学校の中間テストや期末テストの勉強はいつから始めていますか?
定期テストの度にいつから始めたらいいかわからず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
一般的には、定期テストの試験範囲が発表される時期でもある2週間前からテスト対策を始める人が多い傾向にあります。
しかし、結論としては、しっかり成果を出したいのなら3週間前から始めるのがベストです。
この記事ではテスト対策を始める時期や、高得点を取るための具体的な勉強方法について詳しく解説していきます。すぐに実践できることばかりなので、是非参考にしてみてください。
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定期テストの対策を3週間前から始めるのがベストな理由
定期テストで高得点を狙うなら、3週間前からテスト対策を始めるのがおすすめです。
3週間前であれば、試験範囲全体を把握して、理解が不足している部分や苦手な科目を特定するために十分な時間を確保することができます。
- 1週間目 試験範囲を広く見渡し、基本的な内容の確認や簡単な問題を解くことで全体の理解度をチェック。どの部分に重点を置くべきかが明確になる。
- 2週間目 苦手な部分や難解な内容に集中して取り組む。この時期に集中して学習することで、理解が深まり、より複雑な問題にも対応できる力が身につく。また、時間に余裕があるため、繰り返し復習を行い、知識の定着を図ることができる。
- 3週間目 これまでの学習を総復習し、過去問や模擬テストを解くことで、実践的な力を養う。細かなミスや忘れがちなポイントを確認し、自信を持って本番に臨むための最終調整の期間にする。
さらに早い時期からテスト対策を始めることもできますが、テストまでの期間が長すぎて集中力が途切れやすくなりモチベーションの維持が難しくなることがあります。
効率的に勉強するには3週間前を目安にしましょう。
定期テスト対策をする前に準備すること
本格的に定期テストの対策を始める前にいくつか準備しておくべきことがあります。しっかり取り組んでおくことで、高い学習効果を期待できるでしょう。
具体的な準備は以下の3つです。
テスト対策のスタート前に確認しておくべきことを解説していきます。
試験範囲の確認
定期テストの対策を始める前に、まずテストの試験範囲の確認をしましょう。
試験範囲をしっかりと把握することで、何を重点的に勉強すべきかが明確になります。まずは学校から配布される試験範囲、ノート、教科書を参考に、範囲内の全ての内容をリストアップしてください。
目標点数を決める
続いて、今回のテストの目標点数を科目別に決めていきましょう。
それぞれで何点を目指すのかで勉強方法やかけるべき時間の比重が変わってきます。
例えば数学で90点以上を目標点とするのであれば、基本問題から応用問題まで試験範囲となっている単元の問題には一通り対応できる実力をつけなければなりません。
さらに上の100点を目指すのであればケアレスミスもなくさなければなりません。短時間でスラスラ問題に取り組めるように十分な演習量の確保が必須でしょう。
このように、高得点を目標とする教科は特に時間をかけて対策を取る必要が出てきます。
教科ごとに目標設定ができれば勉強する内容が明確になるので、テスト対策を効率的に進めることができるようになります。
学習計画を立てる
次に、自分の得意・不得意、各範囲の理解度に応じて、どの部分にどれだけの時間を割くか、学習計画を立てましょう。
これに基づいて、毎日どの教科をどのくらい勉強するかを具体的に決めたスケジュールを作成します。スケジュールは無理のない範囲で設定し、余裕を持たせることがポイントです。
この準備が整えば、効率的な学習がスタートでき、試験本番に向けてしっかりとした準備を進めることができるでしょう。
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定期テスト対策を継続して取り組むコツ
テスト対策に取り組む時に最も難しいのは継続して勉強することです。
良い成果を出すために3週間前からテスト対策をするのであれば、日々計画的に学習に取り組み続けなければなりません。
ここでは、定期テスト対策を継続して取り組み勉強のコツを4つご紹介します。
- 無理のない学習計画を立てる
- どの時間に何を勉強するか細かく決める
- 苦手科目から取り組む
- 毎日やることとやったことをチェック
それぞれの内容について詳しく解説していきますので、ぜひ取り入れてみてください。
無理のない学習計画を立てる
定期テスト対策を継続するには、無理のない学習計画を立てることが大切です。
テスト対策を始める初期は、最もやる気が高まっており、勉強の時間を詰め込みすぎるなど、ついつい無茶な計画を立てがちですが、続けやすさを重視したスケジュールを立てましょう。
例えば、平日の学校や食事などの生活に必要な時間以外をすべて勉強にあてようとすると以下のようになります。
6:30 起床
6:30~7:30 登校準備
7:30~8:00 勉強時間 30分
8:00 登校
16:00 下校
16:00~19:00 勉強時間 3時間
19:00 夕食・就寝準備
20:30~22:30 勉強時間 2時間
22:30 就寝
上記だと、5時間30分の勉強時間を確保できる計算になりますが、空き時間全てを勉強に詰め込むのは危険です。
モチベーションが上がらないことはもちろん、体調不良や気持ちの疲弊にも繋がりますので必ず息抜きできる自由時間を作ってください。
【朝30分、夜1時間30分、合計2時間】や【夕方1時間、夜2時間、合計3時間】という具合に、毎日確実に取り組めるような計画であれば、体と心に余裕をもって進めやすくなります。
前向きな気持ちでテスト対策を進めるためにも、無理のない学習計画を立てるようにしましょう。
どの時間に何を勉強するか細かく決める
どの時間に何を勉強するか決めることは、定期テスト対策を継続して取り組むための重要なコツの1つです。
具体的に何を、どの時間に行うかを細かく決めることで、無駄な時間を減らし、長く集中して勉強に取り組むことができます。
まず、1日のスケジュールを見直し、集中できる時間帯を見つけましょう。例えば、朝は記憶力が高まる時間帯なので暗記科目を、午後は理解力が必要な教科に取り組むなど、時間帯ごとの特性に合わせて勉強内容を割り当てると効果的です。
また、時間を区切って勉強と休憩を交互に取り入れることで、集中力を持続させることができます。さらに、目標を小さく設定し、達成感を積み重ねることでモチベーションが維持され、無理なくテスト対策を続けられます。このように細かい計画を立てることで、継続して勉強に取り組めるようになるでしょう。
苦手科目から取り組む
苦手科目や苦手単元から取り組むことは、定期テスト対策を継続するための効果的な方法です。
得意科目の方が解ける問題も多いので苦手科目はどうしても後回しにしがちですが、逆に最初に取り組むことで、早い段階で自信をつけられ、学習全体のモチベーションアップに繋がります。
苦手な分野は時間とエネルギーを多く必要とするため、最も集中力が高い時間帯に計画的に取り組むのが理想的でしょう。
さらに、苦手な科目を優先して進めることで、残りの得意科目に集中しやすくなり、テスト前の焦りも軽減できます。このように、苦手科目から取り組む計画を立てることで、定期テスト対策を着実に進めやすくなります。
毎日やること・やったことをチェック
テスト対策期間中は勉強の前後で学習計画通りに進められているかを確認しましょう。
まず、毎日の学習内容を具体的にリスト化し、何をどれだけやるべきか明確にすることで、計画的に学習を進めやすくなります。1日の終わりにそのリストを確認し、達成した項目にチェックを入れましょう。
そうすることで、自分の頑張りを実感できて達成感を得ることができます。この達成感がモチベーションを維持する大きな要因となり、次の日も意欲が沸いて継続して取り組めるようになります。
毎日進捗をチェックするので、計画が遅れた場合でもその日のうちに修正できますし、無理のないペースで勉強を続けることができます。毎日のチェックを習慣化することで、定期テスト対策を継続して進めることができるでしょう。
定期テストで高得点を取るための効率的な勉強方法
高得点を取るためには限られた時間の中で効率的に勉強する必要があります。
ここからは、誰でも取り組める効率的な勉強方法を3つご紹介します。
- 学校の授業内容をその日のうちに見直す
- 学校教科書・ワーク・小テストを徹底的に復習する
- わからない問題はどんどん飛ばす
それぞれの方法について詳しく解説していきます。
簡単に取り入れられる方法ばかりなので、ぜひ実践してみてください。
学校の授業内容をその日のうちに見直す
高得点を取るためには、学校の授業内容をその都度復習することが不可欠です。
授業で学んだ知識をすぐに復習することで、理解が浅かった部分や不明点にすぐ気づき、学習理解が深まり、記憶の定着が促進されます。
また、授業中にメモした重要なポイントや先生の補足説明も、記憶が鮮明なうちに見直すことで、より深く理解できるでしょう。
授業が終わったその日のうちに教科書やノートを見直して、重要なポイントや分からなかった箇所を確認してください。
学校の教科書・ワーク・小テストを徹底的に復習する
高得点を取るためには、学校の教科書やワーク、小テストを徹底的に復習することが重要です。
基本的に、定期テストは授業中に学んだところが出題されます。同じ問題や少し表現を変えただけの問題が出題されるのは珍しくありませんので、徹底的に繰り返し復習することで高得点が狙えます。
特に学校のワークや小テストは、テストで出題される傾向を把握するための有力なツールです。同じ問題を繰り返し解くことで、知識の定着が図れるだけでなく、出題パターンに慣れることができます。
なぜ間違えたのかを理解しておくで、同じミスを繰り返さないようになります。このように、教科書や小テストを徹底的に復習することで、試験本番で確実に得点できる実力が身につくでしょう。
わからない問題はどんどん飛ばす
テスト勉強では、わからない問題は悩みすぎずにどんどん飛ばしていきましょう。
分からない問題に長時間悩むと、他の問題に取り組む時間が減ってしまい勉強の効率が下がります。問題が解けなければ固執せず、すぐに飛ばして次に進みましょう。そうすることで、勉強のペースを保ちながら、限られた時間を有効に活用できます。
わからない問題は、全体を一通り進めた後にもう一度取り組むか、時間を決めて再チャレンジすると、意外と解けることもあります。
解くのに時間がかかりそうな問題が出たらマーカー等で印をつけて飛ばし、早いうちに学校や塾の先生に相談してクリアにしておきましょう。
勉強に集中できないときに気持ちを切り替える方法
テスト勉強は一日二日のような短い期間で終えられるものではありません。
とはいえ、長い期間になるのでなかなか気持ちが勉強に向かわずに、だらだらと過ごしてしまう日もあるでしょう。
最後に、集中力が保てないときに試してみてほしい、気持ちを切り替える方法について紹介します。
気が散るものを隠す
勉強に集中できる環境を整えるために、周りにある気が散るものは見えないように隠しておきましょう。
例えばスマホやゲーム、漫画など自分が好んで時間を費やしてしまうものは勉強の集中力を妨げてしまいます。いくらテスト勉強をしようという気持ちがあっても、興味のあるものが目に飛び込んできたら「ちょっとだけ休憩しようかな」と誘惑に負けて手を伸ばしがちです。
限られた休憩時間にリフレッシュとして好きなことをするのは問題ありませんが、メリハリをつけて楽しむのが大切です。勉強すると決めた時間は集中力を高めるためにも、気が散りそうなものはしまっておきましょう。
とりあえず机に向かう
どんなにやる気が出ないときでも、まずは机に向かってみましょう。気持ちが勉強に向かわないときでも、取り組んでいる内に徐々に身が入ってくるということはよくあります。
単語を10回だけ書いてみる、問題を3問だけ解いてみる、など「これだけやってみる」という小さな目標を立てて取り組んでみてください。
この時、すぐに達成できそうな低いハードルを設けるのがポイントで、特に自分が得意な科目や自信のある科目を選ぶと良いでしょう。
勉強の環境を変える
勉強の環境を変えれば気持ちも切り替わりやすくなります。
同じ場所で長時間勉強していると、集中力が途切れやすくなることがあります。そのような場合、思い切って環境を変えることでリフレッシュして勉強に取り組めます。
周りの人も勉強している環境であれば、自然とやる気が出てくることもありますので、カフェや図書館などに場所を移して勉強するのもおすすめです。塾に通っている方であれば自習室も積極的に活用しましょう。
もし、周りの音が苦手であれば、部屋のレイアウトや照明を変えてみてください。気持ちが切り替わって集中力が戻ることがあります。部屋の香りを変えてみるのも効果的です。
集中力を高めるために、環境を柔軟に変えることを心がけましょう。
【各校にて無料体験実施中】
新学期入会生募集!
まとめ
定期テストで高得点を取るためには、計画的かつ効率的な勉強が重要です。テストの3週間前から対策を始めることで、試験範囲全体をしっかりと把握して、苦手分野にも時間をかけることができるでしょう。
また、学校の授業内容をその日のうちに復習し、教科書やワーク、小テストを徹底的に復習することがおすすめの勉強法です。
本記事で紹介した勉強を継続して取りくむコツや、気持ちを切り替える方法を参考にしながら定期テストで高得点を狙ってください。