「勉強するのは夜ではなく朝の方が良い」と聞いたことはありませんか?
どの時間帯に勉強するかは人によって様々ですが、夜に勉強する癖がついていたり、テスト前に徹夜で勉強するお子さんもいます。「夜更かしして勉強するのは効率が悪いって本当なの?」、「夜と朝の勉強では何が異なるの?」と疑問に思うこともあるでしょう。
中学生は部活や習い事などで何かと忙しいので、勉強を夜に回してしまいがち。しかし、夜更かしして勉強することにはたくさんのデメリットがあります。
この記事では、夜更かしの勉強で発生するデメリットと、朝に勉強するメリットについて解説しています。ぜひ最後までご覧ください。
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夜更かしして勉強する4つのデメリット
夜更かしの勉強には以下のデメリットがあります。
・体調を崩す危険性が高くなる
・覚えた内容が定着しづらい
・翌日の活動に響く
・勉強の妨げになる誘惑が多い
このように夜更かしの勉強はデメリットが多くておすすめできません。もう少し詳しく、一つひとつのデメリットを解説しておきます。
体調を崩す危険性が高くなる
普段は朝起きて夜寝る生活を送っているのに、テスト前などに夜更かしするといった生活は体調不良につながります。
人間の体は睡眠習慣に影響を受けるので、できるだけ毎日同じ時間に寝て起きるのが健康に良いと言われています。夜更かしして勉強することで体調を崩してしまっては意味がないので、普段と同じリズムで無理のない範囲で勉強することを心がけましょう。
覚えた内容が定着しづらい
夜遅くに勉強すると記憶が定着しづらいので、時間をかけたわりに内容を覚えていないことが多くなりがちです。
人間の脳は睡眠中に整理されるようになっていて、勉強したことの30%程度は記憶として定着します。勉強と睡眠を繰り返すことで、少しずつ知識が定着するのが人間の脳の仕組みなのです。
しかし、睡眠時間が減ると、定着する記憶の量も減ります。「せっかく遅くまで勉強したのにあまり覚えていない」という場合は睡眠不足が原因なので注意が必要です。
翌日の活動に響く
夜更かしすると翌日が大変です。夜に無理をしたので、日中は眠くて集中力がなくなりパフォーマンスが低下します。
寝不足の日が休日の場合はまだ良いですが、学校がある場合は学業に支障をきたします。授業に身が入らず眠くなって学んだことが頭に入りません。勉強が遅れてしまうと本末転倒なので、夜の睡眠時間を削って勉強することは控えましょう。
勉強の妨げになる誘惑が多い
夜は誘惑が多い時間帯です。友人からの連絡やSNSでスマホをいじったり、テレビ番組が気になると集中できなくて勉強がはかどりません。
夜更かしすると、1日の疲れから思考力が弱まっている状態になってしまうため、誘惑にも負けやすくなります。夜更かしと勉強は相性が悪いと言えるので、早く寝て朝に勉強した方が良いでしょう。
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夜更かしをやめて朝に勉強する3つのメリット
朝に勉強すると以下のメリットがあります。
・試験本番に体調を合わせられる
・1日の勉強計画を立てられる
・朝は邪魔が入りづらいから集中できる
試験本番に体調を合わせられる
勉強した成果を発揮する学校の試験や入試は基本的に日中に行われます。朝に勉強することで、万全な体調で試験に挑めるのが朝に勉強する大きなメリットです。
そのうえ、朝に勉強した内容はその日の記憶に残りやすいので、試験当日の朝に得た新しい知識をそのまま本番で活かせます。試験や入試のために勉強している場合は特に朝に勉強するメリットが多いのでお勧めです。
1日の勉強計画を立てられる
朝は1日のスタートなので勉強計画を立てやすいです。その日の予定を前もって決めておくことで、効率的な勉強ができます。たとえば、朝の30分は英語を勉強して、学校が終わってから数学を勉強するなど計画を立てることで無駄が発生しません。
勉強は効率的にすることが大切なので、だらだらと遅い時間まで勉強するよりも、はるかにメリットがあります。
朝は邪魔が入りづらいから集中できる
朝は日常の活動が始まる時間帯なので静かで和やかです。外から聞こえる音も少ないので集中できます。
また、朝はテレビやSNSも比較的落ち着いているので誘惑されることもありません。目の前にある勉強にのみ意識を向けられるので効率的に勉強できます。
このように朝に勉強するメリットは多く、夜更かしして勉強する場合と比べると勉強の効率がまったく異なることがわかるでしょう。
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夜更かしする癖を治して朝型になる方法
夜更かしの勉強に慣れている場合は、以下の改善策を試すことで癖を治すことができます。
・日中に体を動かしておく
・寝るための習慣を作る
・就寝の1~2時間前に適温のお湯に浸かる
・寝る前のスマホの使用を控える
では夜更かしの癖を治して朝型になる4つの方法を解説していきます。
日中に体を動かしておく
夜寝るためには体を動かして疲れた状態にしておくのがおすすめです。夜になって眠くなると勉強どころではなくなるでしょう。
夜早く寝る習慣ができた後に、朝に勉強する癖をつければ朝型の生活に変えられます。
寝るための習慣をつくる
早く寝るためにはルーティンをつくるのもおすすめです。たとえば、夜10時に本を読んでストレッチをして、11時には就寝する、という流れをつくると眠りにつきやすくなります。
毎日継続することで、脳が「これをしたら寝る」と記憶してくれるので、1か月くらい続けられれば夜型から朝型の生活に切り替えられるでしょう。
就寝の1~2時間前に適温のお湯に浸かる
夜更かしに慣れてしまってなかなか眠れないときは、就寝の1~2時間前に38~40℃程度のお湯に浸かると、副交感神経が優位にはたらいて寝つきが良くなります。
副交感神経が高まると体が休むモードに入るので、ぐっすり眠りたいときにおすすめです。
ちなみにお湯の温度が42℃を超えると交感神経が優位になります。交感神経が高まると体が覚醒した状態になって、逆に寝つきが悪くなるので気を付けましょう。
寝る前のスマホの使用を控える
夜更かしを克服するときの最大の敵がスマホです。
スマホからはブルーライトが放出されていて、画面を長時間見ていると脳を覚醒させてしまいます。それが睡眠不足につながります。
寝る直前までずっとスマホを見る子供が増えていますが、スマホを夜遅くまで眺めているだけで夜更かしの原因になってしまうので、就寝したい時間の2時間前にはスマホやパソコンを使用するのは控えましょう。
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まとめ
夜更かしして勉強するデメリットや朝に勉強するメリットを紹介してきました。
お子さんがもし夜更かしして勉強している夜型であれば、この機会に朝型にチェンジすることをすすめてみましょう。
夜遅くまで頑張ったところで、知識は定着しづらく、いくら勉強しても無駄になることがあります。そのうえ、翌日の活動にも悪い影響を及ぼしてしまいます。
一方、朝に勉強するのは集中しやすく効率も良く、試験当日も頭がフル回転する状態で本番に挑めるメリットがあります。高校入試を控える受験生には特に効果的です。
また、朝に勉強することは翌日の活動に影響を及ぼさないメリットもあります。規則正しい生活を送ることで学業に支障をきたすこともなくなるでしょう。
いきなり夜型から朝型に変えるのは難しいですが、まずは1週間継続することを目標にして始めてみてください。