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大阪府公立高校入試「C問題」とは?傾向と勉強方法を解説

大阪府公立高校入試「C問題」とは?傾向と勉強方法を解説

大阪府の公立高校入試でよく耳にする「C問題」。「どれくらい難しいの?」「学校の勉強だけで対応できるの?」と、不安に感じている受験生や保護者の方も多いのではないでしょうか。

C問題とは、大阪府公立高校入試において最も難易度が高く、主に上位校で採用されている学力検査問題です。

基礎学力に加えて、読解力・思考力・記述力を総合的に問われるため、早めの対策が合否を左右します。

本記事では、

  • 大阪府公立高校入試における仕組み
  • C問題を採用している高校
  • 教科別(国語・数学・英語)の傾向と勉強方法

をわかりやすく解説します。



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大阪府公立高校入試 一般選抜入試について

大阪府公立高校の一般選抜入試は、毎年3月初旬に行われます。

合否は、以下の総合点によって判断されます。

  • 学力検査・・・国語・数学・英語・社会・理科
  • 選抜資料・・・自己申告書、調査書(内申点)

それぞれ順番に見ていきましょう。

学力検査について

一般選抜の学力検査は、国語・数学・英語・社会・理科の5教科です。

国語・数学・英語の学力検査問題は、難易度別にA・B・Cに分かれています

A…基礎的問題
B…標準的問題
C…発展的問題


A・B・Cの3種類から、各高校が問題を選択する仕組みです。

理科と社会は共通の問題になっています。

選抜資料について

一般選抜の選抜資料は、アドミッションポリシー(求める生徒像)に基づいて受験者が自ら記述する自己申告書と、学校側から提出される調査書(内申点)の2つがあります。

大阪府公立高校入試では、学力検査とこれらの選抜資料の比重は基本的には同点になるため疎かにはできません。

1つずつ紹介します。

1. 自己申告書

府の教育委員会が提示する以下のテーマで、A4用紙1枚に記入します。

『中学校などの生活(あるいはこれまでの人生)でどんな経験をし、学びましたか。高等学校でどのように生かしたいと思いますか。』

一般選抜では、学力検査・内申書の点数だけではなく、この自己申告書に書かれていることを資料として、アドミッションポリシーに基づく選抜を行っています。

そのため、志望校の求める生徒像を確認し、自分のこれまでの経験が志望校の求める生徒像にどう繋がっていくかを考えておく必要があります。

2. 調査書

調査書には、中学1年生から3年生までの内申点が記されます。これは学校側が作成するものです。

内申点は、1・2年生は9教科の5段階評価の合計を2倍した90点満点です。3年生は9教科の5段階評価の合計を6倍した270点満点となります。

合計は、学力検査と同様の450点満点となりますから、中学1年生のうちから学校の成績についても疎かにすることのないようにしましょう。

3. 総合点の算出の仕方

学力検査・調査書内の内申点は共に450点ですが、各校がその比重を選択しています。

各高校は、学力検査と調査書の比重をⅠ型7:3、Ⅱ型6:4、Ⅲ型5:5などの5パターンから選ぶことができます。

たとえば、C問題を選択している北野高校や天王寺高校では、令和4年度に学力検査と調査書の比重を「7:3」としているため、学力検査の満点が630点、調査書の満点が270点となります。

当日の学力テストの点数に重きをおいている高校だということが分かります。

それぞれの高校のアドミッションポリシーや総合点の比重については、大阪府教育委員会のHPに掲載されていますので、チェックしてみてください。

<令和8年度>大阪府公立高等学校等アドミッションポリシー(求める生徒像)並びに学力検査問題の種類並びに学力検査の成績及び調査書の評定にかける倍率のタイプ【課程等別、学科別】

解答時間・配点

学力検査の解答時間や配点は、以下の通りです。

教科問題時間配点
国語各校選択A・B・C50分90点
数学各校選択A・B     50分90点
C60分
英語各校選択A・B55分(筆記40分 リスニング15分)90点
C55分(筆記30分 リスニング25分)
社会共通40分90点
理科共通40分90点

C問題は数学がA・B問題と比べて10分長く、英語は筆記が30分、リスニングが25分となっています。

どの教科も配点が90点満点ですが、英語のリスニング問題の配点は、A・B問題は約20%、C問題においては約33%です。

大阪府公立高校入試「C問題」とは?

ここまで、大阪府の公立高校入試について紹介しました。それでは、ここからはC問題について見ていきましょう。

  • C問題を1つでも選択している高校
  • C問題の合格者平均点

の順番に紹介します。

C問題を選択している高校

2026年度にC問題を1つでも選択している高校を紹介します。

志望校にC問題を選択している教科がないか確認しておきましょう。

高校名 学科名 国語 数学 英語
清水谷 普通科   C B B
夕陽丘 普通科   C B B
池田 普通科   C C C
春日丘 普通科   C C C
三島 普通科   C C B
寝屋川 普通科   C C B
八尾 普通科   C C C
富田林 普通科   C C C
泉陽 普通科   C C C
和泉 普通科 国際文化科 C C C
佐野 普通科 国際文化科 C B B
普通科 (単位制) C C C
住吉 総合科学科 国際文化科 C B C
千里 総合科学科 国際文化科 C C C
北野 文理学科   C C C
大手前 文理学科   C C C
高津 文理学科   C C C
天王寺 文理学科   C C C
豊中 文理学科   C C C
茨木 文理学科   C C C
四條畷 文理学科   C C C
生野 文理学科   C C C
三国丘 文理学科   C C C
岸和田 文理学科   C C C
桜和 教育文理学科   C B B
今宮 総合学科   C B B

26校すべての高校が、国語でC問題を選択しています。

府内の上位校を目指す場合には、国語のC問題は必須といえるでしょう。

C問題の合格者平均点

令和7年に実施された一般選抜における学力検査の合格者平均点が、大阪府教育センターより発表されています。

C問題の教科別合格者平均点は以下の通りでした。

  • 国語C:67.6点
  • 数学C:45.4点
  • 英語C:65.7点

C問題は前述のように上位校で選択されていることが多いですが、上位校でも6割程度の獲得点だということが分かります。

さらに、偏差値70以上の最上位校である北野高校や天王寺高校を含んでの平均点ですから、非常に難易度が高いことが明らかですね。

詳しくは、大阪府教育センターのホームページをチェックしてみてください。

https://www.osaka-c.ed.jp/category/forteacher/investigate/publication/r07/R7_gakuryoku_jittai_tyousa.pdf


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大阪府公立高校入試「C問題」の傾向と勉強方法

志望校のC問題を選択している教科や合格者平均点が分かったところで、C問題の傾向や勉強方法について考えましょう。

C問題は公立中学校の授業だけでは、万全の対策をすることが難しいといわれています。傾向をしっかりと掴んだ上で、勉強することが大事になるでしょう。

C問題『国語』『数学』『英語』の傾向と勉強方法を紹介します。

C問題『国語』の傾向と勉強方法

C問題を1つでも選択している26校全ての高校が、国語のC問題を選択しています。

上位校の合格を目指すには、絶対必要な国語から見ていきましょう。

C問題『国語』の傾向

国語は、大問5問で構成されています。

説明文、古文どちらにおいても問題文が長く、中学生が普段出会うことのない難解な語句が多く使われている傾向です。

問われた内容について文章中から読み取り、『75字以上96字以内』のように決められた文字数内で記述する問題は、例年得点率が低い傾向です。

最後の作文の問題は、資料に書かれていることを読み取り、資料から分かることをふまえて自分の考えを書く問題です。

作文の文字数は300字と長めで、日頃から書き慣れていないと大きく時間を要する可能性があります。

C問題『国語』の勉強方法

勉強法については、説明文、古文、作文の3つのパートに分けて解説します。

説明文

問題文のなかで出てきた分からない語句を調べるのも大切ですが、その語句の前後の文章から語句の意味を予測して、読み進めていくことも意識してください。

推測して問題を解き、答え合わせをするときにその語句の意味を調べて頭に入れていくと良いでしょう。

説明文のなかに繰り返されている語句や題名に出てくる語句は重要です。記述問題は、絶対と言ってよいほど出てきますので、重要語句を見つけて書きぬく練習もしておくと良いでしょう。

古文

日頃から、教科書の問題を中心に様々な和歌に触れて、見慣れておくようにしましょう。

説明文同様に、和歌の語句の全ての意味が分からなくても、その前後の文脈をみて大体の意味を予測できるようにしておくのが理想です。

そのためには、過去問を中心に日頃からたくさんの問題を解いておくことが大切になります。

作文

原稿用紙に300文字程度の文字量を書くために、日頃から作文を書くことに慣れておくことが必要です。

  • 自分は〇〇だと思う (自分の考え)
  • なぜそう思うのか  (根拠)
  • だから、自分は〇〇だと思う (自分の考え・結論)

上記のように間に根拠をはさんで、自分の考えを伝える方法だと書きやすいでしょう。

また、練習で書き上げた作文を、学校や塾の先生に添削してもらうと、言葉の使い方などの間違いがわかるのでおすすめです。

C問題『数学』の傾向と勉強方法

次に数学の傾向と勉強方法について見ていきましょう。

C問題『数学』の傾向

数学は大問1「小問題の集合」、大問2「平面図形」、大問3「空間図形」の3つで構成される傾向があります。

特に大問1の小問題の集合は、小問題とはいえ例年配点は高いので、絶対にはずせません。

しかし、中学校で使用されている問題集レベルでは、対策するのが難しい可能性があります。

証明問題や記述の問題は、解き方が分からなければ記述をすることができないでしょう。

C問題『数学』の勉強方法

C問題の過去問を解くことはもちろんですが、練習ではB問題も解くようにして、傾向に慣れておくことが大切です。

どのような問題が出ても必要な公式が浮かぶように、何度も繰り返し解くことで力が付いてきます。

証明問題や記述の問題は、全てをもれなく解こうとしても時間が足りなくなる可能性が高いです。日頃から分かるところまでは解く・書くという習慣をつけていきましょう。

全国的に見てもハイレベルな問題が多いため、学校の教材ではカバーしきれないことも。

難題が載っている数学問題集や塾の対策問題を解くなど、しっかりと準備しておく必要があるでしょう。

C問題『英語』の傾向と勉強方法

最後に英語の傾向と勉強方法について解説します。

膨大な量の問題文に圧倒されることのないように傾向を掴んで勉強していきましょう。

C問題『英語』の傾向

英語のC問題は、文法問題や長文問題の他にも、英作の問題も存在します。

問題の難易度が高いことはもちろんのこと、一番の課題は『時間』です。

問題の量の多さに比べて、時間は30分とかなり短く、手を止めて考える時間はほとんどないと言えるでしょう。英語長文の速読・読解が必要となります。

とにかく長い問題文で設問文も英語、さらに最後には自分の意見を英作文で記す問題など、日頃から英語を読むことに慣れていないと太刀打ちできません。

リスニングも設問が英語で放送されます。配点は、全体の3分の1を占めるため絶対にはずせません。

C問題『英語』の勉強方法

とにかく過去問を繰り返し解いて、時間と問題の量に慣れましょう。

設問文が理解できないと解答に進めないので、基本的な単語と英文法については早めに覚えきっておくことが大事です。

リスニング対策としては、何度もリスニング問題を聞いて、そのスピードに慣れておきましょう。

過去問のリスニング問題を毎日繰り返し聞くことで、耳を慣らしておくと効果的です。

C問題『英語』の得点を確実にとるには?

大阪府公立入試の英語では、英検2級を取得している場合、申請より英語の学力検査において「満点の80%(72点)」を保証してもらえる制度があります。

英語のC問題は、平均50~60点台の点数のため、英検2級を取得して80%保証されている方が精神的にも安心でしょう。

実際に、最上位校では受験生の8割以上が英検2級を取得した上で、高校入試に臨んでいます。

英検2級は、高校2・3年生レベルと言われていますが、大阪府公立高校入試のC問題の対策よりもはるかに傾向が掴みやすくなります。対策用テキストもたくさん発売されています。

早めに英検2級を取得しておいて、勉強する時間を他の科目に充てると良いでしょう。

高校入試対策のポイント

高校入試に向けての勉強は、日頃の授業の予習・復習や定期テスト対策とは異なります。

C問題のような発展的で難しい問題を突破して志望校合格を得るためには、しっかりと準備して対策を練る必要があるでしょう。

基礎固めを怠らない

C問題にはハイレベルな難問だけではなく、中学校3年間の学習を網羅した問題も出題されています。

どのような問題においても、基礎的な問題の上に成り立つので基礎学力がなければ解くことができません

どの教科においても、まずは教科書の例題レベルの問題は確実に解けるようにしておきましょう。

自分の苦手分野を知る

先ほども述べたように、公立高校入試の学力検査は、中学校3年間の学習を網羅していないと解くことができません。

「苦手だから解けない!」という教科や単元があれば、大きく点数を失ってしまう可能性があります。
各教科において得意な分野はなにか、苦手な分野はなにかを把握しておく必要があります。

得意分野・苦手分野を知るためには、模試を受験することをおすすめします。現時点での自分の実力や同じ高校を目指す人たちのなかでの自分の立ち位置も分かります。

模試の解答結果を基に、自分の苦手分野を教科ごとに洗い出し、徹底的に復習しておきましょう。

集中して勉強できる環境をつくる

人それぞれに、集中して勉強できる環境があります。

  • 自宅の整理整頓した部屋
  • 学校や塾の自習室
  • 図書館など、周りに知らない人がいるところ

自分が集中して勉強できる環境はどんなところでしょうか。

「ここで勉強すると他のことが一切気にならない」など、受験勉強に身が入る場所を見つけておくことで、同じ勉強量でもパフォーマンスが向上するでしょう。

勉強する時間を決める

環境とともに大切なのは、勉強する時間です。

受験期でない場合も以下のように習慣化しておくと効果的です。

  • 登校前の1時間でリスニング問題を解く。
  • 帰宅後の30分で学校の課題を済ませる。
  • 塾の授業後、30分自習室で復習をする。

勉強する時間を決めて、早いうちに勉強習慣を作っていきましょう。



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大阪の高校入試「C問題」に関するよくあるQ&A

最後に、大阪の高校入試「C問題」に関するよくある質問をご紹介します。

大阪の高校入試でC問題とは何ですか?

「C問題」とは、大阪府の公立高校で行われる一般選抜の学力検査問題のなかで、もっとも難しいとされている問題のことです。

なお、A問題は基礎的問題、B問題は標準的問題、C問題は発展的問題となっています。

大阪の高校入試「C問題」の平均点は何点ですか?

令和7年度大阪府公立高等学校入学者選抜学力検査(一般入学者選抜全日制の課程)における府立高等学校合格者の学力実態調査」によると、合格者の平均点は、以下の通りです。

  • 国語C:67.6点
  • 数学C:45.4点
  • 英語C:65.7点

全体の平均点に関する詳細な公表データはありませんでしたが、年によって変動し、40~60点台となります。

なお、令和6年度の同データによると、合格者の平均点は、以下となっています。

  • 国語C:58.2点
  • 数学C:56.4点
  • 英語C:57.0点

このように、年によって難易度も異なるため、合格の可能性を高めるためには、60~70点以上を安定して得点できるように準備しておきましょう。

まとめ

本記事では大阪府公立高校のC問題について解説しました。

全国の公立入試のなかでも最難関といわれているC問題ですが、過去問を解き問題の傾向や時間の使い方に慣れておくことで、合格点に達することはできます。

特に英語に関しては、中学1~2年生の早い段階で英検2級を取得して受験に備えておくと安心でしょう。

受験期に備えて早めに行動して、志望校合格を勝ち取ってください。

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