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大阪府公立高校入試の自己申告書はなぜ必要?書き方や注意点を紹介

大阪府公立高校入試の自己申告書はなぜ必要?書き方や注意点を紹介

「自己申告書に書けることがない」
「ボーダーゾーンとは?アドミッションポリシーって何?」
「そもそも自己申告書が必要な理由がよく分かっていない」

と自己申告書について、きちんと理解していない方も多いのではないでしょうか。

大阪府の公立高校入試では、願書のほかに自己申告書が必要です。

自己申告書は入試を受けた際、「ボーダーゾーン」と呼ばれる範囲の成績であった場合に、合否を左右する重要なものになります。

今回の記事では以下を中心に解説していきます。

  • 自己申告書が必要な理由
  • 自己申告書を書く具体的な3つの手順
  • 自己申告書を書く際に気を付けること

この記事を参考にすることで、自己申告書について詳しく理解できて書きあげるコツが分かるようになります。是非参考にしてください。



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大阪府公立高校入試における自己申告書とは

大阪府の公立高校入試ではその他の都道府県とは異なり、自己申告書が求められます。

しかし、そもそもなぜ自己申告書が必要なのでしょうか。

詳しく説明していきます。

自己申告書はボーダーゾーンだと合否に影響する

大阪府では2016年から、従来の公立高校の入試体制であった前期・後期での受験を廃止しました。

そして、3月入試の一本化となったのですが、その際合否判定に自己申告書が導入されました。

大阪府公立高校の受験生は、受験勉強に加えて自己申告書についても対策して、準備する必要が出てきたのです。

自己申告書は自身がボーダーゾーンと呼ばれる範囲の受験成績であった場合に活用される非常に重要なもので、志望高校が合否を判定する材料になります。

例えば、2022年度の文理学科の入試において、この自己申告書によって天王寺高校3名、大手前高校4名、生野高校8名が合格となっています。
参考:大阪府令和4年度公立高等学校入学状況概要

募集人数と比較すると少ない人数ではありますが、実際にこの自己申告書で合格している実例があります

もし自分がボーダーゾーンの範囲に入ってしまった場合を考えると、効果的な自己申告書を作り上げて、合格する可能性を少しでも高めておきたいところでしょう。

自己申告書の書式

 自己申告書の書式についても説明しておきます。

自己申告書はA4サイズとなっており、両面に記入欄があります。

しっかりと書き上げるためには、1300~1400の文字数が必要になるでしょう。

テーマについては全員共通で、以下のように定められています。

「あなたは、中学校等の生活(あるいはこれまでの人生)でどんな経験をし、何を学びましたか。また、それを高等学校でどのように生かしたいと思いますか。できるだけ具体的に記述してください」。

例年10月下旬に大阪府教育委員会から掲載され、Webサイトからダウンロードできるので確認しておきましょう。

ボーダーゾーンについて

自己申告書は、ボーダーゾーンにあたる受験生に利用されるものになります。

大阪府の公立高校受験時の総合点数において、募集されている人数の90~110%部分にあたる順位にいる学生はボーダーゾーンと呼ばれる範囲に入ります。

例えば、100人の募集人数であれば91位から110位の学生はボーダーゾーンとなるのです。
この場合、91位から110位の学生は、自己申告書が合否の判断材料になります。

ボーダーゾーンにあたらない1位から90位の受験生は、自己申告書の出番はありませんが、自分がボーダーゾーンに入ったことを考えるとしっかりと対策しておきたいところでしょう。

アドミッションポリシー(求める生徒像)に沿って自己申告書を書く

自己申告書を書く際には、必ずアドミッションポリシーに沿って書いていく必要があります。

繰り返しになりますが、大阪府の公立高校では以下のように定められています。

「ボーダーゾーンの中から、自己申告書及び調査書中の活動/行動の記録を資料として、各高等学校のアドミッションポリシー(求める生徒像)に極めて合致する者を優先的に合格とする。」
参考:令和5年度大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項

この「アドミッションポリシー」とは各々の高校が特色に応じて、求めている学生像を指します。

学校が求めている学生であれば、たとえボーダーゾーンのなかで総合点数が低かったとしても、逆転して合格することもあり得ます

リーダーシップに優れた学生を求めている公立高校など、アドミッションポリシーは各々の学校によって異なります。

自分が志望する公立高校のアドミッションポリシーは必ず確認した上で、自己申告書を記載するようにしましょう。

各々の公立高校のアドミッションポリシーは例年7月ごろに大阪府教育委員会から発表されます。

自己申告書を書く具体的な3つの手順

ここまで大阪府の公立高校では、自己申告書が必要な理由について紹介してきました。

アドミッションポリシーに沿った形で自己申告書を書くことが重要ですが、作文が苦手な中学生にとって、いきなり1300~1400文字の文章を書くのは難しいでしょう。

ここからは、自己申告書を書き上げていくための方法と注意点について解説していきます。

文章の基本的な構成は、印象的な出来事や経験→学びや身についたもの→志願理由や高校生活をどのようにしていきたいか、という流れになります。

順を追って詳しく説明していきます。

1.   印象的な出来事や経験

アドミッションポリシーは今まで経験してきた出来事や学んだことについて書いていきましょう。

「自分には目立つ成績や実績が特にない」、「どんなことを書けばよいか分からない」、「何も書けるようなことがない」と悩む中学生もいるかもしれません。

しかし、普段の日常生活の中でも些細なことで、経験や学びはあるはずです。

例えば、「読書する習慣があり毎朝必ず読んでいる」ということだけでも、継続力・持続力・向上心などのアピールとなります。

自己申告書を書くために、以下を参考にまずは些細な事でも良いので箇条書きでノートに書いていくことをオススメします。

  • 小学校、中学校生活のなかで印象的であった出来事、意欲的に活動してこと
  • 体育運動会や文化祭、修学旅行の出来事
  • 学校生活外の活動でもボランティアや資格取得、趣味活動
  • 生徒会、学校行事への取り組み、部活動での成績

そこまで難しく考えずに、軽い気持ちでいくつか列挙してみてください。

例1
「中学1年生では勉強が苦手だったが、中学2年から毎日1時間続けるようになり、今では一日に3時間以上は取り組み成績も上がった。」

例2
「体育祭で応援団として活動したが、当初はメンバーと意見の食い違いもあった。しかし、話し合いを重ねながら練習に取り組むことでみながまとまり、優勝は逃したものの涙がでるほど感動できた。」

上記のように成績が立派ではなくても、どのように取り組みを行ったのかを具体的に記すと良いでしょう。

2.   学びや身につけたもの

箇条書きで書いたものの横に、その経験から考えたこと、学びを得たもの、身につけたことを記載していきます。

先ほどの例を参考にしてみましょう。

例1
「中学1年生では勉強が苦手だったが、今では一日に3時間以上は取り組み成績も上がった。」
→継続力を身に着けて苦手を克服していった。

例2
「体育祭の応援団で話し合いを重ねながら練習に取り組み、涙がでるほど感動できた。」
→人と協力すること、チームワークを大事にすることの重要性を学んだ。

このように、プラスになった学びと紐づけていくのです。

そして、この段階で以下の2つのポイントでエピソードを絞りましょう。

  • 自分のアピールに繋がるエピソードになっているか
  • 志望している公立高校のアドミッションポリシーに沿っている内容になっているか

自分にとってベストなエピソードを選択してください。

3.   志願理由や高校生活をどのようにしていきたいか

最後に、その経験や出来事、学びから今後の未来においてどう生かしていくのか、高校生活をどのようなものにしていきたいのかを書いていきます。

先ほどの例を参考に、

例1
「中学1年生では勉強が苦手でしたが、今では一日に3時間以上は取り組み成績も上がりました。このことから、継続力を身に着けて苦手を克服する重要性を知ることができました。

私は将来、〇〇になるのが夢です。

長い人生において、今後も夢を追っていくなかで苦手なものや立ちはだかる壁があると思います。しかし、コツコツとひたむきに努力していけば、乗り越えていくことができると考えています。

貴校のようなレベルが高い環境に身を置くことで、さらに自分の力に磨きをかけてスキルアップができ、将来の夢を叶えることができると思っています。」

例2
「体育祭の応援団で話し合いを重ねながら練習に取り組み、涙がでるほど感動することができました。

この経験からチームワークの重要性と素晴らしさを知りました。さらに、団結したチームを作り上げていくためにはコミュニケーションが重要だと考えるようになりました。

私は将来、海外で活躍できるようにグローバル大学への進学を考えています。

外国の方とも積極的にコミュニケーションをとっていくためにも、英語科目に特化し異文化の交流にも力を入れている貴校を受験しました。」

このように自分の将来についても具体的に内容を書いていきましょう

具体性があると読み手もイメージしやすいので内容に深みが出るので意識して下さい。

自己申告書を書く際に気を付けること

自己申告書では、内容や表現の仕方も重要となります。

原稿用紙ならではのルールもあるので、チェックしていきましょう。

自己申告書の注意点

まず最初に基本的な注意点を挙げておきます。

以下のことだけでも最低限、気を付けておきましょう。

  • B程度の濃い鉛筆で書く
  • 段落の書き始めは1文字分空白にする
  • 行の始めに句読点がくる際は前の行の最後の欄に入れる
  • 最後の行は余るくらいでOKだが、用紙の9割は埋める

注意点を知っておくことで、ケアレスミスに配慮しながら自己申告書を作成していくことができます。

自己申告書を書く際の心がけ

自己申告書を書く際に、心がけておくべきことをお伝えします。

  • ですます調
  • 文末の重複は避ける
  • 漢字をできるだけ使う
  • 一文の文字数は20~30文字程度に留める
  • 人がみるものなので、文字の大きさも見やすくし、丁寧に書く
  • 主語は「私」、志望校側を示すときは「貴校」

自己申告書のルールとして原則決まっているわけではありませんが、読みやすくマナーがある学生といった印象を与えることができるでしょう。

自己申告書提出前の最終確認

自己申告書は提出前に学校や塾の先生、両親などの第三者にチェックをもらいましょう。

上手く書けたと思っていても、誤字脱字や間違った文章となっていることがあります。

アドミッションポリシーに沿っている内容になっているのかも改めて確認しておきましょう。

自分の人生に関わるものなので、何度も見直した上で提出するようにしてください。



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まとめ

本記事では、大阪府の公立高校入試においての自己申告書について詳しく説明してきました。

大阪府の公立高校入試では、ボーダーゾーンにおいて自己申告書が、合否の判断材料とされます

その時に備えて、しっかりと自己申告書を書きあげて合格する可能性を少しでも上げておきましょう。

受験勉強と並行して、自己申告書の準備も進めてください。

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