塾の中には平均点に届かない生徒を対象に、基礎学力の定着を重視した個別指導塾などもあります。

進学塾・補習塾・総合塾・専門塾を比較

進学塾の他に、補習塾や総合塾、専門塾の特徴を表でまとめて比較します。

塾の種類 特徴 向いている人
進学塾難関校合格をめざし、受験対策に特化した高度な指導を行う ・志望校合格をめざし本格的に取り組みたい
・競争環境で力を伸ばしたい
補習塾 学校の授業内容の補習や基礎力の定着が中心。・授業についていけない
・学習習慣を身につけたい
総合塾 補習と進学、両方に対応。目的に応じたコース選択が可能 ・志望校や進路が決まっていない
・段階的に学力を伸ばしたい
専門塾英会話・プログラミング・書道など特定スキルの習得に特化・特定の分野を深く学びたい
・受験目的以外の学びを求める

学習塾にはさまざまなタイプがあり、補習を重視するか、受験に特化するか、あるいは特定スキルを伸ばすかによって適した塾は異なります。お子さまの性格や目標に合った塾を選ぶことが、成長につながる重要なポイントといえるでしょう。

進学塾の3つのポイント

進学塾は、他の学習塾と比べて「受験対策」に特化している点が大きな特徴です。

授業内容、学習の進め方、講師の質に至るまで、すべてが志望校合格という明確な目標から逆算されています。

ここでは、進学塾ならではの3つの大きな特長をご紹介します

入塾テストやクラス分け

進学塾では、入塾時に学力診断テストが行われることが一般的です。

その結果をもとにクラス分けがされ、生徒は自分の学力に合ったレベルで授業を受けられる仕組みになっています。

また、多くの進学塾では、定期的な小テストや模試の成績に応じてクラスの再編成が行われる「クラス替え制度」が導入されています。このような仕組みにより、生徒たちは常に適度な緊張感と目標意識を持って学習に取り組むことができます。

クラス分けの制度は、競争意識や向上心を自然に育む環境をつくり出し、学習意欲の向上にもつながります。ライバルの存在がよい刺激となり、自分の課題や弱点を客観的に認識するきっかけにもなります。

志望校合格を目的としたカリキュラム

進学塾では、志望校の合格をゴールに据えた逆算型のカリキュラムが組まれています。

学年ごとに到達すべき学習内容が綿密に設計されており、定期テスト対策だけでなく、入試本番での得点力を意識した授業も行われます。

例えば、中学受験の対策塾では小学4年生から本格的な受験指導が始まり、学年が上がるごとに記述力・応用力を鍛える内容へとシフトしていきます

また、志望校ごとの入試傾向に対応した教材や特訓講座、過去問対策も充実しており、合格のために最短距離で学習を進められるのも大きなポイントです。

実績のあるプロ講師の指導

進学塾では、受験対策の経験が豊富なプロ講師が授業を担当していることが多く、指導力の高さはもちろん、生徒一人ひとりの状況を見極める力にも長けています。

単に勉強を教えるだけでなく、「どこでつまずいているのか」「どのように伸ばせばいいか」といった、学習指導の本質に基づいたアドバイスができる点が魅力でしょう

多数の生徒たちを難関校合格に導いた経験を持っているケースも多く、保護者の方からの信頼も厚い傾向にあります。

また、生徒との信頼関係を大切にし、学習面だけでなく精神的なサポートにも力を入れている点も、進学塾の特長のひとつです。

進学塾のメリット

進学塾は、受験対策に特化した学習環境を提供しており、学力向上に加えて精神面の成長にもつながる多くの利点があります。

ここでは、数あるメリットの中でも特に重要な3つ、「情報収集力の高さ」「競争環境」「徹底サポート体制」に注目し、内容を詳しく紹介します。

受験情報に強く、戦略的な指導が受けられる

進学塾は、過去問の出題傾向や配点、合格者の学力レベル、模試結果からの合否判定ラインなど、受験に必要なデータを豊富に保有しています。

また、生徒一人ひとりの志望校に合わせて教材や授業内容を柔軟に調整してくれるため、効率的に合格を目指せるのも魅力です

定期的な保護者会や面談を通じて、進路の見通しや今後の対策をわかりやすく共有してくれる点も安心材料と言えるでしょう。

進学塾は、一般的な学習塾とは異なり、受験に精通したプロ集団として心強い存在です。

ライバルと切磋琢磨できる環境が整っている

進学塾では、生徒同士が高い目標に向かって努力する環境が整っており、自然とライバル意識や競争心が育まれます。

定期的に行われるテストによるクラス分けや成績掲示を通じて、自分の位置を客観的に把握でき、明確な目標を持って学習に取り組むことができます。

同じ志望校をめざす仲間が身近にいることで、互いに刺激を受けながら「もっと頑張ろう」という意欲が湧きやすくなるのも大きなメリットです

学習のモチベーションは一人では維持しにくいものですが、進学塾なら周囲の影響をプラスに変えて、努力を継続しやすい環境が整っています。

志望校合格までの徹底サポート体制

進学塾では、生徒一人ひとりを志望校合格まで導くサポート体制が充実しています。

年間カリキュラムはもちろん、模試・過去問の演習スケジュールや直前期の集中講座まで、塾主導で計画的に進めてくれます。

「どう受験対策を進めればよいかわからない」「子どもに合う学校選びに自信がない」といった保護者の方の不安も、塾の伴走によって大きく軽減されます

また、定期的な面談を通じて保護者の方との情報共有も丁寧に行われ、志望校の選定から出願戦略、試験当日の過ごし方に至るまで、きめ細かなアドバイスを受けられる点も大きなメリットです。

受験を乗り越えるうえで信頼できるナビゲーターの存在は、生徒にとっても保護者の方にとっても非常に心強いものです。

進学塾のデメリット

進学塾には多くのメリットがありますが、その一方でデメリットや注意点も存在します。

特に費用面や精神的負担などは、お子さまの性格や家庭の状況によっては逆効果となる場合もあります。

ここでは、進学塾を選ぶ際に知っておくべき主なデメリットを3つに絞って解説します。

費用が高額になりやすい

進学塾は、一般的な補習塾や総合学習塾と比べて費用が高い傾向にあります。

月謝に加え、教材費、季節講習、模試代などが別途かかることも多く、年間で数十万円単位の出費になることも珍しくありません

特に難関校向けのクラスや志望校別特訓などを受講する場合、追加料金が発生することもあります。

進学塾を選ぶ際は、初期費用や毎月の授業料だけでなく、年間の総額やオプション料金の有無も確認し、無理のない範囲で通塾計画を立てることが大切です。

学習量が多く疲れやすい

進学塾では、難関校合格を目指したハイレベルなカリキュラムが組まれており、塾の授業に加えて大量の宿題が課されるのが一般的です。これに学校の授業や宿題も加わることで、心身ともに疲労がたまりやすくなります。

特に、学習習慣が定着していないお子さまにとっては、毎日の勉強時間が長くなりすぎると「疲れた」「やる気が出ない」と感じてしまいます。最悪の場合、勉強のモチベーションが無くなり、塾に行く気力すらなくなるお子さまもいます。

最初は15分から、徐々に30分、1時間と、無理なく勉強時間を伸ばしていく姿勢が、長期的に成果を出すうえで非常に重要です。

競争によるストレスを感じやすい

進学塾では、定期的なテストによるクラス分けや順位の掲示など、生徒間の競争を強く意識させる環境が常に存在しています。

学習意欲を刺激する反面、競争に対するストレスを感じやすいお子さまには負担となることもあります。

真面目で責任感の強い子ほど、結果が出ないと落ち込みやすく、自信を失ってしまうケースが少なくありません

そのような場合は、塾の環境や学習スタイルの見直し、適度な休息や気分転換の時間を意識的に取り入れるなどの工夫が必要で、それが長く学びを続けるためのカギとなるでしょう。

塾選びに失敗しないためのチェックポイント

進学塾に通うかどうかは、お子さまの将来を左右する大きな決断のひとつです。

いくら評判が良い塾でも、お子さまに合っていなければ効果は得られず、逆にストレスや学習意欲の低下を招くこともあります。

ここでは、塾選びで失敗しないために確認しておくべきポイントを3つに絞って解説します。

塾の指導方針とお子さまの性格・学力は合っているか

塾ごとに、指導スタイルや学習方針には大きな違いがあります。

例えば同じ進学塾でも、「授業はスピード重視」「宿題が多く管理も厳しい」という進学塾もあれば、「じっくり基礎固めをする」という進学塾もあります。

お子さまが競争に燃えるタイプなら前者の進学塾が合っているかもしれませんが、マイペースでコツコツ取り組むのが得意な子であれば後者の進学塾が向いています

このように、性格・学力・志望校のレベルに応じて、「わが子に合った塾」を選ぶことが、結果的に成績アップへの最短ルートになります。

体験授業や個別カウンセリングを通じて、塾との相性を見極めることが重要です。

季節講習や受験対策などの追加料金を把握しておく

塾の費用は、月謝だけではありません。

通常授業に加えて、春・夏・冬の季節講習や、直前期の受験対策講座、模試代、教材費など、思った以上に追加費用が発生するケースが多くあります

「最初に聞いていた金額と違った」といったトラブルを避けるためにも、入塾前の説明会や面談で、年間で必要となる総額を必ず確認しましょう。

通塾しやすい立地かどうか

塾の立地やアクセスの良さは、継続して通えるかどうかを左右する大切なポイントです。

家から遠いと通うだけでお子さまが疲れてしまったり、夜道が暗くて危険だったりすると保護者の方の送迎が必要になってしまう場合もあります

特に冬場や受験直前期は、体力的・精神的な負担が大きくなるため、「通いやすさ」は想像以上に重要です。

学校帰りに立ち寄りやすい場所であれば、生活リズムにも組み込みやすく、無理なく塾生活を継続できるでしょう。指導内容だけでなく、通塾のしやすさにも着目しましょう。

あなたのお子さまに合うのはどの塾?目的別おすすめタイプ診断

塾を選ぶ際に重要なのは、「何を目的に塾を利用するのか」を明確にしておくことです。

学校の授業の補習、成績アップ、志望校対策、将来につながるスキルの習得など、目的は家庭によってさまざまです。

ここでは、目的や学力に応じた塾タイプをわかりやすくご紹介します。

受験を見据えているなら「進学塾」

お子さま自身が難関校や志望校合格を目標にしている場合は、進学塾がおすすめです。

進学塾は、受験から逆算した戦略的なカリキュラムや過去問対策、志望校別の特訓講座などが整っており、本番に向けて必要な学力を養うことができます

競争意識の高い仲間と切磋琢磨できる環境も、意欲あるお子さまにとっては大きな刺激となるでしょう。

ただし、「この子はできる」と感じていても、本人に強い意欲がない場合や競争が苦手なお子さまであれば、無理に進学塾に通わせることで逆効果になることもあります。

必要以上にプレッシャーを感じたり、精神的に疲弊してしまうリスクがあるため、本人の意欲や適性も考慮して選ぶことが大切です。

基礎学力を伸ばしたいなら「補習塾」

「学校の授業についていけない」「定期テストでなかなか点数が取れない」というお子さまには、補習塾が向いています。

補習塾は、教科書レベルの内容を丁寧に繰り返し学びながら、基礎力の定着を図ることが目的です。

学習習慣が身についていないお子さまや、勉強への苦手意識が強いお子さまでも無理なく取り組めます

特に個別指導塾では、講師と生徒がマンツーマンで授業を行うため、深い理解を得られやすく、塾初心者にも安心です。

まずは学校の授業に追いつくことから始めたいご家庭は、補習塾を検討しましょう。

今後の方向性が決まっていないなら「総合塾」

「志望校が決まっていない」「どの教科も平均的で突出した得意・不得意がない」といったお子さまには、柔軟性のある総合塾がおすすめです。

総合塾は、補習と進学の両方に対応しており、お子さまの成長や学力、意欲に応じてコースを選択・変更できる点が魅力です

途中で進学希望が明確になったときも、無理なく受験コースへと移行できるため、将来の進路に迷いがある段階でも安心して通わせることができます。

複数教科をバランスよく学べる環境が整っているため、「学びながら自分の進路を探したい」というご家庭にとっては理想的な選択肢と言えるでしょう。

まとめ

進学塾と学習塾の違いや進学塾のメリット・デメリット、塾選びに失敗しないためのチェックポイントなどを徹底解説しました。

進学塾は、難関校合格に向けた専門的な指導と豊富な受験情報を提供する、受験対策に特化した学習塾です。一方で、補習塾や総合塾、専門塾など、塾の種類によって指導方針や目的は大きく異なります。

塾選びで重要なのは、お子さまの性格・学力・目標に合った環境を選ぶこと。評判や費用だけで判断せず、体験授業や事前説明を通じて相性を見極めましょう。

本記事を参考に、「わが子にぴったりの塾」を見つけてください。

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